真宗佛光寺派 本山 佛光寺


真宗佛光寺派 本山 佛光寺の特徴・魅力
本山佛光寺の特徴
京都の中心、四条烏丸からすぐの場所に位置する真宗佛光寺派の本山、佛光寺。親鸞聖人が1212年に山科で草庵を結んだのが起源で、後醍醐天皇から「阿弥陀佛光寺」の勅号を賜った古い歴史を持つ。
かつては本願寺を上回る勢力だったが、応仁の乱や分派で規模は縮小したものの、今も浄土真宗の伝統をしっかりと守り続けている。しかも、正式名称は旧字の「佛光寺」で、真宗佛光寺派の本山として念仏の教えを静かに伝えていく。
境内はコンパクトで、派手さはない。しかし、親鸞聖人の御真骨が眠る御廟所や歴代門主の墓所が並び、歴史の深みを感じさせる。そして、京都の街中寺院らしい日常と信仰が自然に溶け合う雰囲気こそ、この寺の最大の特徴だ。
歴史の重みを感じるポイント
御廟所では親鸞聖人の遺骨が安置され、静かな祈りの空間が広がる。また、歴代門主の墓所が並ぶ様子は、真宗佛光寺派の系譜を物語る。
本山佛光寺の魅力
観光客で溢れる寺とは違い、ここは地元の人々が気軽に立ち寄る憩いの場だ。
たとえば、春のしだれ桜は天皇家お手植えで、満開になると境内が優しいピンクに染まる。また、秋の紅葉も控えめながら風情がある。さらに、阿弥陀堂には重要文化財の聖徳太子像が安置され、静かに拝観できるのが嬉しいポイント。
真宗佛光寺派の教えは「深きいのちにめざめ 一切を拝める人になろう」。だから、忙しい京都散歩の途中で座って念仏を称えると、心が自然と落ち着く。派手さはないが、それゆえに深く染み入る魅力がある。だからこそ、隠れ家的な京都寺院を探すなら、絶対に訪れたい一軒だ。
季節ごとの楽しみ方
春は桜、秋は紅葉と、四季折々の表情を楽しめる。また、静かな堂内で聖徳太子像を眺めながら、心の平穏を得るのもおすすめだ。
本山佛光寺へのアクセス
京都の中心部にある佛光寺は、アクセスが抜群に良い。
たとえば、阪急烏丸駅から徒歩5分、市営地下鉄四条駅からも同じく5分ほど。四条通から仏光寺通を南へ下り、高倉通を少し入ると山門が見えてくる。また、京都駅から地下鉄で10分弱で到着するから、観光の合間に寄りやすい。
バスなら市バス「烏丸松原」下車徒歩3分。車の場合、境内駐車は可能だが台数限定なので、周辺コインパーキングを利用するのがおすすめ。とにかく、京都散歩の途中で立ち寄るのに、これほど便利な寺は少ないだろう。
おすすめの交通手段
公共交通機関が便利だが、車利用時は周辺駐車場を事前にチェックしよう。
本山佛光寺の施設概要
拝観時間
境内は朝6時開門から夕方16時閉門まで開放されている。宗務所受付は9時から16時。
年末年始(12月28日~1月5日頃)は休みになる場合があるので、事前に公式サイトで確認しよう。たとえば、早朝の静かな境内を独り占めするのも、京都通の贅沢な楽しみ方だ。
注意点
季節や行事により変動する可能性があるため、最新情報を確認を。
御影堂・阿弥陀堂
本堂にあたる阿弥陀堂と御影堂が中心だ。阿弥陀堂には本尊の阿弥陀如来と、鎌倉時代の聖徳太子像(重要文化財)が安置されている。
堂内は自由に入れて、ゆっくり座って拝観可能。また、御影堂には親鸞聖人の御影が奉安され、真宗佛光寺派の信仰の核となっている。金ピカの派手さはないが、木の温もりと歴史の息吹が心地いい。
見どころ詳細
聖徳太子像は鎌倉時代の貴重な文化財。静かに座ってその佇まいを感じよう。
拝観料
境内自由で拝観料は無料。堂内も追加料金なしで入れるのがありがたい。だから、寄進は気持ちでどうぞ。
本山佛光寺のその他詳細情報
境内には三條小鍛冶宗近の碑もあり、刀剣ファンには見逃せないスポットだ。
また、茶所での法話も不定期で開催され、運が良ければ参加できるかも。最新情報は公式サイト(bukkoji.or.jp)でチェックしよう。
隠れたスポット
刀剣関連の碑は歴史ファン必見。不定期法話はタイミングが合えば貴重な体験になる。
利用案内
法要・行事
年間を通じて晨朝勤行や茶所布教が行われ、報恩講が最大の行事だ。親鸞聖人を偲ぶ法要は荘厳で、門信徒だけでなく一般参加も歓迎されている。また、ふらっと参加できる法話も魅力の一つ。詳細は本山サイトの法要一覧を参照しよう。
参加のヒント
報恩講は特に荘厳。一般参加OKなので、興味があればスケジュールを確認を。
注意事項
撮影は堂内禁止の場合が多いので、係員の指示に従おう。また、境内は静かに保ち、ペット同伴や大声は控えてほしい。みんなが心地よく過ごせるよう、マナーを守りたい。
マナー徹底
静寂を保つことが大切。撮影ルールは現地で確認しよう。
本山佛光寺の近隣スポット情報
四条烏丸エリアだから、周囲はショッピングの宝庫だ。たとえば、すぐ近くに錦市場や高島屋、河原町の商店街がある。
また、寺巡りなら東へ行けば六角堂や本能寺、北へ向かえば新京極や寺町京極のレトロ商店街。さらに、少し足を伸ばせば宮川町(徒歩約15分)で花街の風情を楽しめたり、佐々木酒造(徒歩約25分)で洛中の酒蔵見学、キッチンゴン西陣店(徒歩約30分)でボリューム満点の洋食を味わったりできる。カフェや着物レンタル店も多いので、寺散歩と街歩きを組み合わせた京都一日コースに最適だ。
おすすめ組み合わせ
佛光寺訪問後、錦市場で食べ歩きや、六角堂へ寺巡りを。着物姿で散策すれば京都らしさが倍増するハズだ。
スポット情報
- 住所京都市東山区粟田口鍛冶町14
- TEL075-561-2100
- アクセス京都駅 - 烏丸線 約3分 - 四条駅-徒歩約 5分
- その他【営業時間】9:00~16:30 【定休日】年中無休

- 取材・文:
- Journal ONE( 編集部 )






















