「来シーズン、Bプレミアとなってオンザコートのルールが変わる。その中で、今日、会場にいるようなタレントのある外国籍選手はもっと増えていくと思います。そこに日本人選手がついていけないとなるとリーグ側の目的である日本代表の強化にもつながっていかない」。
「それゆえ、どれだけそういったレベルの高い外国籍選手がいる中でも、僕なんかは特に背も小さい(172cm)ですが、背が小さい中でもやれるようになれば、日本代表のほうにも貢献できる部分は増えてくると思います。日本人選手が引けを取らないような活躍をしていかなきゃいけないと感じています」。

名古屋Dの齋藤拓実-永塚和志撮影
長崎ヴェルカ初優勝の背景と個人賞ラッシュ
ジョンソン・イ・馬場のインパクト
アワードショウには長崎ヴェルカの面々が優勝チームとして参加した。横浜アリーナでのファイナルは、5年連続でその場に歩みを進めた琉球ゴールデンキングスとの激しい肉弾戦となった。長崎は初戦を落としたが、第2戦と3戦で連勝。2020年に創設され、Bリーグ参戦から5年(B1昇格から3年)にして初めての優勝となった。
激闘後には「まだ優勝した実感がない」といったような発言もあった長崎。しかし、数日が経ち、数多く集まった様々なチームのファンを前にしたきらびやかな舞台に登壇した。これにより、彼らが自分たちの成し遂げたことに現実味を感じている様子だった。
毎年、王者は生まれる。だが今シーズン、B1最高勝率(47勝13敗)を挙げた長崎の優勝はやや異例なところもあった。というのも、ジョンソンとイがベスト5に、馬場もノミネートの10名に名を連ねた。さらに、ジョンソンが6thマン、馬場がベストディフェンダー。加えて、イも「アジア特別賞」にと数多くの個人賞を受賞したからだ。

長崎ヴェルカを代表して島田チェアマンより優勝杯を受けとる狩俣昌也-永塚和志撮影
優勝チームに個人賞が集中した理由
頂点に立つチームはえてして、個の力よりもロスターの層の厚さやチーム力によって優勝を勝ち取る傾向がある。これは、オールスターゲームのファン投票なども似たところがある。それでも、アワードでの個人賞に選ばれることはさほど多いとはいえない。
優勝チームの指揮官が手渡される「最優秀ヘッドコーチ賞」。こちらも、長崎のモーディ・マオール氏が受賞している。
「恵まれているし、優勝チームだからそうあるべきでもあるよね。皆がここにいるのに値していると思うよ」
B1トップの3Pシュート成功率(47.9)を記録したイ。柔和な表情と口調で、多くの選手らが賞を受賞したことについてこう語った。

アジア特別賞を受賞のイ・ヒョンジュン-永塚和志撮影
2025-26シーズンを彩ったその他の主要アワード
その他の主だった賞は以下の通り。
まずは、「最優秀インプレッシブ選手(MIP)」には富永啓生が。続いて、「最優秀審判賞」にはBリーグ初年度から10年連続で加藤誉樹氏が。加えて、「ベストダンクシュート賞」には鹿児島レブナイズのアンソニー・ゲインズ・ジュニアが選ばれた。
また、リーグでの功績に対して送られる「功労者表彰」。こちらは、西村文男(千葉ジェッツ)と菊地祥平(アルバルク東京)が選ばれた。ともに、今シーズンをもっての現役選手引退となった選手からの選出となった。

「X」アカウント https://x.com/kaznagatsuka













