


丸亀城
丸亀城の特徴・魅力
香川県丸亀市のシンボルとして築城400年以上の歴史を誇る名城、丸亀城。現存十二天守の一つでありながら、天守の高さは約15メートルと最小規模。一方で、総高約60メートルの石垣は日本一の高さを誇り、「石垣の名城」として知られる。歴史的価値と景観美を兼ね備えた名所で、日本の100名城にも選定されている。
丸亀城の特徴
香川県丸亀市に位置する江戸時代の城で、国の史跡に指定されている、丸亀城。日本で12ヶ所しか現存しない、1860年以前の木造天守閣を有する貴重な城である。亀山丘陵の上に築かれ、瀬戸内海を一望できる戦略的な立地が特徴。高さ60メートルに及ぶ日本最大級の石垣は「扇の勾配」と呼ばれる美しい曲線を描き、江戸時代の技術力を今に伝えている。
丸亀城の魅力
リーズナブルな入場料ながら、重要文化財の天守閣から歴史資料館まで見学可能。歴史を辿ることで歴史への意識が芽生えるきっかけに。天守閣からの瀬戸内海の景色は絶景で、壮大な石垣や城壁は見るだけで圧倒な感動体験を得られる。
丸亀城へのアクセス
丸亀城へは、JR予讃線「丸亀駅」から徒歩約15分とアクセス良好。香川県内からは高松駅よりJRで約40分、岡山方面からは新幹線とJR予讃線を乗り継ぎ約100分が目安。東京・大阪・名古屋などの主要都市からは新幹線で岡山駅まで向かい、JR予讃線に乗り換えて丸亀駅へ。丸亀駅からは徒歩またはタクシー約5分で到着できる。
駅周辺にはタクシー乗り場もあるが、観光シーズンには混雑するため、公共交通機関の利用がオススメだ。
丸亀城の施設概要
香川県丸亀市に位置する平山城であり、慶長2年(1597)に生駒親正・一正親子によって築かれた。現存十二天守の一つで、天守は日本最小ながら、石垣の総高は約60メートルと日本一を誇る。天守および大手一の門は重要文化財。天守の観覧時間は9時から16時30分までで、年中無休(2025年現在)。入館料は大人400円、中学生以下は無料である。
開城時間
丸亀城の開城時間は午前9時から午後4時30分。天守閣への最終入場は午後4時となっている。天候(特に雨や警報)によっては、臨時休館や見学制限が発生する可能性があるため、訪問前に丸亀市観光協会(0877-85-5852)に確認するのが安心。
天守閣・見どころ
丸亀城の最大の見どころは、国宝に指定された現存木造天守閣。江戸時代の建築技術が今も息づき歴史的価値が高い。日本一の高さ(約 60メートル)を誇る石垣や、亀山丘陵から望む瀬戸内海の絶景も見逃せない。四季折々の中でも、春は桜が咲き誇り城の魅力が一層と引き立つ。
大手一の門「太鼓門」では、江戸時代の時刻を知らせる伝統を再現した「時太鼓」の打ち鳴らしが通年で行われており、来訪者も体験可能。さらに、専用アプリ「よみがえる丸亀城」を使えば、CGで復元された江戸時代の城郭を現地で体感でき、AR記念撮影やクイズ機能などを通じて、丸亀城の魅力を多角的に楽める。
歴史・文化財
丸亀城は、慶長年間に生駒親正によって築かれた城であり、江戸時代を通じて丸亀藩の中心として機能してきた。現存する天守閣は、1860年以前に建てられた貴重な木造建築であり、国宝として保存されている。城内には歴史資料館が併設されており、丸亀藩の歴史や文化、城の構造などを学ぶことができる教育的価値の高い施設である。
設備・サービス
城内には無料駐車場が複数整備されており、資料館南側に約50台、市民ひろばに約22台、大型バス専用の北堀端には約5台分を用意。さらに市営有料駐車場も周辺に複数存在し、認証機を利用することで最大2時間まで無料となっている。
トイレは城内に7か所設置されており、ベビーシートや子ども用設備、オストメイト対応の設備も整う。ベンチは見返り坂登り口付近、二の丸・三の丸の広場、資料館北側の芝生広場などに設置。
展示は1階の企画展示室、2階の常設展示室、屋外の民具展示室、芝生広場の石造物展示などで構成され、丸亀城や京極家、城下町の歴史を深く学ぶことができる。
利用案内
入城料
丸亀城の天守閣への入城料は、大人200円、子どもは無料とリーズナブルな価格設定でありながら、重要文化財の天守閣や歴史資料館を見学できる点は非常に魅力的である。
団体割引や障がい者割引も用意されており、誰もが気軽に歴史と文化に触れられるよう配慮されている。料金以上の価値を感じられる観光体験が得られる。
ガイドツアー
丸亀城では事前予約制のガイドツアーを実施中。専門知識を持つガイドによる解説は、城の歴史や構造、文化的背景を深く理解する手助けに。個人旅行者だけでなく、教育旅行や団体観光にも対応しており、参加者の興味に応じた柔軟な案内が可能だ。
より充実した観光体験を求めるなら、ガイドツアー(丸亀市文化財観光案内会事務局:0877-23-2107)の利用をオススメしたい。
注意事項
丸亀城を訪れる際は、石垣周辺の足元に十分注意する必要がある。特に雨天時や冬季は滑りやすくなるため、歩きやすい靴の着用が望ましい。また、天守閣内は階段が急であるため、小さな子どもや高齢者は慎重な行動が求められる。また、ペットの同伴やドローンの使用など禁止事項もあるため、事前に公式情報(www.city.marugame.lg.jp/page/3162.html)の確認がオススメだ。
丸亀城の近隣スポット情報
丸亀城周辺には、現代美術が楽しめる「猪熊弦一郎現代美術館」(徒歩約5分)や、庭園と美術館が融合した「中津万象園・丸亀美術館」(タクシー約10分)など、文化的な観光スポットが点在している。
グルメでは、香川名物「骨付鳥」が名物の「一鶴 丸亀本店」(徒歩約10分)が人気。讃岐うどんの名店「中村うどん」(徒歩約5分)や「麺処 綿谷」(徒歩約3分)も近隣にあり、本場の味を気軽に堪能できる。
スポット基本情報
スポット情報
- 住所香川県丸亀市一番丁
- TEL0877-22-0331(丸亀市観光協会)
- アクセス"
① 高松駅 - 新幹線 約60〜120分(名古屋または新大阪乗換)- 岡山駅 - JR予讃線 約40分 - 丸亀駅 - 徒歩約15分 - 丸亀城/または、丸亀駅 - タクシー約5分 - 丸亀城
② 東京駅 - 新幹線 約60〜120分(名古屋または新大阪乗換)- 岡山駅 - JR予讃線 約40分 - 丸亀駅 - 徒歩約15分 - 丸亀城/または、丸亀駅 - タクシー約5分 - 丸亀城
③ 新大阪駅 - 新幹線 約60〜120分(名古屋または新大阪乗換)- 岡山駅 - JR予讃線 約40分 - 丸亀駅 - 徒歩約15分 - 丸亀城/または、丸亀駅 - タクシー約5分 - 丸亀城
④ 名古屋駅 - 新幹線 約60〜120分(名古屋または新大阪乗換)- 岡山駅 - JR予讃線 約40分 - 丸亀駅 - 徒歩約15分 - 丸亀城/または、丸亀駅 - タクシー約5分 - 丸亀城
" - その他9:00〜16:30(入城16:00迄)

- 取材・文:
- Journal ONE( 編集部 )