5月はチューリップとムスカリが咲く
シーズンの幕開けを飾るのがチューリップです。例年5月中旬に見頃を迎え、ムスカリやパンジーとともに丘に春の色を広げます。この時期ならではの魅力が、十勝岳連峰にまだ雪が残っていることです。花の背景に雪をかぶった稜線が入るため、他の季節では撮れない一枚が残せます。
6月に入ると、オリエンタルポピーやルピナス、シャクヤク、カンパニュラへと主役が移ります。花の種類が一気に増えるのがこの月です。
ただし、6月は入園料が無料でも駐車料金がかかります。花の量は7月に及ばないものの、混雑が穏やかで料金も抑えられるため、静かに歩きたい人には狙い目の時期といえるでしょう。
7月はラベンダーとひまわりが重なる
最も花の種類が多くなるのが7月です。ラベンダーが香り、ひまわりが黄色を差し込み、キンギョソウやサルビア、ペチュニア、マリーゴールド、ナデシコ、カンパニュラといった花が同時に咲きそろいます。丘のうねりに沿って何本もの色の帯が流れる、この施設を象徴する景色が完成する時期です。
7月下旬になると、ダリアやナデシコが満開を迎えます。ラベンダーは終盤に向かいますが、代わりに夏の花が勢いを増すため、丘全体の色の濃さは保たれます。
一方で、7月は混雑と料金の両方がピークに達する月でもあります。人の少ない構図で撮りたいなら、開園直後の到着を強くおすすめします。
9月はサルビアやケイトウが色を深める
意外に思われるかもしれませんが、9月を最も美しい時期に挙げる声は少なくありません。ダリアやサルビア、ケイトウ、コスモス、コキアなどが一斉に見頃を迎え、赤や深い紫が加わることで、夏より重厚な色合いになります。
背丈の低い秋咲きのひまわりも人気があります。空気が澄んでくる分、遠景の山並みもくっきりと見えるようになるでしょう。
そして9月30日までが入園料の有料期間です。10月に入ると入園も駐車も無料になり、花は減るものの、冠雪した山並みと紅葉を組み合わせた景色が楽しめます。予算を抑えたいなら10月上旬という選択肢もあります。
開花状況は公式サイトの花ごよみで確認する
ここまで挙げた時期は例年の目安であり、実際の開花はその年の天候に左右されます。花の種類が予告なく変更されることもあるため、訪問直前の確認が欠かせません。
四季彩の丘の公式サイトには、月ごとの開花時期を一覧できる「花ごよみ」が掲載されています。加えて、インフォメーション欄では「キンギョソウが咲いてきました」「ダリア・ナデシコ満開」といった開花情報が随時更新されており、今まさに何が咲いているかを写真付きで確認できます。
見たい花が決まっているなら、この更新をたどってから日程を決めると失敗しません。出発前に公式サイトで最新の開花状況をご確認ください。
アルパカ牧場でふれあう

四季彩の丘には、花畑とは別料金の「アルパカ牧場」が併設されています。花のシーズンに関係なく通年で営業しているため、冬に訪れても会える点が特徴です。料金や営業時間には花畑と異なる部分があるので、順に確認しておきましょう。
アルパカ牧場は通年営業で入場は別料金になる
アルパカ牧場の入場料は、高校生以上500円、小・中学生300円です。小学生未満は無料で入れます。障害者手帳をお持ちの方や10名以上の団体は、高校生以上400円、小・中学生200円になります。
押さえておきたいのは、この料金が入園料とは完全に別枠だという点です。7月から9月に大人1人が花畑とアルパカ牧場の両方を楽しむなら、入園料800円と合わせて1,300円かかります。駐車料金500円を加えれば、車1台で訪れた大人1人の最低予算は1,800円です。
支払いは現金のみで、券売機ではなく窓口での精算になります。
おやつやりは1回100円で体験できる
牧場では、アルパカにおやつをあげる体験ができます。料金は1回100円と手軽で、子ども連れには花畑以上に印象に残る時間になるでしょう。近くで見るアルパカの表情は、写真で見るより一段と愛嬌があります。
夏は毛を刈り上げた姿になるため、もこもことした冬の外見を期待していると印象が変わります。どちらの姿も見られるのは通年営業ならではで、季節を変えて訪れる楽しみにもつながります。
なお、園内へのペット同伴は可能ですが、店内とアルパカ牧場だけは連れて入れません。犬と一緒に旅をしている場合は、車内での待機時間を考えて計画を立ててください。
閉園30分前に営業を終える
注意が必要なのは営業時間です。アルパカ牧場は、花畑の閉園時刻より30分早く受付を終了します。6月から9月なら園自体は17時30分までですが、牧場は17時に閉まる計算です。
夕方に到着して花畑を先に回っていると、牧場にたどり着いたときには締め切られていたという事態が起こりえます。両方を見るつもりなら、アルパカ牧場を先に済ませるか、閉園1時間前までには入場を終えておくのが安全です。












