GWどこ行く?2026年は伊勢日帰り旅!

GWどこ行く?2026年は伊勢日帰り旅!

宮崎朗理事長と竹内海人学生本部委員長
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彼らは、1部から3部までの試合運営をはじめ、試合中の写真撮影、SNSやホームページを通じた情報発信、さらにはスポーツナビへ提供するライブ中継の制作まで担っている。

グラウンドの内外で、学生たちが自らの手でリーグを動かしている。単に“学生主体”を掲げるだけではなく、実際の運営の細部にまで学生の力が行き届いている点こそ、近畿学生野球連盟の真骨頂だ。

「学生が主役のリーグ」という言葉は、この場所では理念ではなく現実である。

彼らが動くことでリーグが回り、彼らが発信することでリーグが広がり、彼らが支えることでリーグが未来へと続いていく。そんな循環が、静かだが確かな熱を帯びて息づいている。

学生本部委員長・竹内海人さんの物語

その学生委員の中心に立つのが、神戸医療未来大学3年生の竹内海人さんだ。 通常、委員長は最上級生が務めることが多い。しかし竹内さんは、3年生にしてその大役を任された。

「通例では最上級生が担う役割を与えていただき、日々勉強になります。」と語る竹内さん。その表情は、責任感と誇りに満ちていた。将来の夢を尋ねると、迷いのない声が返ってきた。

「卒業後は体育教師になって、後進の指導にあたりたいです。まずはJICAの海外青年協力隊に応募して、海外で子どもたちに野球を教えたい。その後は母校の岡山東商に戻って、後輩たちと一緒に甲子園を目指したいです。」

真っ直ぐな目で語るその姿は、大学野球の未来そのものだった。

竹内さんが学ぶ神戸医療未来大学も強豪だ

竹内さんが学ぶ神戸医療未来大学も強豪だ‐近畿学生野球連盟提供

宮崎朗理事長が語る「連盟運営」の哲学

学生主体の運営を支えるのが、近畿学生野球連盟の理事長・宮崎朗さんだ。

「学生主体の運営を目指して、色々と工夫を重ねています。お金のない連盟なので大きなことはできませんが(笑)」と、冗談めかして語る宮崎さん。しかし、その言葉の奥には確かな信念がある。

SNSや動画配信といった現代のスポーツイベントに欠かせない領域を学生に任せ、在校生・OB・大学野球ファンのニーズに応える。学生の自主性を尊重し、彼らが活躍できる場をつくる。その姿勢が、リーグ全体の活気につながっている。

宮崎朗理事長と竹内海人学生本部委員長

宮崎朗理事長と竹内海人学生本部委員長-Journal-ONE撮影

連盟は選手のために、選手は連盟のために

宮崎さんは、選手たちが公正な環境で戦えるよう、細かな改革も進めている。それは、「今シーズンから、節ごとの同一カードの試合開始時間を統一したのです。」とのこと。

近畿学生野球連盟には、奈良県、和歌山県、兵庫県など、遠方から試合に臨む大学も多い。移動バスや寮を持たない大学が多い中で、選手の疲労を軽減し、パフォーマンスを最大限に発揮できるようにするための配慮だ。

加えて、取材中にひときわ目を引いたのが、選手たちの機敏な攻守交代だ。

Journal-ONEが取材したのは、開幕節の2日目。大阪工業大学×神戸医療福祉大学、阪南大学×和歌山大学の2試合だった。

「近畿学生野球連盟では、1日で3試合を消化します。そのため、スピーディーな攻守交代をしなければ運営自体に支障が出るのです。」と、宮崎さんが選手たちも出来る限りの協力をしていることを教えてくれた。

試合間のグラウンド整備も、どの大学も驚くほど素早い。高校野球と大学野球は同じ学生野球だから機敏に動いて当たり前。——その精神が、グラウンドの隅々にまで宿っている。

俊敏な選手の動きが目を引く阪南大学

俊敏な選手の動きが目を引く阪南大学-近畿学生野球連盟提供

少子化時代の大学スポーツと、グラウンド確保の苦悩

大学スポーツを取り巻く環境は、年々厳しさを増している。女子大の共学化、国公立大学の合併など、大学そのものが変化を求められている。

「女子大はそもそも硬式野球ができるグラウンドを持ち合わせていません。広さ自体もそこまで大きいキャンパスでない場合もあります。」と、宮崎さんは運営の苦労を率直に語る。

1部リーグは、他のリーグと同様に何とか球場を確保している。近畿学生野球連盟のホームは、大阪シティ信用金庫スタジアムとGOSANDO南港野球場だ。

一方、どのリーグも下部リーグは各校のグラウンドを使うケースが多い。しかし、前述のような大学が多いと、外にグラウンドを多く求める必要があると言うのだ。

それでも連盟は、この秋から通信制の星槎大学を受け入れるなど、多様化する大学の現状に柔軟に対応。こういった一つひとつの変化に目を配る。

■記者プロフィール
編集部-矢澤
1995年早大卒、JR東海で国内外からの観光誘客に関する企画・宣伝を主に、百貨店、レンタカー、旅行代理店、広告代理店でも働く。趣味はスポーツ観戦と旅行。メジャーリーグ(MLB)は28球団のBall Parkで観戦済み(全30球団)。
アクセス

大阪シティ信用金庫スタジアム(舞洲ベースボールスタジアム/信金スタジアム)

  • 住所
    〒554-0042 大阪府大阪市此花区北港緑地2丁目3番142号
  • TEL
    06-6460-1011(代表)受付時間:10:00〜17:00(年末年始休暇を除く)
  • アクセス

    ① 東京駅 - 新幹線 約2時間30分(東海道新幹線「のぞみ」)- 新大阪駅 - JR大阪環状線 約10分 - 西九条駅 - 大阪シティバス81系統(舞洲スポーツアイランド行き)約35分 - 「舞洲中央」バス停下車 - 徒歩約3分

    ② 名古屋駅 - 新幹線 約50分(東海道新幹線「のぞみ」)- 新大阪駅 - JR大阪環状線 約10分 - 西九条駅 - 大阪シティバス81系統(舞洲スポーツアイランド行き)約35分 - 「舞洲中央」バス停下車 - 徒歩約3分

    ③ 博多駅 - 新幹線 約2時間20分(山陽新幹線「のぞみ」)- 新大阪駅 - JR大阪環状線 約10分 - 西九条駅 - 大阪シティバス81系統(舞洲スポーツアイランド行き)約35分 - 「舞洲中央」バス停下車 - 徒歩約3分

    ④ 広島駅 - 新幹線 約1時間20分(山陽新幹線「のぞみ」)- 新大阪駅 - JR大阪環状線 約10分 - 西九条駅 - 大阪シティバス81系統(舞洲スポーツアイランド行き)約35分 - 「舞洲中央」バス停下車 - 徒歩約3分

    ⑤ 札幌駅 - 飛行機 約2時間(新千歳空港から関西国際空港)- 関西国際空港 - JR関空特急「はるか」または南海ラピート 約50分 - 新今宮駅または難波駅 - JR大阪環状線または地下鉄経由 約15分 - 西九条駅 - 大阪シティバス81系統(舞洲スポーツアイランド行き)約35分 - 「舞洲中央」バス停下車 - 徒歩約3分

  • その他
    【営業時間】9:00〜21:00(基本) 施設管理事務所受付:10:00〜17:00  【休館日】毎週火曜日、年末年始(12月28日〜1月4日)※施設点検等による臨時休場あり  【その他】駐車場あり(269台/普通車・大型バス対応、車高制限3.7m以下)/駐車料金:30分まで無料、以降有料
取材・文:
編集部-矢澤( 日本 )
この記事に関連する人物
大原 弘(和歌山大学硬式野球部 監督)

和歌山県和歌山市出身/1965年生まれ。本職は学習塾「GES」を運営する株式会社エスビジョングループ 提携事業本部長。

京都産業大学を卒業後、学習塾業界で30年以上にわたり小中高生の教育に携わる。並行して、母校・和歌山県立桐蔭高校野球部のコーチを務め、2008年、低迷していた和歌山大学硬式野球部の監督に就任。

就任当初、チームは近畿学生野球連盟3部に所属していたが、独自の指導哲学と組織づくりによりチーム力を急速に引き上げ、1部昇格。2017年春に初のリーグ優勝、同年の全日本大学野球選手権でベスト8進出という快挙を達成した。

指導理念は、「勝つことより、選手の人間形成」という明確な価値観を持つ。特に、選手が自ら考え、判断し、行動する力を養うために、和歌山大学硬式野球部は“ノーサイン野球”と呼ばれる独自の戦術を採用している。

また、学習塾で培った心理学・組織論・リーダー学を活かし、「動機づけ」「自律型人材の育成」を重視した教育的アプローチを導入。選手が“なぜその行動を取るのか”という視座を高めることを徹底している。

国公立大学として全国大会で勝利を重ねた指導は高く評価され、和歌山大学を「国立大の星」と称される存在へ押し上げた。

主な実績
2017年:第66回全日本大学野球選手権大会 初出場・ベスト8
2021年:第70回大会 ベスト16
近畿学生野球連盟 1部リーグ優勝(複数回)

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