6月22日の結果(NEC 6-4 豊田自動織機)
JDリーグ2026シーズンの前半戦もついに最後の試合となった。第10節の刈谷ラウンドで今季10勝目を目指すNECプラットフォームズレッドファルコンズ。今日は土曜日の雨で順延となった豊田自動織機シャイニングベガとの一戦に臨んだ。
前日のSGホールディングスギャラクシースターズ戦は、序盤に竹内 みのりのソロ本塁打で1点をリード。しかし、相手に2点本塁打と、適時打を許し3-1と逆転。NECプラットフォームズは6回までわずか1安打と不振が続き、そのまま反撃できずに敗戦。
悔しい連敗が続く中で迎えた前半最終戦、対する豊田自動織機は17勝で現在西地区首位と好調なチーム。両チームともいい形で前半戦を締めたいところだ。そんな大事な先発投手を任された山本すみれと、堀脇 千晴。
さらにNECプラットフォームズの西山 麗監督は、このタイミングで上位打線を入れ替えるという大胆な攻めを見せた。これまでNECプラットフォームズの打順は比較的固定された攻撃スタイル。このタイミングで大きく替えた戦略ということもあり、勝負に出たのだと試合前からいつもと違う緊張感が走った。
辻野が先制攻撃
先攻のNECプラットフォームズ。これまで4番として多く出場してきた竹内を1番に。そして、1番を打っていた木村友奏が3番。3番の長井美侑を4番にし、調子のいい竹内から攻撃を仕掛けていく。そんな攻撃力が増した上位から始まる1回表。
開始早々、2番・辻野こころが右越えのソロ本塁打を放って先制。戸田中央メディックス埼玉戦でのサヨナラ弾を思い出させるような強烈な先制弾で、いきなりリードを奪った。
しかし現在、西地区首位の豊田自動織機はすぐさま反撃。1番・竹中 真海が四球を選んで出塁すると、犠打と内野ゴロの間に三塁まで到達。すると、4番・池上 桃花が右前に弾き返し、適時打で流れるように得点。取られたらすぐに取り返す豊田自動織機打線が、ここでもしっかり力を発揮していた。
打者一巡の猛攻
しかし、2回表からNECプラットフォームズの勢いが加速。先頭の塩田 優和が四球、7番・柴田 日菜乃が死球、さらに8番・原 日菜海が四球を選ぶと1死満塁と大量得点の大チャンス。すると続く9番・千葉 彩音がバスターの構えから振り抜きジャストミート。打球は左越えの二塁打となり2点を獲得。走者2人が帰り3-1と再びリードを広げると、流れはNECプラットフォームズに。
そんな豊田自動織機は得点を許したこのタイミングで投手を交代。2番手・山下 千世がマウンドに上がると、その立ち上がりを1番・竹内が捉える。1死二、三塁から中前に適時打を放って4点目。内野ゴロで2死になるも、3番・木村が死球を受けて満塁。さらに4番・長井も粘った末に四球を選ぶと、押し出しで5点目を獲得。
打者一巡した長い攻撃によって、この回一挙4得点。ここ数試合、不振が続いていたが今日はバットを積極的に振っていく姿が印象的。堀脇、山下の両投手に対してファウルで粘り出塁するという、投手がやりづらい攻撃で5-1とリードを広げた。
主将・沢が強さをみせる
4点を追う豊田自動織機は3回裏。1死から1番・竹中が右前安打でチャンスを作ると、続く2番・沢 柚妃が初球を振り抜く。放物線を描いて右方向に飛んでいくと、打球は外野フェンスを越えて本塁打となった。移籍2年目で主将となった沢。その一振りで2点を返すとスコアは5-3に。
その後、クリーンナップな打席に入り追加点を狙ったが、一塁手・木村のダイビング捕球。さらに左翼手・諏訪いろはがフェンスに激突しながら、本塁打の打球を捕球。身体を張った好守によって山本を救い、豊田自動織機は追加点を奪えなかった。守備でチームを盛り立てたNECプラットフォームズは直後の4回表。2番・辻野がこの試合2本目となるソロ本塁打を放って得点。再び6-3と豊田自動織機を突き放した。
しかし西地区首位の意地をみせる豊田自動織機。4回裏には先頭・大平 あいの左前安打、続く6番・岡 柚月の内野安打で無死一、二塁を作った。犠打でそれぞれ進塁させると、8番・森本 なるかの内野ゴロの間に三塁走者が生還。6-4と1点ずつ、NECプラットフォームズを追いかけていく。
好守が光る両チーム
そんな豊田自動織機は守備でもいいプレーが飛び出す。5回表には左前安打によって出塁を許した後、続く打者が送りバントを飛球に。捕手・池上が飛び込んだが捕球とはならずフェアゾーンに転がる。しかし一塁走者も捕られると思い、ベース付近まで戻っていたため、転がった球を投手の山下が拾って瞬時に二塁に送球。
それを二塁ベースで構えていた遊撃手・竹中が受けると、竹中は流れるように一塁にも送った。一塁もアウトになり、併殺でこの場面をのりきった山下。あとは攻撃陣が援護してくれるのを待つのみ。淡々と投げ続けて、守備のリズムを取り戻すと、試合は終盤に入っていった。
しかし豊田自動織機の打者を、正確なコントロールと巧みな変化球で打ち取っていく山本。5、6、7回で許した出塁は一つの四球のみという好投。豊田自動織機打線を危なげなく抑え込み、そのまま試合を終わらせた。
今季10勝目で前半戦終了
前半戦最後の試合で大きな勝利を掴んだNECプラットフォームズ。今季10勝目は辻野の2本塁打、そして山本が完投という活躍で前半戦の成績は10勝12敗。
ここまで負け越してはいるものの、夏の中断期間でよりレベルアップして、リーグに戻ってくるNECプラットフォームズに期待したい。












