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サクラフィフティーン 100周年記念
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サクラフィフティーンは通算100試合目のテストマッチで黒星。しかし、初キャップ3人が未来への希望を示した。

「サクラフィフティーン」こと、15人制女子日本代表(世界ランク12位)。去る10月24日(土)に、東京の秩父宮ラグビー場で行われた『リポビタンDチャレンジカップ2026/WXV Global Series』に出場。女子ウェールズ代表(同11位)と対戦した。

創立100周年を記念する特別な試合

日本ラグビーフットボール協会創立100周年記念のこの試合。男子日本代表戦と併催され、サクラフィフティーンにとっては通算100試合目のテストマッチとなった。

女子日本代表は、今年8月に元男子日本代表LO(ロック)の北川俊澄HC(ヘッドコーチ)が正式就任。『女子ラグビーワールドカップ2029オーストラリア大会』で、初のベスト8入りを目指し再出発した。

従来の強みであるFW(フォワード)のセットプレー。加えて、攻守のスピードと展開力を高める『ファストラグビー』に取り組んでいる。

だが、初陣となった9月4日の女子フィジー代表(世界ランク13位)戦は12-15で惜敗した。続く欧州遠征でも、9月19日の女子イタリア代表(当時世界ランク6位)戦は21-55。さらに、9月27日と10月3日の女子アイルランド代表(同5位)戦も、それぞれ24-31、19-43で敗れた。

今回のウェールズ代表戦では、なんとかホームでの試合で白星を飾りたかった。

サクラフィフティーン 前日には100周年の特別ジャージーで記念撮影も行われた

前日には100周年の特別ジャージーで記念撮影も行われた‐斉藤健仁撮影

サクラフィフティーン通算100試合目はノートライの敗戦

前半は粘るも終盤に先制トライを許す

サクラフィフティーンは白を基調とした記念ジャージーを身にまとって臨んだ。雨の中で行われた試合は、互いに得点機をつくりながらも、前半の終盤までスコアが動かなかった。

前半6分、日本代表はイエローカードを受けて10分間、14人での戦いを強いられた。すると、8分にウェールズ代表がラインアウトモールからインゴールへ。しかし、これはオブストラクションでトライは取り消しとなった。

その後は日本代表も攻勢に出て、PR(プロップ)北野和子(MIE PEARLS)がゴールラインを越える。しかし、相手に抱え込まれて先制トライには至らなかった。

その後、次第にウェールズ代表が日本陣内で攻める時間を増やす。そして、前半35分にはラインアウトを起点とする攻撃から先制トライを許したサクラフィフティーン。加えて、ゴールも決められて0-7でハーフタイムを迎えた。

後半もウェールズの圧力に苦しみ無得点

つづく後半25分にも、ゴール前のラインアウトモールから追加点を奪われた。さらに37分、外へ大きく展開されてトライ。

その結果、0-17でサクラフィフティーンは敗れた。

サクラフィフティーンにも得点機はあった。しかし、相手のブレイクダウンでの圧力やハンドリングエラーに阻まれて、最後までゴールラインを越えることができなかった。

接点から素早くボールを出して攻撃のテンポを上げるラグビーを目指した。だが、ボールキャリーとブレイクダウンで圧力を受け、攻撃を加速できなかった。

北川HCは、ハーフタイムに修正を試みながらも、最後まで改善できなかったことを敗因に挙げた。

サクラフィフティーンに加わった初キャップ3人の新戦力

ボッドマン、ラングフォード、伊藤ちひろがテストマッチデビュー

勝利で節目の試合を飾ることはできなかったサクラフィフティーン。それでも、ポジティブな面もあった。

先発したNO8(ナンバーエイト)サヴァナ・ボッドマン(東京山九フェニックス)、CTB(センター)ソフィー・安紀子・ラングフォード(YOKOHAMA TKM)の2人。

加えて、後半途中から出場したSO(スタンドオフ)伊藤ちひろ(早稲田大学1年)の3人が初キャップを獲得した。

サクラフィフティーンへの思いを実現したボッドマン

ニュージーランド出身の24歳がかなえた夢

NO8で先発したボッドマンは、ニュージーランド出身の24歳。すでに日本でプレーして6年目を迎えており、身長168cm、体重70kg。同国北島ファンガレイのカモ高校から、大学進学とラグビーでの新たな挑戦を求めて来日。日本経済大学の女子ラグビー部AMATERUSでプレーし、2023年度に卒業した。

来日前から日本のラグビーや日本人の友人たちに敬意を抱いていたボットマン。実際に日本で暮らし、チームや周囲の人たちに接する中で、日本代表になりたいという思いが強くなったという。

昨年は代表キャンプに参加したものの、ワールドカップのメンバー入りはかなわなかった。

その後はサクラセブンズ(女子7人制ラグビー日本代表)に選ばれ、昨年10月の『アジアラグビーエミレーツセブンズシリーズ2025 スリランカ大会』では7トライ。優勝に貢献した。

■記者プロフィール
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。2012年から2015年までエディー・ジャパン全54試合を現地で取材。ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「ラグビー語辞典」(誠文堂新光社)、「今こそ行きたい 欧州サッカースタジアム巡礼」(エクスナレッジ)など著書多数。
≫「X」アカウント
https://twitter.com/saitoh_k
アクセス

秩父宮ラグビー場

  • 住所
    東京都港区北青山2-8-35
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    03-3401-3881
  • アクセス
    JR 千駄ヶ谷駅・信濃町駅 - 徒歩15分
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    駐車場・駐輪場はございません。公共交通機関をご利用ください。
Journal-ONE投稿記者-斉藤 健仁
取材・文:
斉藤 健仁( 日本 )
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