愛媛県の山あいに、真夏でもひんやりと澄んだエメラルドグリーンの清流が流れる渓谷があります。西日本最高峰の石鎚山を源とする面河渓(おもごけい)です。
この清流を舞台に、川を滑り降りたり淵に飛び込んだりしながら下っていく新感覚のアウトドアが、面河渓キャニオニング。装備はすべてレンタルでき、泳ぎが得意でない人や初めての人でも気軽に挑戦できます。
この記事では、女子ソフトボール・伊予銀行ヴェールズの選手が実際に体験した様子をまじえながら、見どころや料金、予約、アクセスまで詳しくご紹介します。
面河渓キャニオニングとは?

面河渓は、四国でも屈指の透明度を誇る清流と、花崗岩が生み出した迫力ある渓谷美で知られる名勝地です。
キャニオニングの舞台がどんな場所なのか、独特な水の色の秘密や、体験を運営するツアー会社まで、まずは面河渓キャニオニングの全体像から見ていきましょう。
| 施設名 | グッドリバー 面河ベース |
|---|---|
| 所在地 | 愛媛県上浮穴郡久万高原町若山21-1521(渓泉亭・面河茶屋隣) |
| コース | 面河渓ハーフDAYコース(初心者向け) |
| 開催シーズン | 例年5月下旬〜10月上旬頃(要確認) |
| 集合時間 | 午前9:30/午後13:30(所要 約3時間) |
| 参加料金 | 8,000円〜(税込・要確認) |
| 対 象 | 小学生〜(対象年齢・健康条件は要確認/18歳未満は保護者同伴) |
| 最少催行人数 | 2名 |
| 予 約 | 要予約(WEB予約/2日前19:00締切) |
| 駐車場 | 約50台・予約不要 |
※料金・シーズン・対象条件などは変更される場合があります。おでかけ前に公式サイトや予約サイトで最新情報をご確認ください。
石鎚山を源とする四国最大の渓谷
面河渓は、愛媛県のほぼ中央に位置する久万高原町にあり、石鎚国定公園に指定された名勝地です。西日本最高峰として知られる標高1,982メートルの石鎚山を源とし、四国で最大級の規模を誇る渓谷として親しまれてきました。
入口では、高さおよそ100メートル、幅およそ200メートルという花崗岩の大岸壁「亀腹(かめはら)」が出迎えてくれます。長い年月をかけて水が削り出した奇岩の連なりは迫力満点で、見上げるだけでも足を運んだ甲斐を感じられるでしょう。
仁淀ブルーの源になった透明度の高い清流
面河渓を流れる面河川は、県境を越えて高知県へと下り、”奇跡の清流”と呼ばれる仁淀川へ注いでいきます。仁淀川の水が「仁淀ブルー」と称される美しさの源は、まさにこの上流域にあります。
青とも空色ともつかない独特のエメラルドグリーンは、石鎚山系の柱状節理にしみ込んだ雨水が地下でゆっくりとろ過され、再び湧き出すことで生まれるといわれています。
川底までくっきりと見通せるほどの透明度で、実際に水へ入った選手たちも、その澄んだ色と冷たさに思わず歓声をあげていました。
面河渓でキャニオニングを楽しめるのはグッドリバーだけ
キャニオニングは、渓谷(キャニオン)を水の流れとともに下っていく、フランス発祥のアウトドアスポーツです。この面河渓でツアーを開催しているのは、地元のガイド会社「グッドリバー」ただ1社。
滑床渓谷、薬師谷渓谷とあわせて県内3つのフィールドを運営しており、面河渓では初心者でも無理なく楽しめるハーフDAYコースを用意しています。集合場所となる面河ベースは、渓泉亭・面河茶屋に隣接した、かつての旅館を利用した趣のある建物です。
ウェットスーツからヘルメット、シューズまで装備一式をレンタルできるため、水着とタオルさえあれば手ぶらに近い形で参加できます。選手たちも初めての体験に胸をふくらませていました。面河渓キャニオニングの基本情報は、下記の通りです。
コースの見どころと体験の流れ

面河ベースで装備を整えたら、いよいよ渓谷へ向かいます。面河渓のハーフDAYコースは、川沿いを少し歩いて入水し、飛び込みや天然のスライダーを楽しみながら下っていく構成です。
支度から本番までの流れを、選手たちの体験とともにたどってみましょう。
装備一式レンタルで手ぶら参加、着替えて出発
体験はまず、面河ベースでの受付と着替えから始まります。ウェットスーツにヘルメット、グローブ、専用シューズまで一式が用意されているので、水着の上に着込めば準備は完了です。
地元・久万高原町の出身というガイドが、道具の使い方や川での動き方をていねいに説明してくれるため、初めてでも不安なく臨めます。ウェットスーツを着ると水の冷たさもやわらぎ、多少転んでもケガをしにくいので、思いきり遊べる心強さがあります。
選手たちも、ふだんとは勝手の違う装備に少し緊張した面持ちで玄関前に集合。ガイドの明るい「ようこそ面河渓へ」という声に迎えられ、わくわくした表情でコースへと歩き出しました。












