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ニュービル 3年連続MVPを獲得-永塚和志撮影
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ニュービルが3年連続MVPを受賞した2025-26シーズンのBリーグアワード。その結果は、長崎ヴェルカの初優勝とともに大きな話題を呼んだ。

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ニュービルの3年連続MVPが示す歴史的価値

ニュービルが語った受賞の重み

第3戦までもつれたBリーグファイナル。長崎ヴェルカの優勝をもって終幕してから3日後の5月29日。

2025-26で活躍をした各賞の受賞者等を表彰する「Bリーグアワードショウ2025-26」が東京ガーデンシアター(東京都江東区)で開催された。

最優秀選手賞(MVP)に輝いたのは、宇都宮ブレックスのDJ・ニュービル。3年連続での受賞となった。10年のBリーグの歴史の中で、2度以上同賞を手にした選手は他にいない。

コート上で大きく感情を露にすることなく、飄々としている34歳の相好が崩れた。自身の名前が呼ばれると驚きの表情を浮かべ、家族への感謝も交えた受賞のスピーチ。その際には声をわずかにうわずらせながら、目を濡らした。

ニュービルが3年連続のMVPを受賞-永塚和志撮影

ニュービルが3年連続のMVPを受賞-永塚和志撮影

家族への感謝と移籍を控えた心境

「今シーズンは多くの選手たちが良いプレーを見せたし、今日登壇した中で(宇都宮の選手は)僕1人で、長崎は3人(スタンリー・ジョンソン、イ・ヒョンジュン、馬場雄大)もいた。そのため、彼らの中の誰か、あるいは他の誰かが選ばれてもおかしくなかった。その中で僕が3年連続で受賞という前例のないこととなって驚いたよ」。

「家族が果たしてくれている役割を考えていたら感情的になってしまった。彼らの犠牲なくして(受賞は)ありえなかったから」。

イベント後、そのことについて問われたニュービルはそのように答えた。言葉を通訳が約している間には宙を見ながら思いにふけっていた様子だった。しかし、その目は再び光っていった。

ニュービルは宇都宮を退団。来シーズンはアルティーリ千葉でプレーすることがすでに発表されている。3年間在籍したチームを離れる感傷も、そこにはあったかもしれない。

B1で7位の平均19得点。加えて、今シーズンは初めてB1のアシスト王(平均6.4本)にもなったニュービル。3度目の受賞の感触は過去2度とはどう異なるのかを聞かれこう述べた。

「NBAやその他の競技でも2度、受賞する選手は見たことがあると思うけど、3度というのはかなり稀だと思う。3年連続での受賞は能力がなければできない。自分はその能力のレベルを上げ続けようとしてきたからこそというところもある。だから今回の受賞はより特別だ」。

ニュービルは来季、宇都宮からA千葉へ移籍-Journal-ONE撮影

ニュービルは来季、宇都宮からA千葉へ移籍-Journal-ONE撮影

ニュービルの存在感とBリーグの競争力向上

ニュービルが牽引した宇都宮の3年間

シーズンの「ベスト5」にはこちらも3年連続受賞のニュービル、ジャレット・カルバー(仙台89ers、初)、イ、ジョンソン(初)、富永啓生(レバンガ北海道、初)が選出された。

「セカンドチーム」にはケリー・ブラックシアー・ジュニア(群馬クレインサンダーズ)、デイビッド・ヌワバ(三遠ネオフェニックス)、ダバンテ・ガードナー(シーホース三河)、齋藤拓実(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)、馬場が名を連ねた。

「ベストディフェンダー賞」には馬場が2023-24に続いて2度目の受賞となり、「ベスト6thマン賞」にはジョンソン(初)が、「新人賞」にはジャン・ローレンス・ハーパージュニア(サンロッカーズ渋谷、初)が選出された。

以前は外国籍選手は2名までが選出可能という規定(現在は撤廃)があったこともあり、ベスト5には常に複数の日本人選手が選ばれてきた。が、今回、選出されたのは富永1名のみ(帰化選手を除く)となった。そこには、外国籍選手のレベルが上がり、ジョンソンやカルバーといったNBAのドラフト上位指名選手がプレーをするようになったことも背景として挙げられるだろう。

ベストディフェンダー賞受賞の馬場雄大-永塚和志撮影

ベストディフェンダー賞受賞の馬場雄大-永塚和志撮影

外国籍選手のレベル上昇と日本人選手の課題

純粋なPGとしても唯一、10人の中に名を連ねた齋藤。Bリーグでの外国籍選手のレベルの上昇がこうした傾向を呼んでいると話す。

加えて、トップカテゴリーが「Bプレミア」(コートに同時に立てる外国籍選手の制限が撤廃される)が始まる来シーズン。以降は、そこにさらに拍車がかかる可能性もあると話した。

■記者プロフィール
永塚 和志
フリーランススポーツライター。Bリーグ、男女日本代表を主にカバーし、FIBA W杯や米NCAAトーナメントを取材。他競技ではWBCやNFLスーパーボウル等の国際大会の取材経験もある。著書に「''近代フットボールの父'' チャック・ミルズが紡いだ糸」(ベースボール・マガジン社)があり、東京五輪で日本女子バスケ代表を銀メダルに導いたトム・ホーバスHC著「ウイニングメンタリティー コーチングとは信じること」、川崎ブレイブサンダース・篠山竜青選手 著「日々、努力。」(ともにベースボール・マガジン社)等の取材構成にも関わっている。

「X」アカウント https://x.com/kaznagatsuka
アクセス
東京ガーデンシアター
  • 東海道新幹線 東京駅 - 京葉線(8分)- 新木場駅 - りんかい線(4分)- 国際展示場駅 - 徒歩(9分)
Journal-ONE記者の永塚和志氏
取材・文:
永塚 和志( 日本 )
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