渡嘉敷のその思いとシンクロした大神HCの言葉。それが、アンテロープス移籍を決定づけるものになった。

ビデオでメッセージを送った大神雄子HC-Journal-ONE撮影
アンテロープスで迎える新章と成長のビジョン
アンテロープスは若いチーム。しかし、2025-26シーズンにファイナルという舞台を経験したことで、チーム力は確実に上がっている。新たな環境でプレーする日を心から楽しみにしていると、渡嘉敷は語った。
渡嘉敷来夢 が語るチームへの印象
「シンさんとは現役時代に共にプレーし、多くのことを学んだ。一言で言えば“熱い”人。」と大神HCの印象を語る渡嘉敷。その背中を追いかけてきたからこそ、今の自分の成長を見てもらいたいという思いもある。
アンテロープスというチームの印象は、「”勝ちたい”という意識が強く、実際に対戦した際もWリーグで頭一つ抜けていると感じた。」とのこと。
加えて、「選手たちの身体の強さも印象的。一緒にプレーするためには、自身も強度とパフォーマンスをさらに引き上げる必要がある。」と、加入に際しての決意を語った。

白崎みなみと共に「優勝」を誓った-Journal-ONE撮影
走るバスケと世界基準への適応
アンテロープスの代名詞である“走るバスケ”。これは世界で戦う日本代表にとっても重要な戦術だ。「フィジカルの強いアマカ選手と共にプレーすることで、内外両面でのレベルアップができる。」と話した渡嘉敷の成長が、チームの勝利に直結する。
ENEOSで“優勝することが当たり前”という環境に身を置いていた渡嘉敷は、「再びその舞台に立ちたい。プレーオフの大舞台で輝く姿を見せたい。」と、彼女自身が強く思い描いていた。

白崎みなみと共に入団会見で笑顔を見せた-Journal-ONE撮影
日本代表、W杯、ロス五輪──渡嘉敷来夢が見据える未来
「現役生活は、残り3〜5年ほどだと思っている。」と語った渡嘉敷。その限られた時間を、全力で駆け抜けたいという思いがある。
昨年のアジアカップで代表復帰を果たし、W杯予選突破にも貢献。9月4日〜13日に開催されるW杯本戦でも活躍が期待される。
さらにロス五輪も控えるこの時期は、まさにキャリアの転機。アンテロープスへの移籍は、巡り合わせであり、運命とも言える選択だった。
アジア大会への期待と、地元・愛知への思い
国際大会の舞台に立つのは後輩たちだが、渡嘉敷はアンテロープスの地元・愛知県で開催されるアジア大会。渡嘉敷は、日本代表を応援する立場として 特別な思いで見つめている。
「地元で国際大会が開かれるというのは、本当に貴重なこと。愛知の皆さんに女子バスケットボールの魅力をもっと知ってもらえる機会になると思います。」
自身は大会に出場しないものの、後輩たちが世界と戦う姿を心から楽しみにしている。
ファンへの観戦のススメ──“会場で観る”という体験
「とにかく、会場に足を運んで欲しいです。そして、皆さんの目で直接、日本代表の活躍に触れ、応援して欲しいです。」
女子バスケットボール最大の魅力。それは、テレビや配信では伝わりきらない“スピード感”と“連動性”だ。走り続けるプレー、チーム全体で仕掛ける攻守の切り替え、選手同士の呼吸──そのすべてが、会場でこそ最大限に伝わる。
「男子とは違った面白さがあります。きっと好きになってくれると思います。」
特にアジア大会のような国際大会は、選手たちの緊張感や気迫、国を背負う重みが会場全体に満ちる。その空気を感じるだけでも価値がある。

アンテロープスのチームロゴを背に笑顔の白渡嘉敷来夢-Journal-ONE撮影
子どもたちへのメッセージ──“好き”が未来をつくる
桜花学園以来となる名古屋での生活も楽しみだという。「高校生の頃は出掛ける余裕がなかったので、今度は名古屋の生活を楽しみたい。」と笑顔を見せた。
バスケットから離れた私生活について尋ねると、「いつでもバスケットのスイッチが入るので、オンオフの切替えは意識していない。」と語る。
その理由は、「本当にバスケットボールが好きだから。」と爽やかな笑顔の渡嘉敷。そして、子どもたちへのメッセージを続けた。














