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この記事の目次

天人峡の羽衣の滝まで足を延ばせる

旭岳温泉から車でおよそ30分、忠別川の上流にあるのが天人峡です。約3万年前の巨大噴火とその後の侵食が生んだ柱状節理の断崖が続き、深山幽谷という言葉がふさわしい渓谷が広がっています。

その象徴が、落差約270mの羽衣の滝です。七段に分かれて流れ落ちる姿は圧巻で、日本の滝百選にも選ばれています。歌人の大町桂月が1918年にこの景観に感動し、羽衣の滝と名づけたと伝えられています。

ここで注意したいのが、遊歩道の状況です。「崖崩れで通行止め、滝を見ることはできない」と書かれた情報がいまも多く残っていますが、現在は期間を区切って開放される運用に変わっています。2026年は6月6日から10月30日までの開放が予定されました。ただし降雪や天候によって早めに閉鎖される場合もあるため、訪れる前にひがしかわ観光協会の最新情報を必ず確認してください。

大雪旭岳源水では湧水を汲める

旭岳へ向かう道沿いにあるのが、大雪旭岳源水です。大雪山に降った雪が長い年月をかけて地中を巡り、湧き出した水を自由に汲める公園として整備されています。駐車場が併設されているので、行き帰りのどちらでも気軽に立ち寄れます。

この水は、ロープウェイ山頂駅で提供されるコーヒーにも使われています。旭岳の湧水で淹れた一杯を山の上で味わい、帰り道に源水を汲んで帰るという楽しみ方もできるわけです。空のペットボトルや水筒を用意しておくとよいでしょう。

周辺は木立に囲まれ、水音を聞きながら休憩できる静かな環境です。旭岳から東川町の中心部へ戻る途中に位置しているため、道の駅「ひがしかわ・道草館」とあわせて立ち寄る流れが組みやすくなっています。

旭岳周辺の食事や売店

旭岳周辺の食事や売店

旭岳温泉の一帯は、山あいに宿が点在する静かなエリアです。街なかの感覚で出かけると、食事をとる場所も現金を下ろす手段も見つからずに困ることがあります。

どこで何が買えるのか、そしてお金まわりで何を準備しておくべきかを整理しておきましょう。

山麓駅には食堂と売店がそろっている

ロープウェイ山麓駅の2階には食堂があり、1階には売店が入っています。売店では軽食のほか、お菓子や飲み物、観光みやげなどを取り扱っており、乗車前後の腹ごしらえや買い物はここで済ませられます。

この一帯で食事ができる場所は、実質的にこの食堂とラビスタ大雪山1階のコンビニ、そして各宿の食事処に限られます。街道沿いに飲食店が連なっているわけではないため、「着いてから探せばいい」という発想は通用しません。到着時刻が食事どきにかかる場合は、あらかじめ計画に組み込んでおくと安心です。

営業時間は季節や日によって変わることがあります。とくに冬季や運休期間の前後は短縮されるケースもあるため、確実に利用したいなら事前に問い合わせておきましょう。

山頂駅ではコロッケと旭岳源水のコーヒーを味わえる

姿見駅にも、ここでしか味わえないメニューが用意されています。看板商品が、東川産のじゃがいもと旭川笹豚を使った手づくりのコロッケです。標高1,600mの冷たい風のなかで頬張る揚げたてのコロッケは、それだけで散策の目的になり得ます。

もうひとつが、旭岳源水で淹れたオーガニックコーヒーです。大雪山に降った雪が地中を巡って湧き出した水を使っており、山を見上げながら飲む一杯には格別の味わいがあります。

姿見園地には自動販売機や他の売店はありません。散策のあいだの飲み物や行動食は、山麓駅の売店で調達しておくのが基本です。とくに夏場は木陰の少ない散策路を歩くことになるため、水分は多めに持っておいてください。

周辺にATMはなく現金は事前に用意しておく

見落とされがちですが、旭岳周辺には銀行も郵便局もATMもありません。もっとも近いATMまで車でおよそ30分から40分かかるため、現金が足りなくなっても現地では調達できないと考えておくべきでしょう。

一方で、キャッシュレス決済が使える場所もあります。旭岳ビジターセンターでは主要なクレジットカードのほか、電子マネーやQRコード決済に幅広く対応しており、Suicaなどの交通系電子マネーも利用できます。

ここで少し混乱しやすいのが、路線バスのいで湯号では全国交通系ICカードが使えないという点です。同じ交通系のカードでも、使える場所と使えない場所がはっきり分かれています。駐車料金やレンタル代、日帰り入浴料など、細かい支払いに備えて小銭を含む現金を持っておくのが確実です。

コンビニはラビスタ大雪山1階の1軒だけになる

旭岳温泉でコンビニと呼べる店舗は、ラビスタ大雪山の1階にあるヤマザキショップの1軒のみです。品ぞろえは街なかの大型店とは異なるため、常備薬や日焼け止め、モバイルバッテリーといった細かな必需品は、旭川市街か東川町の中心部で買いそろえておきましょう。

トイレの位置も把握しておきたいところです。旭岳ビジターセンター、ロープウェイ山麓駅、姿見駅の3か所にあり、いずれも施設の営業時間内に限られます。それ以外の時間帯なら、24時間利用できる旭岳青少年野営場のトイレが頼りになります。

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取材・文:
Journal ONE( 編集部 )
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