四国を元気に!高知編 物部川エリアに行こう!

四国を元気に!高知編 物部川エリアに行こう!

三重県

観光スポット
食べる
買 う
観 る
泊まる

伊賀上野城

伊賀上野城
伊賀上野城 伊賀上野城

伊賀上野城の特徴・魅力

三重県伊賀市に聳える伊賀上野城。別名「白鳳城」として知られるその城は、鳳凰が翼を休めるような白亜の姿で、訪れる者の心を捉えて離さない。

その歩みを紐解けば、1585年の筒井定次による築城に遡り、1611年には築城の名手・藤堂高虎が大改修を加えた。この幾重にも重なる歴史の層が、城に深い陰影を与えている。

なかでも目を引くのは、白く輝く復興木造天守と、日本有数の高さを誇る高石垣だ。この静と動の対比こそが、上野城最大の見どころといえる。
ひとたび城内に足を踏み入れれば、武具や甲冑、藤堂家ゆかりの品々が並び、さらには横山大観らによる色紙46点が天井を彩る。その空間は、訪れる者を静かな感動へと誘うだろう。

こうした稀有な価値から、一帯は国の史跡・名勝に指定され、天守もまた市の有形文化財として大切に守られてきた。歴史の重みと建築美が溶け合うその佇まいは、ただ眺めるだけでは飽き足らない、深い奥行きを秘めている。

 

伊賀上野城の特徴

別名「白鳳城」の名で親しまれる伊賀上野城。その歴史は、1585年(天正13年)に筒井定次が築城したことに始まる。

その後、転機を決定づけたのが1611年(慶長16年)の藤堂高虎の入封である。築城の名手として知られる高虎の手により、城は大規模な拡張と改修を経て、要塞としての威容を整えていった。

時を越え、今日私たちが目にする天守閣は、1935年(昭和10年)に再建されたものである。地元出身の代議士・川崎克が私財を投じて完成させたこの木造模擬天守は、高さ約23メートル、三層構造を誇る。白漆喰で塗り固められた純日本建築様式は、まさに白鳳の名にふさわしい優美さを湛えている。

その内部に目を向けると、1階から3階にわたって貴重な資料が公開されている。藤堂高虎の甲冑や伊賀焼、川崎克の書画、さらには横山大観ら著名人による46点の色紙など、地域の歴史と芸術が交差する空間となっている。

そして、天守と並んで圧倒的な存在感を放つのが、高さ約30メートルに及ぶ高石垣だ。根石から天端まで約29.7~30メートル、総延長は約368メートル。大阪城と並び日本一・二を競うこの石垣は、観る者を威圧するほどの迫力に満ちている。

特筆すべきは、「打込接ぎ」という技法を用いた堅牢な積み方だろう。荒々しくも精緻な石の連なりは、実戦を想定した当時の緊張感を今に伝えている。
こうした幾多の歴史的・建築的価値が認められ、1967年には国の史跡・名勝に、1985年には天守閣が伊賀市有形文化財に指定された。白亜の美しさと荒々しい石垣が共存する姿は、今もなお伊賀の象徴として輝き続けている。

高石垣の圧倒的なスケール

本丸西面に集中する高石垣。藤堂高虎が大阪城を意識して築いた防衛の象徴だ。

しかも、黒澤明監督の映画「影武者」のロケ地としても知られる。その壮大さが今も語り継がれている。

伊賀上野城の魅力

「白鳳城」という優雅な別名。その名を聞くだけで、訪れる前から期待が胸に膨らんでいく。

その期待に応えるのは、築城から改修、そして幻の五層天守の崩壊を経て昭和の再建へと至る物語だ。この激動の歴史の波が、私たちの好奇心を強く刺激する。

いざ歩みを進めれば、伝統的な建築美を湛えた天守閣内部が迎えてくれる。武具から芸術品まで多岐にわたる展示の数々は、文化を愛する者の心を深く揺さぶることだろう。

一方、視線を外に向ければ、そこには高さ約30メートルを誇る高石垣が立ちはだかる。それは単なる威容を超え、築城技術の極みとして、当時の熱量を静かに語りかけてくる。

そうしてすべてを巡り終えたとき、胸に去来する余韻は格別なものとなっているはずだ。その感動は、誰かに語らずにはいられない熱を帯びている。

それもそのはず、伊賀上野城とは、歴史と美学がこれほどまでに濃密に溶け合う、他に類を見ない稀有な場所なのだから。

 

伊賀上野城へのアクセス

まず名古屋方面からは、近鉄特急と伊賀鉄道を乗り継ぎ、上野市駅まで約1時間20分。車窓に広がる伊賀盆地の景色を楽しみながらの旅となる。

一方、関西圏からの道も至便だ。大阪駅からはJR関西本線の快速を利用して伊賀上野駅まで約1時間30分。

また、古都・奈良駅からも同路線の快速で約1時間と、主要都市のいずれからも良好なアクセスを誇っている。

さらに遠方、東京方面からお越しの場合は、東海道新幹線「のぞみ」でまずは名古屋駅へ。そこから近鉄と伊賀鉄道を乗り継ぎ、合計約3時間強の行程で城下へと辿り着く。

こうして駅に降り立ったあとは、上野市駅または伊賀上野駅から徒歩7〜10分ほど。城下町の風情を感じながら歩を進めれば、やがて白亜の天守がその姿を現すのである。

 

伊賀上野城の施設概要

城の核心部である歴史資料館は、天守閣の1階から3階にかけて展開している。

各階ごとに趣が異なり、1階では築城の名手・藤堂高虎ゆかりの甲冑や伊賀焼が、2階では川崎克の書画や藤堂家の格式高い調度品が展示されている。さらに最上階の3階では、横山大観らによる色紙46点が天井を彩り、城郭関連の貴重な資料とともに訪れる者を楽しませてくれる。

構造に目を向けると、天守閣は三層三階の大天守と、二層の小天守が渡り廊下で結ばれた「複合式」という珍しい形式をとっている。

また、滞在を快適にする設備も整っており、化粧室は上野公園内に3か所設置されている。一部にはベビーシートやバリアフリー対応の設備も完備されており、あらゆる層の来訪者に配慮されている。

お車でお越しの際も、上野公園第1駐車場が利用可能だ。普通車約100台、大型バス約10台を収容できる広大なスペースが確保されており、団体での訪問や家族連れでも安心して足を運ぶことができる。

 

開門時間

開館時間は午前9時から午後5時まで。入館は午後4時45分。また、休館日は12月29日から31日。個人見学は予約不要。だが、30名以上の団体は事前にFAX予約が必要となる。

天守・石垣

天守閣は、白漆喰塗籠の純日本建築様式が美しい三層の大天守と、二層の小天守が結ばれた「連結式層塔型」の構造をとる。

その起源を遡れば、初代天守は1585年に筒井定次が他所から移築した三層の姿であった。

続いてこの地を治めた藤堂高虎は、1611年から五層五階という壮大な天守の建設を試みる。ところが完成間近の1612年、不運にも暴風により倒壊。さらに1615年の大坂の陣後、幕府による武家諸法度の施行によって再建は許されず、明治に至るまで天守のない歳月を過ごすこととなった。

こうした沈黙の時を経て、ついに光が差したのは1935年のこと。地元の名士・川崎克が私財を投じ、念願の木造模擬天守が再建されたのである。最上階に登れば、苦難の歴史を越えた先にある伊賀盆地の雄大な眺望を独り占めできる。

一方、城を支える高石垣は、1611年の高虎による改修当時の姿を今に伝える日本有数の規模を誇る。
根石から約30メートルに達するその威容は、総延長約368メートル。特筆すべきは、「打込接ぎ」や「算木積み」といった当時の最高峰の石積み技法が惜しみなく注がれている点だ。

興味深いことに、この石垣は本丸西面に集中しており、東側には筒井氏時代の空堀が残る「未完成」の部分も混在している。その圧倒的なスケール感は、黒澤明監督の名作『影武者』のロケ地として選ばれたことでも広く知られている。

もしその全貌を余さず堪能するならば、上野高校第2グラウンド側からの眺めが特におすすめだ。天守の白亜と石垣の重厚さが織りなす調和は、まさに建築美の極みといえるだろう。

幻の五層天守と再建の物語

高虎の野心が嵐に散った五層天守のエピソード。城のロマンを一層深める。しかも、昭和の再建がなければ。今の白鳳城は存在しなかっただろう。

入城料

入城料は大人600円、小人300円。天守閣・歴史資料館共通だ。

また、伊賀上野城と伊賀流忍者博物館のセット券。大人1,000円、小人500円と非常にお得。さらに、団体割引(30名以上)や障がい者割引も適用。幅広い訪問者を迎え入れている。

利用案内

伊賀上野城では歴史ガイドによる模擬天守・高石垣案内が可能。忍者体験ツアーや忍者衣装着用もできる。また、城内は階段が多い。歩きやすい靴を推奨する。そのうえ、体力と天候を確認の上、存分に楽しみたい。

ガイドツアー

歴史・文化を深掘りできるガイドツアーが複数ある。たとえば、伊賀流忍者博物館や城下町を含む忍者体験ツアー。伊賀上野城もコースに組み込まれる。高石垣や模擬天守の構造、伊賀の歴史をガイドが詳説。忍者衣装着用参加も可能。記念撮影に最適だ。

所要時間は約2〜8時間。そして、料金は内容により1人約2,000円〜43,000円程度。

注意事項

城内は急な階段や石段が多い。天守内部では特に足元に注意。また、滑りやすい箇所もある。歩きやすい靴を強く推奨する。さらに、雨天時や最上階登攀に体力不安がある場合。無理を避けるのが賢明だ。

伊賀上野城の近隣スポット情報

伊賀上野城の周辺は「三重の小京都」と称される、風情豊かな城下町が広がるエリアだ。碁盤目状の街並みを歩き、和菓子街道を巡るだけでも旅情を誘われる。

伊賀の代名詞「忍者」の世界へ

まず足を運びたいのが、城から徒歩約5分の「伊賀流忍者博物館」だ。忍者屋敷のからくりを体験したり、迫力満点の実演ショーを見学したりと、伊賀の代名詞である「忍者」の世界にどっぷり浸ることができる。

歴史息づく伝統工芸体験

また、歴史ある城下町ならではの体験も魅力だ。元祖伊賀組紐の工房「廣澤徳三郎の店工房」(徒歩約7分)では、伝統工芸に触れる貴重な時間を過ごせる。他にも伊賀焼工房など、様々な体験施設が点在している。

祭りの熱気と文化に触れる

さらに文化的な深みに触れるなら、以下のスポットも外せない。「だんじり会館」(徒歩約10分)では、国指定重要無形民俗文化財「伊賀上野天神祭」で実際に使われる絢爛豪華な山車(だんじり)が展示されており、祭りの熱気を間近で感じられる。

城下町グルメを堪能

散策でお腹が空いたときは、グルメ情報もおさえておきたい。ブランド牛である伊賀牛を堪能できる「伊賀肉の店 まる良」(徒歩約10分)や、忍者テーマの可愛らしいスイーツが味わえる「和菓子処 桔梗屋」(徒歩約5分)がある。

また、組みひもをモチーフにした最中が名物の「伊賀の京丸屋」(徒歩約6分)、昔ながらの堅焼き煎餅「かたやき」を扱う老舗「鎌田製菓店」(徒歩約6分)、創業200年を超える伊賀名物の豆腐田楽の老舗「田楽座わかや」(徒歩約9分)など、立ち寄りたくなる名店が揃っている。

城下町に泊まる特別な体験

旅の疲れを癒すなら、城下町に佇む宿泊施設もおすすめだ。歴史的な建造物をリノベーションした分散型ホテル「NIPPONIA HOTEL 伊賀上野 城下町」(徒歩約7分)なら、城下町に溶け込むような特別な滞在を楽しめる。

これらの魅力的なスポットを巡りながら、伊賀上野の歴史と文化を存分に堪能してほしい。

TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn

スポット情報

  • 住所
    三重県伊賀市上野丸之内106
  • TEL
    0595-21-3148
  • アクセス

    ① 名古屋駅(愛知県) - 近鉄特急 約1時間20分(近鉄名古屋駅から近鉄上野市駅) - 伊賀鉄道 約10分(上野市駅から伊賀上野駅) - 徒歩約10分/または、タクシー約5分

    ② 大阪駅(大阪府) - JR快速 約1時間30分(大阪駅からJR関西本線伊賀上野駅) - 徒歩約10分/または、タクシー約5分

    ③ 奈良駅(奈良県) - JR快速 約1時間(奈良駅からJR関西本線伊賀上野駅) - 徒歩約10分/または、タクシー約5分

    ④ 東京駅(東京都) - 新幹線 約3時間30分(東海道新幹線「のぞみ」名古屋駅乗換、近鉄特急で上野市駅) - 伊賀鉄道 約10分(上野市駅から伊賀上野駅) - 徒歩約10分/または、タクシー約5分

  • その他
    【営業時間】9:00〜17:00(入館16:45迄) 【定休日】12月29日〜31日
  • 伊賀上野城
  • 伊賀上野城
  • 伊賀上野城
  • 伊賀上野城
  • 伊賀上野城
  • 伊賀上野城
  • 伊賀上野城
  • 伊賀上野城
  • 伊賀上野城
  • 伊賀上野城
  • 伊賀上野城
  • 伊賀上野城
  • 伊賀上野城
  • 伊賀上野城
  • 伊賀上野城
  • 伊賀上野城
  • 伊賀上野城
  • 伊賀上野城
  • 伊賀上野城
  • 伊賀上野城
  • 伊賀上野城
  • 伊賀上野城
  • 伊賀上野城
  • 伊賀上野城
jone_logo
取材・文:
Journal ONE( 編集部 )

関連スポット