静岡県掛川市。
スポーツ観戦やイベントをきっかけに、足を運ぶ人も多いエリアです。
せっかくなら、その先にあるまだ知らない魅力にも触れてみてはいかがでしょうか。
今回向かったのは、言葉のままに願いが叶うと伝わる「事任八幡宮」と、茶畑を登った先から絶景を望む「かっぽしテラス」。
少し足を延ばして、掛川がもっと好きになる。そんなスポットを訪ねてみませんか。
石を磨いて願いを届ける「事任八幡宮」
「言葉のままに願いが叶う」。そんな魅力的な謂れを耳にしてやってきたのが「事任八幡宮」。
緑豊かな境内には、ご神木である杉の木や樹齢500年ほどといわれる楠など、思わず足を止めて向き合いたくなるような場所がいくつもあります。

旧東海道沿いに位置する「事任八幡宮」-水木彩也子撮影
なかでも目を引くのが、写真に収まりきらないほど空高くそびえ立つご神木「大杉様」。
見上げると気持ちまで清々しくなるような、美しく真っ直ぐな姿です。

空に向かって真っすぐに伸びるご神木-水木彩也子撮影
本宮へ向かい、272段の石段を登る
そして特に印象的なのが、本宮での参拝です。
まずは社務所に置かれた柔らかな「ふくのかみ」を1枚いただき、本宮へと向かいます。

「ふくのかみ」を1人1枚いただいて本宮へ-水木彩也子撮影
本宮があるのは、道路を渡った先。そこから更に272段の石段を一歩一歩登っていきます。
思っていた以上に山の中へ入っていく感覚がありますが、本宮まで続く石造りの階段がしっかりと導いてくれるので、そのまま進めば大丈夫。

山肌に沿って階段が続きます-水木彩也子撮影
途中にあった貸し出し用の杖の力も借りながら、ようやく本宮に到着。
控えめな大きさの可愛らしいお社の周りには、美しいころころとした白い石が敷かれています。

現在の本殿に遷移される以前に神様がお祀りされていた「本宮」-水木彩也子撮影
この石が本宮での参拝では大切なもの。
社務所でいただいた「ふくのかみ」で、石を丁寧に磨きます。
磨く石は3つ。
神様のため、みんなのため、そして自分のため。
心を込めて磨くことで、福を授かることができるといわれています。

「ふくのかみ」をもらい忘れてしまった人は自分のハンカチなどでも大丈夫だそう-水木彩也子撮影
石を元の場所に戻したら、いよいよお祈りを。
事任八幡宮は「言葉の神様」ともいわれる場所です。
「願い事は、言葉のままに小さな声で出した方がいいかもしれません。」宮司さんからそう教えていただきました。
神様が願いを聞いてくれる?耳をもつ大楠
本宮までの道で汗をかいた後、拝殿の方まで戻ると広々とした境内に吹く爽やかな風がより心地よく感じられます。
この境内に立つ楠にも、「きっと願いを叶えてくれる」と信じたくなるような特徴がありました。
それが、幹の中ほどにある小さなコブ。
耳のように見えることから、神様がこの耳で参拝者の願い事を聞いてくださるといわれているそうです。
この楠には触れることもできるので、優しく触れながら願い事を唱えてみるのもいいかもしれません。

境内の中でひときわ目を引く楠-水木彩也子撮影
実際に触れてみると、それだけで気持ちが前向きになるような、不思議なエネルギーを感じました。
願いごとだけでなく、感謝も言葉に
神社でお願いごとばかりするのは、少し気が引ける。そんな人もいるかもしれません。
事任八幡宮の参拝で嬉しいのは、参拝者が神様への感謝の気持ちを伝えられるところ。
本宮で石を磨いたように、神様への想いを届ける事ができます。
それがこちらの「感謝の氣」。
絵馬には願い事を書くことが多いですが、「感謝の氣」は願い事ではなく、感謝の気持ちを記してもらえたらという想いから始められたものだそう。

俳優・トラベルリポーター。
幼少期より俳優として活動し、テレビやCM、舞台など幅広い作品に出演。テレビ朝日系列『朝だ!生です旅サラダ』で海外リポーターを務めた後、日本一周の旅をきっかけに、旅や地域の魅力を伝える活動を本格化。現在は記事執筆やイベント出演など幅広く活動し、日本遺産ソムリエの知識も活かしながら、各地に息づく歴史や文化、その土地ならではの魅力を発信している。
旅先での本屋さん巡りが好き。
https://www.instagram.com/sayako.07/













