JDリーグは、2022年に発足した女子ソフトボールの国内最上位リーグです。東京2020オリンピックで金メダルを獲得した日本代表の主力選手が多く所属し、世界トップクラスの戦いを全国各地で観戦できます。
一方で、東西2地区制や交流戦、ダイヤモンドシリーズといった独自の仕組みは、初めて触れる人にはわかりにくいかもしれません。この記事では、JDリーグの成り立ちから試合方式、参加16チームの一覧、シーズンの流れ、観戦方法までをまとめて解説します。
JDリーグとは?

JDリーグ(JD.LEAGUE)は、一般社団法人日本女子ソフトボールリーグ機構が主催する女子ソフトボールのトップリーグで、正式名称をジャパン・ダイヤモンド・ソフトボールリーグといいます。
長く続いた日本女子ソフトボールリーグを土台に、東西2地区制や交流戦を取り入れた新しい形で2022年春にスタートしました。ここでは、誕生の経緯と、前身リーグから変わったポイントを整理します。
JDリーグが誕生した経緯
JDリーグ誕生の出発点は、2020年9月に設立された一般社団法人日本女子ソフトボールリーグ機構です。同機構は「女子ソフトボールリーグ活性化プロジェクト」を立ち上げ、2022年の新リーグ創設に向けた検討を進めました。
女子ソフトボールの魅力を広く発信し、国内リーグの活性化につなげるための取り組みとして、新リーグの準備が進められました。
2021年6月には新リーグ名「JD.LEAGUE」と参加16チームが決まり、同年12月には家具大手のニトリがタイトルパートナーに就任することが発表されました。
リーグ名の「ダイヤモンド」には、ソフトボールのフィールドの形と、選手にダイヤモンドのように輝いてほしいという願いが込められています。そして2022年3月28日、ZOZOマリンスタジアムでのビックカメラ高崎対トヨタの開幕戦で、新リーグの歴史が始まりました。
前身の日本リーグから変わったポイント
JDリーグの前身は、1部・2部・3部に分かれて入れ替え戦を行っていた日本女子ソフトボールリーグ(通称・日本リーグ)です。JDリーグは、日本リーグ1部の12チームに2部の4チームを加えた16チームで構成され、昇降格のない固定メンバー制へと移行しました。
また、16チームを東西2地区に分ける方式を導入し、地区をまたぐ交流戦を新設した点も大きな変化です。
もう1つの特徴は、チーム運営の法人化を強制しない方針を取ったことでしょう。B.LEAGUE以降の国内リーグはプロ化を前提とした改革が相次ぎましたが、JDリーグは企業チームの形を残したまま、リーグとしての興行力を高める道を選びました。主な違いは下記の通りです。
| 項 目 | 日本リーグ(2021年まで) | JDリーグ(2022年〜) |
|---|---|---|
| 主 催 | 日本ソフトボール協会 | 日本女子ソフトボールリーグ機構 |
| 構 成 | 1部12チーム・2部・3部の階層制 | 16チームを東西2地区に分けた1リーグ制 |
| 昇降格 | 入れ替え戦あり | なし(固定メンバー制) |
| 交流戦 | なし | 東西地区間で各8試合 |
| 冠スポンサー | なし | ニトリ(ニトリJD.LEAGUE)年間王者 |
| 年間王者 | 上位4チームの決勝トーナメント | プレーオフ+ダイヤモンドシリーズ |
地区内で順位を争いながら、交流戦で別地区のチームとも対戦する仕組みになりました。
JDリーグの仕組みと試合方式

JDリーグの試合方式は、東西2地区制を採りながら、ソフトボールならではのルールを組み合わせたものです。16チームが東西2地区に分かれて勝率で順位を争い、同じ地区の相手とは複数回、別の地区の相手とは1回ずつ対戦します。
ここでは、地区制の仕組み、年間29試合の内訳、そしてJDリーグ独自の特別ルールを順に見ていきましょう。
東地区・西地区の2地区に分かれて順位を争う
JDリーグに参加する16チームは、本拠地の所在地をもとに東地区8チームと西地区8チームに振り分けられています。東地区は関東から東海・岐阜まで、西地区は愛知・近畿・四国・九州までと、おおむね愛知県を境に東西が分かれる形です。
ただし、愛知県内のチームは東西どちらにも所属しているため、県単位できれいに割れているわけではありません。
順位はレギュラーシーズンの勝率で決まり、地区ごとに1位から8位までが確定します。優勝争いは地区内で完結し、地区1位になると、年間王者を決めるポストシーズンへのシード権を得られる仕組みです。
また、下位リーグにあたる日本女子ソフトボールリーグとの自動入れ替えや入れ替え戦は当面行われないため、成績が振るわなかったチームも翌年そのままJDリーグで戦います。
地区シリーズと交流戦シリーズで年間29試合ある
各チームが戦う年間29試合は、同じ地区の相手と対戦する「地区シリーズ」と、別の地区の相手と対戦する「交流戦シリーズ」に分かれています。














