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サクラフィフティーン 100周年記念
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サクラフィフティーンNO8のボッドマン

初キャップに臨むボッドマン-

初キャップをつかみ取ったウェールズ戦

待ち続けた15人制での初キャップ。ウェールズ戦では力強いボールキャリーで前進し、後半25分までプレーした。

試合後は、サクラフィフティーンの一員になれた喜びを「本当に誇らしい気持ち。サクラフィフティーンのみんなが私を温かく受け入れてくれた」と話した。

そして日本での生活を振り返り、「これほど長く日本にいることになるとは思っていなかった。しかし、私の人生にとって最高の機会の1つになった。」と笑顔を見せた。

ただ、デビュー戦の出来に満足しているわけではない。ボールキャリーで前にゲインできた場面もあった一方で、「今日は少し遠慮してしまったので、次はもっとボールを持ちたい。自分には、今日見せた以上のことができるとわかっている。」と前を向いた。

サクラフィフティーン 100周年記念

ボールを運ぶボットマン‐斉藤健仁撮影

世界各地で経験を積んだラングフォード

香港からスコットランド、イングランドへ

13番で先発したラングフォードは、2004年8月22日生まれの22歳。身長169cm、体重75kgのCTB。北川HCはボールキャリーの推進力を評価してラングフォードを選出したという。

ロンドンで生まれ、銀行員だった父の仕事の関係で1歳から16歳まで香港で育った。父はイングランド出身、母は日本人だ。母とは日本語で会話し、日本語の幼稚園に通った後、小学校からは英語で学んだ。香港では公文式に通い、夏休みには日本の小学校へ体験入学した経験も持っている。

香港でラグビーを始め、14歳で現地の育成プログラムに入った。その後、スコットランド・エディンバラへ移り、スコットランドU18代表として『U18女子シックスネーションズ・フェスティバル』に出場。イタリア代表戦では開始17秒でトライを挙げている。

イングランドU20代表としてもプレーした経験を持つ。

17歳でイングランド・エクセターへ移り、最初の1年間はラグビーに専念。その後は大学で数学とデータサイエンスを学び、卒業。エクセター・チーフスでの競技生活は5年目を迎え、TKM加入は期限付きだという。日本の15人制シーズン終了後にはチーフスへ戻る予定。

CTBラングフォード

CTBラングフォード‐斉藤健仁撮影

幼い頃から憧れ続けた桜のジャージー

複数の国・地域で経験を重ねてきたが、日本代表への思いは幼い頃から抱いていた。

「子どもの頃は香港で育ち、日本代表の男子と女子のチームを何度も見た。その頃から、桜のジャージーを着たら、心は絶対に日本人だと思っていた」

母に加え、試合前日にスコットランドから来日した父も応援。その中で、念願の代表デビューを果たした。年代別代表や英国のクラブで経験を積んできたラングフォード。彼女にとっても、初めてのテストマッチは新たな挑戦だった。

「本当にうれしい。U20などとはまったく違い、フィットネスのレベルも全然違った。でも本当に楽しかったし、また試合に出たいし、ワールドカップにも出場したい」。世界各地で学び、プレーしてきた22歳が、桜のジャージーで経験を重ねていく。

サクラフィフティーン CTBラングフォード

フィールドでプレーするラングフォード‐斉藤健仁撮影

19歳の伊藤ちひろが初サクラフィフティーン

ラグビー一家で育った若きスタンドオフ

そして後半26分から出場した若きタレントがSO伊藤ちひろ。2007年7月15日生まれの19歳。早稲田大学1年で大学のラグビー蹴球部女子部に所属し、身長164cm、体重66kg。

長兄はリコーブラックラムズ東京のSO/FB(フルバック)伊藤耕太郎。加えて、次兄は試合当日、男子日本代表としてプレーした明治大学4年のSO伊藤龍之介だ。

兄たちと同じ藤沢ラグビースクールやラグビーパークで競技に親しんだ。その後は、高校は関東学院六浦、大学は早稲田と、2人とは別の進路を選んできた。

関東学院六浦への進学を決めたのは、先輩たちを通して知ったチームの雰囲気。加えて、日本一を目指す強い意欲にひかれたからだった。大学はスポーツ科学部で学びたいという希望から早稲田を選んだ。

他の大学に通い、競技面では学外クラブでプレーする選択肢もあった。しかし、2024年4月に発足した女子部の歴史をつくること。さらには、経験者と初心者がともに意見を交わせる環境に魅力を感じて入部を決めたという。

■記者プロフィール
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。2012年から2015年までエディー・ジャパン全54試合を現地で取材。ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「ラグビー語辞典」(誠文堂新光社)、「今こそ行きたい 欧州サッカースタジアム巡礼」(エクスナレッジ)など著書多数。
≫「X」アカウント
https://twitter.com/saitoh_k
アクセス

秩父宮ラグビー場

  • 住所
    東京都港区北青山2-8-35
  • TEL
    03-3401-3881
  • アクセス
    JR 千駄ヶ谷駅・信濃町駅 - 徒歩15分
    東京メトロ銀座線 外苑前駅 - 徒歩5分
    都営大江戸線 青山一丁目駅 - 徒歩10分
  • その他
    駐車場・駐輪場はございません。公共交通機関をご利用ください。
Journal-ONE投稿記者-斉藤 健仁
取材・文:
斉藤 健仁( 日本 )
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