大谷HCは「時間はかかったが、それが(昨年の)予選決勝から花園まで、最後に伸びた要因だと思う。」と話した。 ただ、選手たちの間で議論が増えるにつれ、キャプテンの負担が大きくなったという。そのため、前キャプテンの提案もあり、新チームではミーティングリーダーを新たに決めた。そして、司令塔であるSO(スタンドオフ)野口太朗(2年)が就いた。
SO野口は「ミーティングはキャプテンと一緒に仕切っています。戦術の話をするときは僕から発言することもあります。それでも、みんなに発言してもらうことを意識しています。」と話した。

ゴール前の決定力の高さも早実の武器だ‐斉藤健仁撮影
自分たちで決めた目標は「花園でシード校を倒す」
大谷HCは今シーズン、「フィジカルタフネス、メンタルタフネスを強化したい」と話した。新チームとなり、選手たちが話し合いの末に決めた目標は「花園でシード校を倒す」だ。
「昨年度、花園で東福岡という高い壁を体感した選手が多く残っている。そのため、選手としてイメージしやすい目標だと思う。春の選抜で、全国大会に出られることは、花園でシード校を倒す上でも、すごく重要な経験になる。」(HO村山キャプテン)。
早稲田実業は3月25日(水)の選抜大会1回戦に登場。選抜でも花園でも準優勝の経験があり、毎年、遠征して練習試合をしている御所実業(奈良)と激突する。勝利した場合は2回戦で九州王者・東福岡(福岡)と日本航空石川(石川)の勝者と対戦する。
ラグビーファンは花園に続いて東福岡との再戦を期待している。しかし、選手たちは先を見ずに「一戦必勝」と目の前の試合に集中している。
HO村山キャプテンは「御所実業はモールを中心にセットプレーに自信を持っているチーム。ただ、自分たちもスクラムとラインアウト、モールにすごく自信を持っている。目黒学院、東海大相模にはセットプレイで勝負を決めることができた。セットプレーが勝負の分かれ目になる。」と静かに闘志を燃やしている。
新チームとなり、好調を維持している早稲田実業。東京王者として初めて出場する選抜大会が始まる。アカクロジャージーで旋風を巻き起こし、新たな歴史を刻みたい。

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