道後温泉は、愛媛県松山市にある日本最古級の名湯です。夏目漱石の小説「坊っちゃん」の舞台としても知られ、レトロな街並みと湯めぐり、食べ歩きを一度に楽しめる温泉地として、初めての方にもリピーターにも愛されています。
今回は、松山を本拠地とするアスリートの庄司選手と辻井選手が、道後の街を実際に歩いて巡った体験をもとに、外湯の入り方からグルメ、宿選びまでをご案内します。四国のほかのエリアとあわせて旅の計画を立てたい方は、四国まるごと観光まとめもぜひご覧ください。
道後温泉の歴史と魅力とは

道後温泉には、長い歴史に育まれた名湯としての一面と、駅前から始まるにぎやかな街歩きの楽しさが同居しています。
まずはその成り立ちや泉質といった基礎知識と、旅のスタート地点になる道後温泉駅前の様子から見ていきましょう。訪れる前に知っておくと、道後の街をより深く味わえるポイントをまとめました。
| 名 称 | 道後温泉(どうごおんせん) |
|---|---|
| 所在地 | 愛媛県松山市道後湯之町 |
| 泉 質 | アルカリ性単純温泉 |
| 主な効能 | 神経痛・関節痛・冷え症・疲労回復 など |
| 主な外湯 | 道後温泉本館/道後温泉別館 飛鳥乃湯泉/道後温泉 椿の湯 |
| 最寄駅 | 伊予鉄道 道後温泉駅 |
| アクセス | 松山市中心部(松山市駅・JR松山駅方面)から市内電車で約25分 |
| 営業時間・料金 | 外湯ごとに異なるため、公式サイトで最新をご確認ください |
約3000年の歴史を誇る日本最古級の名湯
道後温泉は、約3000年の歴史を誇るといわれ、足を痛めた白鷺が湧き出る湯で傷を癒したという伝説が残っています。泉質はやわらかな肌ざわりのアルカリ性単純温泉で、神経痛や冷え症、疲労回復などにうれしい湯として親しまれてきました。
シンボルの道後温泉本館は明治27年(1894年)に改築された公衆浴場で、公衆浴場として初めて国の重要文化財に指定された貴重な建物です。
地元・松山出身の庄司選手も、子どもの頃から名湯を身近に感じて育ったと話します。基本情報は下記の通りなので、訪れる前に一度目を通しておくと安心です。
坊っちゃんカラクリ時計から街歩きを楽しめる
道後の玄関口・道後温泉駅を出てすぐの放生園には、大きな「坊っちゃんカラクリ時計」があります。定刻になると軽やかな音楽とともに人形がせり上がり、小説「坊っちゃん」の登場人物たちが姿を見せてくれます。
朝9時ちょうどにこの仕掛けを目にした辻井選手は、温泉街の風情にぴったりの演出につい足を止めたそうです。時計のすぐ横には無料の足湯もあり、到着直後のひと休みや待ち合わせにも便利に使えます。
ここを起点に商店街や外湯へと歩き出せば、道後の街歩きが始まります。まずは時計の前で記念撮影から、旅をスタートさせてはいかがでしょうか。
道後温泉へのアクセス

道後温泉へは、松山市内の主要な駅や空港から公共交通機関でスムーズに向かえます。中心となるのは伊予鉄道の市内電車(路面電車)で、終点の道後温泉駅が街歩きの拠点になります。
JR松山駅や松山市駅、松山空港からのおおよその所要時間は下記の通りです。趣のある「坊っちゃん列車」で道後温泉駅を目指すのも、旅の気分を盛り上げてくれる楽しみ方です。
車で訪れる場合は松山自動車道の松山ICが最寄りですが、道後温泉の周辺は道が細く駐車場も限られるため、市内電車を利用すると気兼ねなく回れます。運賃や運行時刻は変わることがあるので、おでかけ前に公式サイトで最新をご確認ください。
| 出発地 | 交通機関 | 下 車 | 所要時間の目安 |
|---|---|---|---|
| JR松山駅 | 伊予鉄道 市内電車(道後温泉行き) | 道後温泉駅 | 約25分 |
| 松山市駅 | 伊予鉄道 市内電車(道後温泉行き) | 道後温泉駅 | 約20分 |
| 松山空港 | リムジンバス | 道後温泉駅前 | 約40分 |
| 車(松山IC) | 松山自動車道 松山ICから市内方面(国道33号 経由) | 道後温泉周辺 | 約35分 |
石手寺と松山はいく|お遍路体験と俳句の街めぐり

道後温泉の周辺には、湯めぐりだけではもったいない見どころが点在しています。なかでも四国遍路ゆかりの石手寺や、絶景と歴史が待つ伊佐爾波神社と宝厳寺は、街歩きとあわせて訪れたいスポットです。
地元ガイド「松山はいく」と巡れば、俳句の街ならではの発見にも出会えます。まずはそれぞれの見どころを、順にご紹介しましょう。
四国八十八ヶ所五十一番札所・石手寺をお参り
道後温泉駅から東へ約1km、句碑を眺めながら坂道を上ると、四国八十八ヶ所霊場の五十一番札所・石手寺にたどり着きます。1318年に建てられた国宝の二王門は迫力があり、庄司選手も辻井選手も、その堂々とした姿を前に記念撮影を楽しんだそうです。
石手寺は四国遍路の元祖といわれる衛門三郎の伝説にちなんで名づけられた古刹で、本堂や三重塔など重要文化財も数多く残っています。












