色とりどりの傘が輝く、アンブレラスカイ 2026。Journal-ONE取材版がお届けする、ムーミンバレー完全攻略レポート【第一弾、第二弾、先行公開中!】

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リーグワン 準決勝で活躍したコルビとマキシ‐斉藤健仁撮影
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リーグワンの上位6チームで優勝を決定する プレーオフトーナメントが始まった。

昨年12月中旬に開幕した『NTTジャパンラグビー リーグワン』も、クライマックスが近づく。5月23日(土)24日(日)には、東京の『秩父宮ラグビー場』で準々決勝2試合が行われた。

サンゴリアスvsブラックラムズ|リーグワン準決勝① 

リーグワン屈指の攻撃力が序盤から炸裂

5月23日の準々決勝1試合目は初制覇を狙う東京サンゴリアス(リーグ戦4位)が登場。初のプレーオフとなったリコーブラックラムズ東京(5位)と激突した。

リーグワンになってからサンゴリアスが通算7勝1敗。2週間前の対戦でも、サンゴリアスが39-22で勝利している。その結果、今季リーグ戦で2勝となったサンゴリアスの有利が予想されていた。

キックオフ後、サンゴリアスはスピードを意識したアタックを仕掛る。まずは、前半3分に南アフリカ代表WTB(ウィング)チェスリン・コルビがトライ。これを皮切りに3トライを挙げて、15分までに17-0とリードした。

一方のブラックラムズも反撃。キャプテンSH(スクラムハーフ)TJ・ペレナラは、「自分たちは良いチームだ。17点差なら取り返せる。」と信じていた。

その言葉通り、ペレナラが1トライを返したブラックラムズ。しかし、さらに1トライ、1PG(ペナルティゴール)を許し、前半は27-10で折り返した。

ブラックラムズの猛追と劇的な結末

この試合、ブラックラムズはベンチに通常のFW(フォワード)を5人ではなく、6人を置いた。その狙い通り、後半の頭からPR(プロップ)パディ・ライアン、日本代表FL(フランカー)アマト ファカタヴァを投入。すると、ブラックラムズが一気にペースを握った。

この試合、出色の出来だったブラックラムズのWTBメイン平が2トライ。加えて、SHペレナラ、HO(フッカー)大西将史もトライを挙げる。その結果、後半31分にはついに32-33と1点差にまで迫った。

サヨナラトライで決着した運命のラストプレー

38分、ブラックラムズはSO(スタンドオフ)中楠一期がPGを沈めて、ついに35-33と逆転に成功。加えて、残り50秒でサンゴリアスがペナルティを犯す。これで、試合はこのままブラックラムズが勝利すると思われた。

残り30秒、この反則からブラックラムズは4つほどある選択肢からPGを選んだ。

しかし、ホーンが鳴った後、左中間45mのPGをSO中楠が決めきることができない。すると、右に逸れたボールは、デッドボールラインを割らない。サンゴリアスのFB(フルバック)松島幸太朗がボールをキャッチすると、そのまま試合は継続した。

サンゴリアスはミスをすれば、その瞬間にノーサイドとなる。しかし、そのプレッシャーの中でも果敢にアタックを仕掛けた。一方、ブラックラムズは2度、反則を犯してしまい、サンゴリアスが相手陣22m内でボールをつなぐ。

そして最後は、アドバンテージをもらった中で、途中出場のSH福田健太のオフロードパス。これを、同じく途中出場のPR森川由起乙が中央に飛び込んでトライ。サンゴリアスがサヨナラトライで、40-35と逆転勝利を収めた。

森川は「プレーオフを経験している僕らの方が一つ上手だった。全員が最後、同じ画を見て、15人がしっかり動き続けた。」と語った。

「ネバーギブアップ」で勝利したサンゴリアス

今季限りでの引退をすでに表明しているサンゴリアスのゲームキャプテンSH流大。

「前半はサントリーのモメンタムがあった。しかし、後半はほとんどの時間、ブラックラムズさんにモメンタムを与えてしまった。僕も正直、最後負けると思ってしまうところもあった。」と心境を語った。

「ただ、フィールド中にいた15人が『ネバーギブアップ』を体現してくれた。本当にラグビーは最後まで何が起こるかわからない、というゲームになった。プレーオフなので、勝つことが大事だと思っていた。その結果、次に進めることをうれしく思う。」と安堵の表情を見せた。

惜しくも勝利できなかった、ブラックラムズのキャプテン・ペレナラ。

「このグループを本当に誇りに思うし、今シーズン、達成できたことを誇りに思う。結果には当然満足していない。勝てる位置まで自分たちはいけた。でも勝てなかった。試合を振り返るには、少し時間が必要。今はまだ受け止めるのが難しいが、観る人にとっては本当に素晴らしい試合だった。」と胸を張った。

スピアーズvsブレイブルーパス|リーグワン準決勝②

リーグワン屈指の守備力対決

5月24日(日)に行われた準々決勝の2試合目は、昨季のプレーオフ決勝と同じカードとなった。

3年ぶりの王座奪還を狙うクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(リーグ戦3位)と、3連覇を狙う東芝ブレイブルーパス東京(6位)が激突した。昨季の決勝は18-13で、ブレイブルーパスが優勝を飾っている。

■記者プロフィール
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。2012年から2015年までエディー・ジャパン全54試合を現地で取材。ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「ラグビー語辞典」(誠文堂新光社)、「今こそ行きたい 欧州サッカースタジアム巡礼」(エクスナレッジ)など著書多数。
≫「X」アカウント
https://twitter.com/saitoh_k
アクセス

秩父宮ラグビー場

  • 住所
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    駐車場・駐輪場はございません。公共交通機関をご利用ください。
Journal-ONE投稿記者-斉藤 健仁
取材・文:
斉藤 健仁( 日本 )
この記事に関連する人物
中山 亮平

1988年生まれ、大阪府出身。日本ラグビー界屈指のBKとして浦安D-Rocksで活躍中。日本代表通算30キャップを誇り、ラグビーワールドカップでは、2019年日本大会と2023年フランス大会に出場。2019年日本大会では、日本代表初のベスト8入りに貢献した。東海大仰星高校3年時には花園で全国制覇を果たし、早稲田大学でも1年時から大学選手権優勝を経験。コベルコ神戸スティーラーズでは12シーズン活躍し、2025-26シーズンからは浦安D-Rocksへ移籍した。

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