龍河洞をかたちづくってきた自然の営みを、水の流れとともに肌で感じられるのが魅力といえるでしょう。
こちらも前日までの予約制で、専用の装備や着替えが必要になります。開催時期や実施状況は年によって変わるため、参加を検討する場合は、事前に公式サイトで最新の情報をご確認ください。
冒険コース体験レポート

ここからは、実際に冒険コースを体験した様子をお届けします。訪れたのは、ソフトボールチーム・伊予銀行ヴェールズの安川裕美選手、井上瑞希選手、竹光久莉寿選手の3人です。
普段から体を動かしている選手たちも、洞窟探検は初めてとのこと。準備の段階からわくわくが止まらない様子でした。実際に進んでみて感じた見どころを、順を追ってご紹介します。
未整備の洞窟へほふく前進で進んでいく
つなぎや長靴、手袋を借りて着替えを済ませると、ガイドさんの案内でいよいよ洞内へと向かいます。最初の15分ほどは観光コースと同じルートを進み、花のような形の鍾乳石が壁一面に広がる石花殿や、青い照明が幻想的な記念の滝を眺めながら奥へと歩いていきました。
やがて到着したのが、フェンスと立ち入り禁止の表示のある冒険コースの入口です。大人がひとり、ほふく前進でようやく通れるほどの隙間を見て、3人も思わず息をのみます。
ここからは足場のない岩場を、綱やはしごを使いながら進む本格的な探索の始まりです。慣れた身のこなしで先導するガイドさんに続き、狭い岩の間を体をひねって抜けていきました。
高さ約11mの天降石に圧倒される
探索の途中、龍河洞のシンボルともいえる巨大な石柱に出会います。高さ約11mの天降石です。鍾乳石は100年でおよそ1cmしか成長しないとされ、この石柱は約15万年もの歳月をかけて今の姿になったと言われています。
あまりに壮大な時間の流れに、選手たちも一瞬言葉を失っていました。少しずつその意味が飲み込めてくると、天降石にそっと手を触れながら、自然の力の大きさを肌で感じている様子でした。
近くには、天井から垂れ下がるつらら石と地面から伸びる石筍がつながって石柱ができる過程を間近で見られる場所もあります。あちこちから聞こえる水滴の音が、鍾乳石が今も成長し続けていることを教えてくれました。
暗闇とコウモリのスリルを全身で味わう
冒険コースの醍醐味は、なんといっても五感を使って進む探索そのものです。設置された綱やはしごを頼りに岩場を上り下りしながら、岩の間を一周できる場所や、自然にあいた穴にビー玉を通すミニゲームなど、遊び心のある仕掛けも点在しています。
ヘッドライトの明かりだけを頼りに暗闇を進むと、天井の低い場所ではコウモリが顔をかすめるように飛び交い、ひやりとする場面もありました。
動物の顔に見える岩を探したり、サイのような形の岩にまたがって写真を撮ったりと、子ども心を思い出させてくれる時間です。全身を使って進むため、涼しい洞内でもほんのり汗ばむほどの、いい運動にもなりました。
弥生人が残した神の壺に出会える
約1時間ほど岩場を進むと、出口付近で再び観光コースに合流します。探検の余韻にひたりながら歩いていると、かつてこの洞窟で人が暮らしていた痕跡が次々と現れました。なかでも見逃せないのが、約2,000年前の弥生人が残したとされる神の壺です。

土器が長い年月のなかで鍾乳石と一体化した、世界的にも珍しいものだと言われています。すぐそばには弥生人が火を使った跡も残されており、太古の暮らしを間近に感じられました。
外に出た3人はすっかり泥だらけで、翌日以降に筋肉痛になりそうと笑い合うほど。それでも表情は達成感にあふれ、自然の偉大さを全身で味わえた貴重な体験になったようです。
冒険コースの予約と料金

本格的な探検が楽しめる冒険コースは、観光コースと違って事前の準備が必要になります。当日ふらりと立ち寄って参加できるわけではないため、あらかじめ流れを把握しておくとスムーズです。
ここでは、予約の方法や料金の考え方、当日の服装について、参加前に押さえておきたいポイントを整理しておきましょう。
冒険コースは前日までの電話予約が必要になる
冒険コースに参加するには、前日までに電話で予約を入れておく必要があります。予約や問い合わせの連絡先は、龍河洞の代表番号である0887-53-2144です。
当日受付ができる観光コースとは異なり、人数に制限が設けられているため、早めに申し込んでおくと安心できます。参加できるのは小学生以上で、通常の営業時間とは受付時間が異なる点にも注意が必要です。
また、天候や気候の状況によっては、予約していても当日の入洞が中止になる場合があります。参加を決めたら、予約の際に集合時間や当日の注意事項もあわせて確認しておくとよいでしょう。
料金は観光コース料金に追加料金が加わる
冒険コースの料金は、観光コースの入洞料に追加料金を加えたかたちで設定されています。これに、つなぎや長靴のレンタル代が別途かかる仕組みです。コース別の料金と予約の目安は、下記の通りにまとめました。












