ラグビー日本代表が創立100周年記念試合でフィジー代表に敗戦。それでも、欧州遠征へ向けた課題と成長のヒントを得た。
この試合は日本ラグビー協会の創立100周年記念試合で、女子のテストマッチも併催。男女ともに原点を示す白を基調とした記念ジャージーで臨んだ。

試合前日、男女代表で記念撮影を行った‐斉藤健仁撮影
ラグビー日本代表にとって「ワールドカップ予行演習」の初戦
日本代表を率いるエディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)は「毎週ベストの状態で臨むために何が必要かを、精神面も含めてシミュレーションできる良い機会だ。(秋の5試合は)ワールドカップの予選プールで当たる相手と比べても遜色がない。ワールドカップへ向けた実戦的な練習になる。」と話した。
秋の5連戦を「ワールドカップの予行演習」として臨んだラグビー日本代表。フィジー代表戦はその初戦という位置づけだった。
試合の週に、共同キャプテンのSH(スクラムハーフ)齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)からチームメイトに、日本ラグビー協会創立100周年記念試合の意味や意義などについて話があったという。ラグビー面では直前の別府合宿で、相手陣22mに入った後の決定力に磨きをかけてきた。
フィジー代表には9月のパシフィックネーションズカップ決勝で7年ぶりに勝利。そして、フィジー代表は新たにジェイク・ホワイトHCが就任した。当然、リベンジに燃えてくるのはわかりきっていた。
そのため、「相手の強度を超えて試合に入っていく。」「ボールを保持してアタックする。」ことがテーマだった。

今秋からLOワーナーとSH齋藤との共同キャプテンで臨む‐斉藤健仁撮影
ラグビー日本代表は前半3トライでフィジーと互角
先制もミスから逆転を許す
時折、雨が降るコンディション。それでも、今年最後の国内開催のテストマッチには1万5711人のファンが集った。試合は14:50にキックオフ。先制点を挙げたのは日本代表だった。
前半6分、ラインアウトモールから押し込んだラグビー日本代表。最後尾にいたSH齋藤がFW(フォワード)と一緒になって押し込みトライを挙げた。加えて、FB(フルバック)松永拓朗(東芝ブレイブルーパス東京)のゴールも決まる。その結果、ラグビー日本代表は幸先良く7点を先制した。
しかし、すぐに反撃を許してしまった日本代表。キックオフのボールを日本代表のNO8(ナンバーエイト)マキシ ファウルア(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)が前に落とす。そこから、自陣でピンチを迎えて10分にトライを許してしまう。
さらに15分、自分たちのミスから相手に突破を許してしまったラグビー日本代表。最後はHO(フッカー)テヴィタ・イカニヴェレ(栃木ホンダヒート)がトライ。7-14と逆転されてしまう。
それでも、22分にラグビー日本代表も共同キャプテンの2人である、SH齋藤、LO(ロック)ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)のホットラインがつながる。
ディアンズがトライを挙げて、14-14と同点に追いついた。しかし25分、相手のプレッシャーの前にSO(スタンドオフ)伊藤龍之介(明治大学4年)のパスが乱れる。そして、こぼれたボールを相手にグラウンディングされて、14-21と再びリードを許した。

トライを挙げて喜ぶLOワーナー‐斉藤健仁撮影
数的優位を生かして同点ターン
前半34分、フィジー代表のNO8モティキアイ・マリーが危険なタックルでイエローカード。その後のレビューにより20分間のレッドカードに変更され、日本代表は数的優位となった。
すると、直後の35分にモールからNO8マキシが押さえる。ラグビー日本代表は再び21-21の同点に追いついてハーフタイムを迎えた。

齋藤、伊藤のハーフ団は今年は見納め‐斉藤健仁撮影
ラグビー日本代表は後半のミスと反則で惜敗
後半開始早々の4分、数的優位だったラグビー日本代表は相手陣に攻め込んだ。しかし、ボールを奪われてカウンターからトライを許す。そして、21-28とリードされてしまった。

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- 取材・文:
- 斉藤 健仁( 日本 )














