さらに2022年は関東リーグ戦1部の開幕戦。東洋大学は、いきなり王者・東海大学に勝利した。その結果、リーグ戦では3位となり、創部64年目にして初の大学選手権に初出場。東洋大学の快進撃が始まった。

昨季の大学選手権の帝京大学戦-斉藤健仁撮影
受け継がれる行動文化と「日本一」への現在地
2022年、東洋大学の歴史を創ったキャプテンFL齋藤良明慈縁(静岡ブルーレヴズ)の代。当時は、リーダー気質の選手が多かったという。特に福永監督が印象に残っている選手の一人を挙げた。現在、7人制日本代表でも活躍するWTB大内錬(マツダスカイアクティブズ広島)だ。
2年になると大内は早朝、みずから寮の玄関を掃除し始めたという。当初は他の部員から冷やかしの言葉もあったようだ。しかし、大内が掃除を続けることで、その輪は数人、数十人に広がった。
そして現在、それはチームの文化になった。学年で分担して食堂やウェイトルームなど掃除をしているのだ。加えて、誰に言われなくても、自ら共用部分を掃除している選手もいる。

グラウンド脇にあるウェイト場の内部-斉藤健仁撮影
ラグビーで、人間形成で、日本一を
チームメイト、そしてスタッフ陣からの信頼も厚い浅尾キャプテン。
「福永監督はラグビー面も大切にしていますが、同じくらい人間性の面も大切にしています。自分は大学に入ってから、かなり人間的に成長させてもらいました。自分は、何かがずば抜けて上手いという部分はありません。それでも、チームのために身体張って、自分が一番きついことしてチームを前進させていきたい。」と意気込んでいる。
今シーズン、目標は「日本一」を掲げる東洋大学。関東大学リーグ戦初優勝はもちろん、その先も見据えている。いまだ勝利していない大学選手権での戦いへ向け、春から準備を進めている。2018年から成長曲線を描き続ける東洋大学ラグビー部。先輩たちが築いてきた鉄紺の誇りを胸に、川越の地から快進撃を巻き起こしたい。

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