関東大学リーグ戦が9月13日に開幕する。王者・東海大学の連覇か、東洋大学の初優勝か。8校の現在地と見どころを整理した。
昨年、東海大学が最多となる14度目の優勝を遂げた関東大学リーグ戦を見ていきたい。
2部2位の専修大学が、2024年の優勝校である大東文化大学を下した。その結果、2021年以来となる1部復帰を果たした。しかし、それ以外の7チームの顔ぶれは昨年と同じとなった。トークセッションでは全員に「今年のチームを一言で表すと?」という質問がされた。

リーグ戦の監督とキャプテン‐斉藤健仁撮影
関東大学リーグ戦の優勝候補、東海大学と東洋大学
王者・東海大学、「日々成長」でリーグ戦連覇へ
まずは、セットプレー、接点で強みを見せる連覇を狙う東海大学。高い水準と一貫性を持って常に上を目指し続けるという意味の『Excellence』のスローガンを掲げる。
その東海大学からは、木村季由監督が登壇。そして春シーズン後にキャプテンに就いたLO(ロック)/FL(フランカー)中村太志朗(4年)も加わった。
中村主将は「一文字で表すと『成長』という言葉にした。今年は個人の成長に重きを置いている。ウェイトトレーニングの数値、ラグビーのスキルなど、ここにきてすごく成長を感じている。リーグ戦でより成長したい。」と言葉に力を込めた。
主将の『成長』という言葉に『日々』を重ねた木村監督。
「本当に1日1日を大切にしている。今年、経験値はまだまだ高くないので、1日1日しっかり成長していくチームを表現した。」と話した。活躍が期待される選手として、NO8(ナンバーエイト)ウェスリー・トンガ(4年)の名前を挙げた。

王者・東海大学は中村主将の「成長」に、木村監督が「日々」を加えた‐斉藤健仁撮影
東洋大学、「Happy New Year」を掲げて初優勝と大学選手権ベスト4へ
続いて昨年は惜しくも2位だった東洋大学だ。NO8ロケティ・ブルースネオル(目黒学院)、SO(スタンドオフ)永吉天馬(クライストチャーチボーイズ/ニュージーランド)。他にも、有望な1年生が多く入部した東洋大学。選手層が厚くなっており、初優勝をうかがっている。スローガンに掲げたのは『Happy New Year』。そして、大学選手権で正月越え(ベスト4以上)を目指している。
福永昇三監督、CTB(センター)浅尾至音キャプテン(4年)が参加。福永監督、浅尾主将ともに『仁』の文字をボードに記した。
浅尾主将は「仁という文字には、人を思いやるという意味がある。自分たちは仲間のため、応援してくださっている方々のためにラグビーをしていこう。そうしたチーム方針でやっているので『仁』にした。」と説明した。
福永監督は「浅尾キャプテン中心に『仁』という一文字を表すようなチームになってきていると思う。また、仁者になろう、格好いい漢になろう、というチームのミッションみたいなのもある。」と説明した。活躍が期待される選手として、U23日本代表も経験したSH(スクラムハーフ)生田旭(3年)を挙げた。

初優勝を目指す東洋大学のCTB浅尾主将‐斉藤健仁撮影
大学選手権出場を狙う関東学院大学と流通経済大学
関東学院大学、「越」を掲げて2年連続の大学選手権へ
昨年は3位となり、14大会ぶりに大学選手権に出場したのが関東学院大学だ。もちろん、2年連続となる大学選手権出場を目指している関東学院大学。『越(こえる)』をスローガンに掲げている。榎本淳平監督と、キャプテンのHO(フッカー)丸尾瞬(4年)が登壇した。
丸尾主将はスローガン同様に『越』の文字を書いた。
「昨年、14年ぶりに大学選手権出場したという記録を越える。加えて、個人として選手としても1人ひとりが前の年より越える。それらを意識しているので、スローガンと同じにした。」と前を向いた。
榎本監督は、かわいいお化けのイラストを描いて、『化』という字を記した。
「まだチームは成長の途中。リーグ戦の中で変わっていく、変化をしていくだろうと思ってこの字にした。」と説明した。注目選手には昨年から10番でプレーしているSO/FB(フルバック)星遥大(3年)の名前を挙げた。

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- 取材・文:
- 斉藤 健仁( 日本 )












