


東京農業大学 世田谷キャンパス
東京農業大学 世田谷キャンパスの魅力と学びの環境
伝統と革新が融合する学びの場
応用生物科学部醸造科学科を中心に、日本の発酵技術を科学的に探求する、東京農業大学 世田谷キャンパス。
清酒、味噌、醤油などの発酵食品の研究は、2013年にユネスコ無形文化遺産に登録された「和食:日本の伝統的な食文化」を支える技術。2024年には「伝統的酒造り」が新たに同遺産に登録されている。
学生は微生物の働きや発酵の仕組みを学び、食の未来を担う人材を志す。
収穫祭が彩る秋のキャンパス
農業の魅力を体感する学園祭
世田谷キャンパスで毎年秋に開催される東京農業大学最大のイベント、収穫祭。学生が運営する模擬店では、手作りのジャム、味噌、野菜が販売され、農大の味わいが楽しめる。
文化学術展では研究成果や作品を展示。ステージでは応援団による「大根踊り」(正式名称「青山ほとり」)が披露される。環境に配慮した運営も進められ、ゴミ削減やリサイクル活動が導入されている。
野球部の挑戦と誇り
伝統と実力を兼ね備えたチーム
1910年創部の東京農業大学硬式野球部は、東都大学野球連盟に所属し、世田谷キャンパス内の専用グラウンドで活動している。
2024年春には、1993年秋以来となる31年ぶりの1部昇格を果たし、全国制覇を目指す。プロ野球選手も多数輩出し、学業と競技の両立を重視した指導が行われている。
応援団が生み出す熱気と一体感
「青山ほとり」に込められた農大の魂
東京農業大学の応援団は、リーダー部、吹奏楽部、チアリーダー部で構成され、特別教育活動機関として学生を支えている。
「大根踊り」(正式名称「青山ほとり」)は、1923年に誕生した応援歌に合わせた演舞であり、野球、駅伝、学園祭、地域イベントで披露される。厳しい練習で磨かれた演舞は、農大生の絆と誇りを象徴しているのだ。
緑豊かな都心型キャンパス
アクセスと自然の調和
小田急線経堂駅や東急田園都市線用賀駅から徒歩圏内の世田谷キャンパスは、都心にありながら100種類以上の樹木に囲まれた環境。
四季の風景が学生生活を彩る学びの場である。オープンキャンパスでは施設見学や模擬授業が行われ、東京農業大学の魅力を伝えている。
地域とつながる食育イベント
学生主体の食育プロジェクト
世田谷キャンパスでは、学生主体の食育プロジェクト(例:国際食料情報学部の地域連携活動)では、地元農園との料理教室、規格外農作物を活用した加工品や道の駅とのコラボメニューを開発。
食の大切さや地域農業への理解を深め、生産者と消費者を繋ぐ役割を担っている。
進学を考える人に向けた情報
専門性の高い学部と入学準備
世田谷キャンパスには、応用生物科学部、国際食料情報学部、地域環境科学部、生命科学部がある。
実践的な教育と研究が重視され、進学を検討する際は、公式サイトの入試情報や学部紹介を参照し、興味や目標に合った学びを見つけることがオススメだ。
もうひとつの学びの舞台:オホーツクキャンパス
北海道の自然と共にある教育
東京農業大学には、北海道網走市にオホーツクキャンパスがあり、生物産業学部を中心に教育が行われている。
広大な自然環境を活かし、農業、水産、食品分野の研究や実習が特徴。世田谷キャンパスとは異なる学びを求める者に魅力的な選択肢である。
スポット基本情報
スポット情報
- 住所東京都世田谷区桜丘1丁目1-1
- TEL03-5477-2226(入学センター)
- アクセス
① 東京駅 - 電車 約35分(JR山手線で渋谷駅、乗換、東急田園都市線で用賀駅)- 徒歩約15分/または、用賀駅 - バス約5分(東急バス「農大前」下車)- 徒歩約3分
② 大阪駅 - 新幹線+電車 約3時間(東海道新幹線「のぞみ」で新横浜駅、乗換、東急田園都市線で用賀駅)- 徒歩約15分/または、用賀駅 - バス約5分(東急バス「農大前」下車)- 徒歩約3分
③ 名古屋駅 - 新幹線+電車 約2時間20分(東海道新幹線「のぞみ」で新横浜駅、乗換、東急田園都市線で用賀駅)- 徒歩約15分/または、用賀駅 - バス約5分(東急バス「農大前」下車)- 徒歩約3分
④ 札幌駅 - 飛行機+電車 約2時間50分(JR快速エアポートで新千歳空港、飛行機で羽田空港、京急線で品川駅、乗換、東急田園都市線で用賀駅)- 徒歩約15分/または、用賀駅 - バス約5分(東急バス「農大前」下車)- 徒歩約3分
- その他【営業時間】本部:10:00 ~ 15:00 【休館日】土日祝、年末年始 【その他】駐車場:関係者のみ

- 取材・文:
- Journal ONE( 編集部 )