色とりどりの傘が輝く、アンブレラスカイ 2026。Journal-ONE取材版がお届けする、ムーミンバレー完全攻略レポート【第一弾、第二弾、先行公開中!】

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リーグワン 準決勝で活躍したコルビとマキシ‐斉藤健仁撮影
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今季の対戦成績は1勝1敗と互角。フィジカル、セットプレーに強みを見せ、優勝候補の一角であるスピアーズ。このスピアーズを、どこまでブレイブルーパスが止めることができるか、が焦点だった。

なお、先週、スピアーズのトゥパ・フィナウ選手の奥さん(スピアーズの日本代表PRオペティー・ヘルの実姉)が病気で亡くなった。そのため、両チームの選手が喪章をつけて戦った。

試合は予想通りのフィジカルバトルとなった。

まずは、ブレイブルーパスがFB松永拓朗のPGで3点を先制。しかし、15分にスピアーズも、相手反則後にSH岡田一平がクイックタップから飛び込みトライ。スピアーズが7-3と逆転に成功した。

その後は、スピアーズはFBショーン・スティーブンソンらのキックで、長い時間を相手陣で戦った。それに対し、ブレイブルーパスも気迫のこもったディフェンス、タックルを見せ続ける。その結果、前半、スコアボードは動かなかった。

スピアーズが見せた完成度の高さ

後半開始直後の3分、スピアーズがキックパスからWTBハラトア・ヴァイレアが右隅にトライ。すると、11分にもキャプテンのNO8(ナンバーエイト)マキシ ファウルアが押さえ、19-3とリードを広げた。

その後も『アライブ』をテーマに掲げたスピアーズ。ディフェンスでは相手の攻撃をシャットアウトし、スクラムでもプレッシャーをかけ続けて、相手陣で終始戦いを続けた。

最後は39分、カウンターからCTB(センター)リカス・プレトリアスがトライ。スピアーズが26-3とリードを広げて、試合を締めくくった。

「今週の試合を決勝だと思って準備した。絶対、勝ちにいくというマインドセットが全員強かった。自分たちのプロセス、仲間を信じて、80分戦い続けて、勝利につながったので良かった。(スピアーズのファンである)オレンジアーミーが自分たちの力になったので、最高だった」。

スピアーズのキャプテンNO8マキシは、こう言って破顔した。

モウンガは感謝の言葉とともに日本を離れる

一方で、3連覇を達成することができず、リーグワンの今シーズンが終わったブレイブルーパス。

「前半、自分たちの方が優位だった。後半、相手にスコアされて、少しずつモメンタムが取られた状態でアタックされて、なかなかスコアできなかった。スコアできたら展開が変わると思ったが、スコアするチャンスがなかった」。

NO8リーチ マイケル キャプテンは、こう言って相手のディフェンスを称えた。

この試合が、リーグワンでのラストゲームとなった元オールブラックスSOリッチー・モウンガ。

「何よりもまず、日本での経験は僕自身にとっても、家族にとっても本当に素晴らしいものだった。」とコメント。

続けて、「たくさんの素晴らしい思い出を持って日本を離れる。心の中に日本の一部を持って、この国と人々への特別な思いを抱きながらニュージーランドへ帰る。皆さんが与えてくれた愛情に本当に感謝している。ニュージーランドから東芝ブレイブルーパスのファンになる。いつかまた戻ってきたい。」という言葉を残して、スタジアムを後にした。

準決勝展望|攻撃力と守備力が激突するベスト4対決

準々決勝の結果、秩父宮ラグビー場で2試合が行われる準決勝は下記のカードとなった。

・5月30日(土)12:05

 コベルコ神戸スティーラーズ(1位)vs.東京サントリーサンゴリアス(4位)

・5月31日(日)14:05

 埼玉パナソニックワイルドナイツ(2位)vs.クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(3位)

スティーラーズ vs サンゴリアス|攻撃力のぶつかり合い

準決勝の1試合目はリーグワン リーグ戦首位のスティーラーズと、サンゴリアスの伝統クラブ同士が対戦する。

トップリーグ時代はスティーラーズの9勝13敗1分(カップ戦含む)で、リーグワンになってからも3勝6敗とサンゴリアスに分がある。しかし、今季も含めて直近3試合はスティーラーズが3連勝している。

スティーラーズの武器は何と言っても、FW、BK(バックス)が一体となり、オフロードパスを積極的に使った攻撃的なアタックだ。得点750、112トライはともに12チーム中トップの数字を誇る。

準決勝まで3週間、試合がなかったことが少し気がかりだ。それでも、スペースにアタックし続けるスティーラーズのラグビーを見せて、決勝に進みたい。そして、今季限りで退団し、オールブラックスの指揮官になるデイブ・レニーHC(ヘッドコーチ)を胴上げして送り出したい。

対するサンゴリアスも準々決勝で40得点を挙げたように、伝統的に攻撃ラグビーが信条だ。準々決勝は後半の戦い方に課題を残した。しかし、今季限りの退団を発表したWTBコルビを筆頭に、80分間攻撃し続けて、1点でも相手を上回りたいところ。

この試合は序盤こそ手堅いゲーム運びとなるかもしれない。それでも、疲れが見えてきた後半はお互いにトライを取り合う展開になるかもしれない。

■記者プロフィール
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。2012年から2015年までエディー・ジャパン全54試合を現地で取材。ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「ラグビー語辞典」(誠文堂新光社)、「今こそ行きたい 欧州サッカースタジアム巡礼」(エクスナレッジ)など著書多数。
≫「X」アカウント
https://twitter.com/saitoh_k
アクセス

秩父宮ラグビー場

  • 住所
    東京都港区北青山2-8-35
  • TEL
    03-3401-3881
  • アクセス
    JR 千駄ヶ谷駅・信濃町駅 - 徒歩15分
    東京メトロ銀座線 外苑前駅 - 徒歩5分
    都営大江戸線 青山一丁目駅 - 徒歩10分
  • その他
    駐車場・駐輪場はございません。公共交通機関をご利用ください。
Journal-ONE投稿記者-斉藤 健仁
取材・文:
斉藤 健仁( 日本 )
この記事に関連する人物
中山 亮平

1988年生まれ、大阪府出身。日本ラグビー界屈指のBKとして浦安D-Rocksで活躍中。日本代表通算30キャップを誇り、ラグビーワールドカップでは、2019年日本大会と2023年フランス大会に出場。2019年日本大会では、日本代表初のベスト8入りに貢献した。東海大仰星高校3年時には花園で全国制覇を果たし、早稲田大学でも1年時から大学選手権優勝を経験。コベルコ神戸スティーラーズでは12シーズン活躍し、2025-26シーズンからは浦安D-Rocksへ移籍した。

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