見た目は愛らしいお菓子ですが、そこにはひとつひとつ手をかけてつくる職人の仕事がありました。
「小夜乃梅 ゆずっこ」は15個入りで500円(税抜き)。これは20年前から変わらない価格だそうです。包装を袋タイプの簡単なものにするなど工夫しながら、今も手に取りやすい価格で販売されています。
さらに皮に抹茶を練り込んだものや、白あんにカルピスバターとアーモンドを使用したカラフルな「はいから小最中」も人気だそう。

「はいから最中」は箱入りで手土産にぴったり-水木彩也子撮影
街の移り変わりとともにある店
そして桂花園の歴史は、店内からも感じられます。
現在の店舗部分は、掛川の都市計画で道路を広くすることになった際、建物を壊すのではなく、そのまま移動してきたもの。
店内に飾られた昔の菓子木型や「丁葛」と彫られた木看板とともに、建物そのものもまた、変わりゆく掛川の街を見つめてきた存在です。

重ねてきた歴史を感じる木看板-水木彩也子撮影
昔から続く丁葛を守りながら、新しい味も加えていく。手間暇を惜しまずお菓子をつくり、地元の人たちの日々に寄り添い続ける。
そんな桂花園には、長い歴史をただ残すのではなく、時代や暮らしに合わせながら受け継がれていく姿がありました。

判子で押された「丁葛」の文字と葛の花の模様が風情ある紙袋-水木彩也子撮影
「小夜乃梅 ゆずっこ」の日持ちは6日間。お店の方は「少し短いですが」と気にされていましたが、旅の帰り道に自分のために。あるいは、掛川旅の熱をそのまま伝えたい誰かへの手土産に。ぜひ掛川を訪れたからこそ出会えるお菓子はいかがでしょうか。
《 基本情報 》
掛川へのアクセス
① 東京駅 – 東海道新幹線「こだま」 約1時間40分(掛川駅下車)
② 新大阪駅 – 東海道新幹線「こだま」 約2時間15分(掛川駅下車)
③ 名古屋駅 – 東海道新幹線「こだま」 約1時間(掛川駅下車)
桂花園
住所 静岡県掛川市仁藤町10-1
TEL 0537-22-2607
アクセス JR掛川駅より徒歩10分

俳優・トラベルリポーター。
幼少期より俳優として活動し、テレビやCM、舞台など幅広い作品に出演。テレビ朝日系列『朝だ!生です旅サラダ』で海外リポーターを務めた後、日本一周の旅をきっかけに、旅や地域の魅力を伝える活動を本格化。現在は記事執筆やイベント出演など幅広く活動し、日本遺産ソムリエの知識も活かしながら、各地に息づく歴史や文化、その土地ならではの魅力を発信している。
旅先での本屋さん巡りが好き。
https://www.instagram.com/sayako.07/












