

ホテル道後やや
ホテル道後ややの特徴・魅力
ホテル道後ややの特徴
道後温泉の街並みに溶け込む和モダンな外観が目を引く「ホテル道後やや」。総工費10億円を投じ2010年にオープン。椿の湯、飛鳥乃湯泉、道後温泉本館。これら有名温泉が徒歩5分圏内で利用できるは宿泊特化型のホテルである。
入り口左手にフロントデスク。そして3種類のみかんジュースが注がれる蛇口がロビーに備わる。ここではいつでも無料で味わえる。またエレベーター近くに今治タオルのバーが並び、風合い違いのものを選べるよう置かれている。
エレベーターで客室階に上がると、降りた瞬間に畳敷きの廊下が広がる。客室はダブル、ツイン、デラックスツインの3タイプで、全68室が揃う。ちなみに、館内温泉は設けず、徒歩圏内の外湯を楽しむスタイルが取られている。朝食会場では砥部焼の器が使われ、季節ごとの地元食材でテーブルが華やぐ。
ホテル道後ややの魅力
朝食は館内の「yaya dining」で提供されるビュッフェスタイルがメイン。地元米の炊き立て米に愛媛の海産物が入った汁物。焼き魚や卵料理、そして地元のロールパンや柑橘ドレッシングを利かせたサラダが基本。そして注文後に焼き上げる出来立てフレンチトーストは人気の目玉。また月替わりの総菜では、旬の野菜を活かした小鉢が並べられる。デザートには愛媛の柑橘類も取り入れられている。
夕食はホテルから徒歩圏内の道後温泉街の飲食店で楽しむ流れになる。ホテル道後ややでは夕食なしプランが標準。代わりに、湯上がり後にフロント横やラウンジで、数量限定の鯛めしが提供される日もある。 夕暮れ時、下駄の音を響かせて外湯へ向かう。4色から好みのオリジナル浴衣を選べば、道後の坂道を上る足取りも軽くなる。湯上がりは温泉街の灯りに誘われ、飲食店へ足が自然と向かうのである。
ちなみに、JR四国の観光列車「伊予灘ものがたり」を体験する1泊2日のプレスツアーでも紹介されている。
ホテル道後ややへのアクセス
松山空港からリムジンバスに揺られ、約40分で道後温泉駅に到着。駅前のレトロな坊っちゃん列車を横目に、徒歩5分の坂道を上ればホテルが見えてくる。
JR松山駅からは市内電車で20分、坊っちゃん列車の汽笛が響く中を進む。松山市駅出発なら15分ほどで到着し、終点の賑わいが足を速める。
車では松山ICから国道33号を市内方面へ35分、道後の曲がりくねった道が温泉街の雰囲気を予感させる。坂の途中で振り返れば、遠くの山々が夕陽に染まる景色が広がる。
ホテル道後ややの施設概要
チェックイン/アウトの時間
午後3時を過ぎるころチェックインが始まる。まずフロントで鍵を受け取りエレベーターで静かに客室階へ。もしチェックイン時間より早めの到着したならば、荷物を預けて街へ繰り出してみるのもいい。翌朝11時まで滞在でき、朝食後のんびり荷造りを済ませられる。
チェックアウト時には、フロントのスタッフが丁寧に挨拶を交わし、次の旅路へ送り出す。時間内に戻れば、ラウンジで最後のジュースを傾け、坂道を下る準備が整う。
客室タイプ
ダブルルームに入れば、窓からの自然光を浴び柔らかく輝く広めのベッドが視界に入ってくる。そしてツインタイプではベッドが並び、友人との会話が弾む空間が広がる。デラックスツインはさらに広く、ソファコーナーでくつろぎながら地元酒を傾けるのも楽しそうだ。
全室にセーフティボックスとデスクが備わり、安定して繋がるWi-Fi環境もうれしい。
料金目安
素泊まりの基本プランで、1泊あたり大人1名6,750円から設定される。2名利用時の最安値は13,500円で、シーズンにより変動する。朝食付きに切り替えると、数千円の上乗せで地元食材のビュッフェが加わる。駐車場は1泊1,000円で予約が必要、事前の手配が坂道の利便性を高める。プランによっては早期予約で割引が適用され、旅の予算を柔軟に調整できる。料金表を確認すれば、シンプルな数字が道後の滞在を現実的に描き出す。
利用案内
予約方法
オンラインと電話の2つのルートで可能となっている。オンラインは、じゃらん、楽天トラベル、HIS旅プロなどの大手予約プラットフォームを利用いただくと安心。
電話の場合は直接ホテルへ連絡(TEL: 089-907-1181)。このとき予約において気になることがあれば、応対スタッフに確認しておきたい。
注意事項
外湯利用を前提にした宿泊特化型のホテルであり浴室は無い。坂道の急勾配が続く立地であり、足腰に不安がある人はタクシーを検討したい。朝食は6時20分から10時まで、オーダーストップが9時40分と早めに切れることを覚えておきたい。またペット同伴は不可である。
ホテル道後ややの近隣スポット情報
ホテル道後やや周辺は、日本最古級の温泉文化が息づく愛媛・松山市の道後エリア。湯煙とレトロな街並みが、日常を忘れさせる。
すぐそばには、重要文化財の「道後温泉本館」(徒歩約5分)。明治建築の木造湯船で、3000年の歴史に浸る。聖徳太子ゆかりの湯が、体を優しく解きほぐす。
温泉めぐり好きなら「椿の湯」(徒歩約3分)が外せない。地元民御用達の源泉かけ流しで、熱めの湯が芯まで染みる。また、「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」(徒歩約3分)は露天風呂付き。皇室専用浴を再現した特別湯で、夜空の下を独り占めだ。
歴史ファンには「道後公園」(徒歩約5分)がおすすめ。坂の上から街を見渡し、散策路が体を軽く誘う。あるいは、「道後ぎやまんガラス美術館」(徒歩約3分)で、色ガラスの工芸品に目を奪われる。
ショッピングや食べ歩きなら、「道後ハイカラ通り」(徒歩約3分)が便利。みかんスイーツや銘菓が並び、浴衣姿で気ままに回れる。
湯上がりの地元グルメなら、「丸水」(徒歩約5分)の宇和島鯛めしで、刺身と秘伝タレの旨みに舌鼓。炊き込みなら「つぼや」(徒歩約4分)の松山風鯛めしがジューシーだ。麺好きには「道後麦酒館」(徒歩約3分)の地ビールとじゃこ天セットがぴったり。居酒屋派は「鯛将」(徒歩約5分)で新鮮刺身と炙りタタキを肴に、地酒を傾けたい。
スポット基本情報
スポット情報
- 住所愛媛県松山市道後多幸町6-1
- TEL089-907-1181(代表)
- アクセス
① 東京駅 - 新幹線 約4時間(東海道新幹線「のぞみ」+山陽新幹線「のぞみ」、岡山駅乗換) - 松山駅 - 市内電車約25分(道後温泉行き坊っちゃん列車) - 道後温泉駅 - 徒歩約5分
② 大阪駅 - 新幹線 約2時間30分(山陽新幹線「のぞみ」) - 松山駅 - 市内電車約25分(道後温泉行き坊っちゃん列車) - 道後温泉駅 - 徒歩約5分
③ 名古屋駅 - 新幹線 約3時間30分(東海道新幹線「のぞみ」+山陽新幹線「のぞみ」、岡山駅乗換) - 松山駅 - 市内電車約25分(道後温泉行き坊っちゃん列車) - 道後温泉駅 - 徒歩約5分
④ 札幌駅 - 飛行機 約2時間(新千歳空港から松山空港) - 松山空港 - リムジンバス約40分 - 道後温泉駅 - 徒歩約5分
- その他【営業時間】チェックイン:15:00〜 チェックアウト:〜11:00(フロント受付:24時間) 【休業日】年中無休 【その他】有料駐車場あり(約40台※要予約)

- 取材・文:
- Journal ONE( 編集部 )


















