コースは朝・昼・夕で景色も食事も移り変わる
4つのコースは、走る方向と時間帯で分かれています。朝いちばんの大洲編は、松山駅から伊予大洲駅へ向かう下り便で、新鮮な地元野菜を中心としたモーニングが味わえます。昼の双海編は伊予大洲駅から松山駅へ戻る上り便で、内子杉の木箱に詰めた和洋折衷のお膳が供されます。
同じく昼の八幡浜編は松山駅から八幡浜駅への下り便で、瀬戸内の食材を生かしたフレンチのミニコースを楽しめます。
夕方の道後編は八幡浜駅から松山駅へ向かう上り便で、砥部焼のお重に盛るアフタヌーンティーが人気を集めています。運転時刻は下記の通りで、いずれの便も景勝地の下灘駅で数分間停車します。
| コース | 区 間 | 発着時刻(目安) | お食事 |
|---|---|---|---|
| 大洲編 | 松山 → 伊予大洲 | 8:28発 → 10:28着 | モーニング |
| 双海編 | 伊予大洲 → 松山 | 10:57発 → 13:02着 | 和洋折衷のお膳 |
| 八幡浜編 | 松山 → 八幡浜 | 13:38発 → 15:56着 | フレンチのミニコース |
| 道後編 | 八幡浜 → 松山 | 16:27発 → 18:30着 | アフタヌーンティー |
時刻はダイヤ改正で変わることがあるため、乗車前には公式サイトで最新の情報をご確認ください。
運転は金・土・日・祝が中心で、季節ごとに車窓が変わる
運転日は金曜・土曜・日曜・祝日が中心で、月によっては特定の日にコースを限定して走ることもあります。運転日カレンダーは公式サイトで毎月更新されるので、旅の日程が決まったら早めに確認しておくと安心です。
車窓は季節ごとに表情を変え、春はやわらかな新緑、夏は青く輝く海、秋から冬にかけては伊予灘を茜色に染める夕陽と、一年を通して見飽きることがありません。とくに道後編は日の入りの時間帯に下灘駅付近を走るため、夕焼けの見頃と重なる秋冬の乗車がおすすめです。
お食事もおよそ2か月ごとにメニューが替わり、季節を変えて何度も乗りたくなります。運転日や空席の最新状況は、必ず公式サイトでご確認ください。
予約方法ときっぷ

「伊予灘ものがたり」は全車グリーン車の指定席で、乗るには少し準備が必要なので注意しましょう。ポイントは、座席のきっぷと、車内のお食事を予約する「食事予約券」を別々に手配することです。
しかも、インターネットの一般的な予約サイトでは座席がとれないという、うっかり見落としやすい注意点もあります。ここでは、必要なきっぷの種類と、食事予約券の買い方を分けて整理していきましょう。
きっぷはネット予約できず、みどりの窓口などで購入する
乗車に必要なきっぷは、乗る号車によって少し変わります。1・2号車なら乗車券・特急券・グリーン券、3号車の個室なら乗車券・特急券・個室グリーン券がそれぞれ必要で、内訳は下記の通りです。
これらのきっぷは乗車日の1か月前の午前10時から発売され、全国のみどりの窓口や主な旅行会社で購入できます。ここで気をつけたいのが、e5489やえきねっとといったインターネット予約では座席が取れないという点です。
人気の便は発売直後に埋まることもあるため、発売日にみどりの窓口へ足を運ぶか、電話予約を活用すると確実でしょう。
| ご利用号車 | 必要なきっぷ | 補 足 |
|---|---|---|
| 1・2号車 | 乗車券+特急券+グリーン券+食事予約券 | いずれもご利用人数分 |
| 3号車(個室「陽華の章」) | 乗車券+特急券+個室グリーン券+食事予約券 | 個室グリーン券は一室 33,600円(定員2〜8名) |
この組み合わせをそろえて、はじめて乗車できます。空席状況はJR四国の公式サイトで確認できるので、申し込みの前にのぞいておくと計画を立てやすくなります。
食事予約券はtabiwaなどで別途購入が必要
車内のお食事は、座席のきっぷとは別に「食事予約券」を事前に買っておく必要があります。当日に車内で注文することはできないので、忘れずに手配しておきましょう。販売しているのは、JR四国のみどりの窓口、JR四国 旅の予約センター、JR四国ツアー、そしてオンラインで完結する「tabiwa by WESTER」です。
受付期間はみどりの窓口やtabiwaが乗車日の4日前まで、旅の予約センターやツアーは10日前までと差があります。tabiwaでは食事予約券を買えますが、乗車券や特急券・グリーン券は購入できないため、これらは別途みどりの窓口などでご用意ください。
なお、お食事を予約する場合は、始発駅から終着駅まで全区間の乗車が条件となります。販売箇所や受付期間は変わることがあるので、最新の内容は公式サイトでご確認ください。
座席と車両

「伊予灘ものがたり」は3両編成で、そのすべてがグリーン車の指定席です。1号車「茜の章」から3号車「陽華の章」まで、車両ごとに趣が異なり、どの席を選ぶかも旅の楽しみのひとつになります。












