ふわりと蒸し上げられた白生地に包まれた、ぷるぷるジューシーな豚の角煮。ひとくち頬張れば、甘辛いタレが染み込んだ肉の旨味が口いっぱいに広がる逸品といえば1965年創業、岩崎本舗の角煮まんじゅう。角煮家こじま 銅座町店、三栄製麺（新地中華街）と同様に注目のお店だ。

角煮まんじゅうのルーツは江戸時代の卓袱料理、長崎の食文化を紐解く

ルーツは、江戸時代。鎖国下でも唯一海外との交易が許された出島を擁する長崎では、中国やオランダ、ポルトガルなどの食文化が流入し、独自の「卓袱しっぽく料理」が発展。その中でも人気は「東坡肉とんぽうろうと呼ばれる中華風の豚の角煮であった。これをもっと手軽に楽しめるようにと考案されたのが「角煮まんじゅう」である。

観光ついでに立ち寄りたい！
浜町の岩崎本舗と長崎散策モデルコース

岩崎本舗では季節限定商品やコラボ企画にも積極的で、「ポケモン」とのコラボ角煮まんじゅうも話題になったばかりだ。浜町岩崎本舗観光通り店は、浜町アーケード入口にあり、眼鏡橋へは徒歩約8分、出島へは徒歩約12分、唐人屋敷へは徒歩約13分ほどとなっており、長崎散策の腹ごしらえにチェックしておきたい。