春休みどこ行く?春休み旅行2026|伊勢神宮・掛川花鳥園・穂高荘・伏見稲荷特集

春休みどこ行く?春休み旅行2026|伊勢神宮・掛川花鳥園・穂高荘・伏見稲荷特集

サンゴリアスの中村と流が引退を発表
TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn
TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn

指導者からの教えと“子どもたちへのメッセージ”

また、自身のリーダーシップが伸びた要因を聞かれた流。

「数多くの指導者に出会ったことが、リーダーシップが伸びた理由だと思う。高校の徳井清明先生から『小さいことを大事にすることが一番大事。』ということを教えていただいた。帝京大学の岩出雅之先生には大きな組織の中で、どうやって組織としてチームを強くするかというところを学んだ。」と話す。

続けて、「サンゴリアスでは、沢木敬介さんからは自らのパフォーマンスが一番のキャプテンシーだと教わった。ジェイミー(・ジョセフ日本代表ヘッドコーチ)からもチームビルディングや、オフ・ザ・フィールドでの過ごし方の大切さを教えていただいた。数多くの指導者やコーチがいて僕のリーダーシップができたと思う」と語った。

子どもや若い選手たちへのエールをお願いすると、「高校時代、本気で日本代表を目指すことを決めて、恩師がそれは必ずできると言ってくれて、そこからは自分は必ず目標を達成すると決めて進めてきた。うまくいくことばかりではなかったが、自分が思い描いたラグビー人生は送れていると思う」。

さらに、「田舎の小さい町からでも、がんばれば大きい舞台でプレーできる。自分の努力次第でどこまででもいけるということは伝えられたと思う。僕がプレーしている理由の1つにも、子どもたちに憧れられる存在になること。そして、子どもたちに代表やサンゴリアスでプレーしてほしいという思いがある。今シーズンで最後になるが、少しでもそういう子どもたちが増えてくれたらうれしい」と笑顔を見せた。

もっと日本代表を価値のあるものにしてほしい

2人はラグビーキャリアを終えた後、何をするのか。2人ともに「詳しくは今シーズンが終わってから」と名言を避けた。

中村は「ラグビーではないです。僕の中で最終的に人生で成し遂げたい明確な目標があります。日本のスポーツ界で、ラグビーの価値を上げることをしたいという思いがあり、それを実現できるようにやりたい」と話すにとどめた。

流は「シーズンが終わる頃には、みなさんにも報告できるように調整していきたい。ただ、やりたいことは決まっている。みなさん、想像していることだと思う(笑)」と破顔した。

改めてラグビーから得たことや、日本代表の価値に関して聞かれてた中村。

「苦しい時にどういう姿であるべきか、どういう声かけをするか。自己犠牲の精神、仲間思いのところや、誰に手を差し伸べてあげるか。そういった思いが生まれたのはラグビーに触れさせてもらったおかげ。人間性はラグビーによって成長させてもらった」。

「正直、この2、3年はエディー(・ジョーンズ日本代表HC)さんにも興味をもたれていなかったので。日本代表に固執していなかった。」と苦笑混じりに話した中村。

続けて、「2019年ワールドカップは日本を代表するという誇りを感じて、日本代表のジャージーの責任、重さを、背中にずっしりくるようなものを感じながら試合をして、日本代表のジャージーの価値が上がったのも事実。ただ、2019年と比べて今はあまり認知されていないと思う。2027年に向けて、もっともっとラグビー界で日本代表を価値のあるものにしてほしい。」と話した。

日本代表は子どもたちが憧れる存在になるのが使命

流に日本代表の桜のジャージーの価値について聞く。すると、「僕が子どものころ見ていたように、子どもが絶対に憧れたり、日本代表になりたいと思える存在になることが使命。」と答えた。

そして、「僕自身も高校の時に、2019年ワールドカップが日本で開催されると決まった。それから、それだけのために毎日、がんばって大学生活を送った。そして、サンゴリアスに入ってもそこだけをターゲットにがんばっていた。子どもたちの勇気でありたい、そういう場所だと思う。」と続けた。

また、後輩のSHへのメッセージをお願いすると、流れは次のように語った。

「嫌われることも必要というか、恐れない選手が出てこないとダメだと思う。チームに対して必要なことを言ったり、言いにくいことを言ったりしないとチームは強くならない」。

「それで孤独になることはあるが、それがSHの責任。フミさん(田中史朗)はチームが勝つためなら、とんでもないことを言っていたので尊敬している。僕は言い方は考えていましたが、チームが強くなるために必要であれば言っていました。そういう存在になると決めていました」。

「今の日本代表の選手たちがどうなのかは分からない。齋藤直人、福田健太、藤原忍くんなんかも、やっているかもしれないが、チームが強くなるためであれば、エディー(・ジョーンズHC)さんとの喧嘩も恐れないような、そんな選手が出てきてもいいのではないか、と思っている。」とユーモアを交えて話した。

サンゴリアスの流、覚悟を持ってやり切るラストシーズン

流、覚悟を持ってやり切るラストシーズン‐斉藤健仁撮影

■記者プロフィール
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。2012年から2015年までエディー・ジャパン全54試合を現地で取材。ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「ラグビー語辞典」(誠文堂新光社)、「今こそ行きたい 欧州サッカースタジアム巡礼」(エクスナレッジ)など著書多数。
≫「X」アカウント
https://twitter.com/saitoh_k
Journal-ONE投稿記者-斉藤 健仁
取材・文:
斉藤 健仁( 日本 )
この記事に関連する人物
中山 亮平

1988年生まれ、大阪府出身。日本ラグビー界屈指のBKとして浦安D-Rocksで活躍中。日本代表通算30キャップを誇り、ラグビーワールドカップでは、2019年日本大会と2023年フランス大会に出場。2019年日本大会では、日本代表初のベスト8入りに貢献した。東海大仰星高校3年時には花園で全国制覇を果たし、早稲田大学でも1年時から大学選手権優勝を経験。コベルコ神戸スティーラーズでは12シーズン活躍し、2025-26シーズンからは浦安D-Rocksへ移籍した。

この記事の関連記事
TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn