GWどこ行く?2026年は伊勢日帰り旅!

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髙田真希は試合終了の瞬間吠えた‐永塚和志撮影
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また毎年このチームはレギュラーシーズンで上位の成績を上げ、優勝候補として数えられてはきた。しかし、昨シーズンはポストシーズン進出を逃している。

一言でいえば、緊張を強いられより激しく体をぶつけ合わねばならない優勝決定シリーズ。この舞台で、十全に力を出し切ることができなかった。

唯一の白星が示した可能性

ファイナルでトヨタ自動車が唯一上げた白星は第2戦でのものだった。試合後、大神HCは前日にはこわばっていたところのあった選手の表情がこの日は違っていたと話す。

「ロッカールームでも声は出ていました。ウォーミングアップのシューティングの時もみんな、笑顔がみられていたので、『ああ、今日は良い入りをするだろうな』。」と感じていた。

その見立て通り、トヨタ自動車の選手は粘り強いディフェンスと思い切りの良いプレーぶりが際立った。

最後の最後まで粘りを見せたトヨタ自動車-永塚和志撮影

最後の最後まで粘りを見せたトヨタ自動車-永塚和志撮影

余裕を失った最終局面と指揮官の責任

ところが、第3戦を取られ後がなくなったトヨタ自動車。そのプレーからは余裕が徐々に削られていったようにも感じられた。とりわけ第4戦の最終クォーターは、チームメートとの呼吸が合わずにパスミスでターンオーバー。こういった、集中力の足らないプレーが目立った。その結果、このクォーターで同チームはわずか2得点に終わった。

「Wリーグに入って初めてファイナルの舞台に立つっていう選手が多い。その中、レギュラーシーズンとは違うプレッシャーはやっぱり、あったのかなと思います」。

大神HCはファイナルでのチームにいてそう総評した。それと同時に、大舞台で肩にのしかかるものが多いことを前提に声かけなどを選手にしてあげられなかった責任が自身にあると話した。

安間の負傷退場後、小野寺がゲームメイクを支えた-永塚和志撮影

安間の負傷退場後、小野寺がゲームメイクを支えた-永塚和志撮影

わずかな差を分けた「覚悟」と「波」

もっとも、デンソーとトヨタ自動車の差はわずかだったようにも思えた。実際、ファイナルのいずれの試合においても互いに波が訪れ、競る場面があった。

悲願の初優勝へ向けての気迫に勝ったデンソーが、勝負どころで良い波を捕まえたというのが勝敗を分けたとしていい。

■記者プロフィール
永塚 和志
フリーランススポーツライター。Bリーグ、男女日本代表を主にカバーし、FIBA W杯や米NCAAトーナメントを取材。他競技ではWBCやNFLスーパーボウル等の国際大会の取材経験もある。著書に「''近代フットボールの父'' チャック・ミルズが紡いだ糸」(ベースボール・マガジン社)があり、東京五輪で日本女子バスケ代表を銀メダルに導いたトム・ホーバスHC著「ウイニングメンタリティー コーチングとは信じること」、川崎ブレイブサンダース・篠山竜青選手 著「日々、努力。」(ともにベースボール・マガジン社)等の取材構成にも関わっている。

「X」アカウント https://x.com/kaznagatsuka
アクセス
京王アリーナTOKYO
  • 東海道新幹線 東京駅 - JR中央線(14分)- 新宿駅 - 京王線特急(16分)- 調布駅 - 京王線各停(3分)- 飛田給駅 - 徒歩5分
Journal-ONE記者の永塚和志氏
取材・文:
永塚 和志( 日本 )
この記事に関連する人物
大神雄子

1982年生まれ、山形県出身。日本女子バスケットボール界のレジェンドPG。日本人女子選手として初めてプロ契約を結び、2008年にはWNBAフェニックス・マーキュリーでプレー。世界最高峰の舞台で23試合に出場し、スピードとゲームメイク力で存在感を示した。2013年には中国リーグでも活躍し、国内外で豊富な経験を積む。日本代表としては2004年から2014年までプレーし、アテネ五輪や世界選手権、アジア選手権などで中心選手として活躍。引退後はトヨタ自動車アンテロープスの指導者に転身し、2022年にヘッドコーチ就任。就任初年度からチームを準優勝に導き、現在も勝利を追求しながら若手育成にも力を注ぐ。2023年にはFIBA殿堂入り(日本人3人目)を果たし、日本バスケット界の歴史に名を刻む存在となった。

山本麻衣

1999年10月23日/広島市安佐南区出身、ポイントガード。桜花学園高でインターハイ、ウインターカップ、国体3冠達成。2018年よりトヨタ自動車アンテロープスに加入し、2020–21、2021–22でWリーグ連覇&プレーオフMVP(21–22)。日本代表として3×3(東京)、5人制(パリ)ともに活躍し、2024年パリ五輪最終予選MVP、東京2020オリンピック(5位)、2024パリ出場。3×3 U23ワールドカップ(2018銀/2019金)でも逆転優勝とMVP。身長163cmながら3Pやドライブ力で持ち味を発揮。2025年2月にはWNBAダラス・ウィングスのキャンプにも参加し、日本人5人目の挑戦者に。

平下愛佳

2002年1月14日生まれ、愛知県出身、スモールフォワード。桜花学園高校ではキャプテンとしてインターハイ・国体・ウインターカップの高校三冠を達成し、2020年1月にアーリーエントリーでトヨタ自動車アンテロープスに加入。WJBLでは2021–22シーズンに優勝、翌22–23年もプレーオフ進出に貢献。2022年に代表デビューし、FIBA女子ワールドカップ、2023年杭州アジア大会では銀メダルを獲得。3×3でもU16~U19代表に選出され、好成績を収める。2025–26シーズンは平均得点、リバウンド、シュート成功率も高水準をキープ。2026年には地元・愛知名古屋で開催されるアジア大会出場にも意欲を見せている。身長177cmのスモールフォワードとしてペイントの駆け引きや3P長距離ショットに強さをみせ、「走り勝つ」スタイルは大神監督も高く評価。「シュートは仕事」と語る姿勢は、日本代表でも重要な役割を担います。

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