京都宇治の歴史、高知の豊かな食文化、鹿児島のダイナミックな火山と温泉。公共交通機関で巡る1泊2日の厳選モデルコースを提案。日常に上質な余白をもたらす地域経済と文化の深層に触れる、Journal-ONEの特集記事はこちら!

ニンテンドーミュージアム、高知のひろめ市場、鹿児島でフェリーの旅!公共交通機関で巡る1泊2日の厳選モデルコースを提案。日常に上質な余白をもたらす地域経済と文化の深層に触れる、Journal-ONEの特集記事はこちら!

TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn
TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn
この記事の目次

その遺言にしたがって、夢窓国師を開山に迎えて寺とし、義満の法号である「鹿苑院殿」から二文字を取って鹿苑寺と名づけられたのです。華やかな別荘から将軍ゆかりの禅寺へ。金閣寺という呼び名の裏には、こうした成り立ちが隠れています。

金閣寺の見どころ

金閣寺 見どころ

金閣寺の魅力は、金色の舎利殿だけにとどまりません。池に映り込む幻想的な姿や、境内に点在する茶室や滝、そして知るほどに驚かされる建物の秘密まで、見どころは盛りだくさんです。

ここでは、訪れたときに見逃したくないポイントを順番に紹介していきます。

金箔に輝く舎利殿「金閣」が最大の見どころ

金閣寺といえば、やはり金色に輝く舎利殿「金閣」が一番の見どころです。三層からなるこの建物は、二層目と三層目の外壁に金箔が張られ、太陽の光を受けてまばゆく輝きます。

実は各層で建築様式が異なり、一層は貴族の住まいを思わせる寝殿造、二層は武家造、三層は禅宗の仏殿造という三つの様式が一棟に重ねられています。

身分や文化の違いを建物で表現したともいわれ、ただ豪華なだけではない奥深さが感じられます。内部は非公開ですが、池越しに眺めるだけでも、その迫力は十分に伝わってくるはずです。

鏡湖池に映る「逆さ金閣」は撮影の定番

金閣の前に広がる鏡湖池は、金閣寺を語るうえで欠かせない存在です。風のない穏やかな日には、水面が鏡のように金閣を映し出し、「逆さ金閣」と呼ばれる絶景が現れます。

本物の金閣と、水面に揺れるもう一つの金閣が重なり合う光景は、写真におさめたくなる人気の撮影スポットです。

池には大小の島や名石が配され、極楽浄土をこの世に表したと伝わる庭園の世界観をいっそう引き立てています。ベストショットを狙うなら、池の対岸にあたる順路上が定番なので、足を止めてじっくり眺めてみてください。

夕佳亭・龍門滝・不動堂など境内に点在するスポット

金閣に気を取られがちですが、境内を巡る順路にも見どころが点在しています。後半にある茶室「夕佳亭(せっかてい)」は、ここから眺める金閣が美しいことで知られる風雅な建物です。

少し進むと、鯉が登りきると龍になるという伝説にちなんだ「龍門滝」や、空海作と伝わる石不動明王をまつる「不動堂」も見られます。

不動堂は古くから信仰を集めるお堂で、節分やお盆には特別な法要も営まれます。金閣だけで引き返さず、こうしたスポットまで歩いてこそ、金閣寺をたっぷり味わえるでしょう。

屋根の鳳凰や金箔の量など知って得する豆知識

知っていると現地での見え方が変わる豆知識も紹介します。金閣の屋根のてっぺんには金色の鳳凰が羽を広げており、この鳳凰は1950年の火災のときも修理で取り外されていたため、難を逃れたと伝えられています。

金箔は1辺がおよそ10.8センチの薄い箔を約20万枚も使い、総重量はおよそ20キロにのぼるそうです。さらに、1987年の大修理では、それまでの5倍の厚さの金箔へと張り替えられました。

なお、これだけの名建築でありながら、金閣は世界遺産ではあっても国宝には指定されていません。現在の建物が再建されたものである、という事情が背景にあります。

金閣寺の拝観料・拝観時間・所要時間

金閣寺 拝観料・拝観時間・所要時間

訪れる前に確認しておきたいのが、拝観料や受付時間、そしてどれくらい時間を見ておけばよいかという点です。

ここでは、料金や開門時間といった基本のデータに加えて、見学にかかる目安の時間まで、出かける前に押さえておきたい情報をまとめて紹介します。

拝観料は大人500円、小・中学生300円

金閣寺の拝観料は、大人(高校生以上)が500円、小・中学生が300円です。団体割引は設けられていませんが、30名以上の場合は団体としてまとめて入場できます。なお、特別拝観が行われる時期には料金が変わることもあります。

過去の情報のまま掲載されていることもあるため、最新の金額は公式サイトで確認しておくと安心です。せっかくの京都観光で慌てないよう、出発前にチェックしておきましょう。

拝観時間は9:00〜17:00で年中無休

金閣寺の拝観時間は、午前9時から午後5時までです。年中無休で開いているため、季節や曜日を問わず参拝できるのがうれしいところです。ただし、特別拝観が実施される際には時間が変わる場合もあります。

閉門の時間が近づくと受付が早めに締め切られることもあるので、ゆっくり見て回りたい方は、遅くとも午後4時前には入場を済ませておくのがおすすめです。

こちらも変更の可能性があるため、訪問前に公式サイトで最新の情報を確かめておきましょう。

拝観の所要時間は40〜60分が目安

金閣寺をひと通り見て回る所要時間は、おおむね40分から60分ほどが目安です。境内は順路が一方通行になっていて、入口と出口が別の場所に分かれています。金閣の前で写真を撮り、庭園や茶室、不動堂までめぐると、だいたいこのくらいの時間がかかります。

jone_logo
取材・文:
Journal ONE( 編集部 )
TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn