津軽富士とも呼ばれる日本百名山の一つ、岩木山の麓にある青森県弘前市が運営する複合施設、岩木山総合公園にある野球場。

1992年（平成4年）に開設した岩木山総合公園は、テニスコート・野球場をはじめとするスポーツ施設、学校行事や企業研修会などで使用できる宿泊施設、会議室を備えており、スポーツイベントやスポーツチームの合宿、家族や少人数での利用など多くのニーズに対応する施設群となっている。

近年は、JD.LEAGUE（JDリーグ）の西地区に所属する豊田自動織機シャイニングベガが夏の強化合宿として使用している。

また、周辺には観光スポットや特産品を楽しめる店もある。

霊峰・岩木山を御神体とする岩木山神社は、開拓の神、農漁業、商工業、交通、医薬などの守護神、そして開運福の神として篤く信仰されており、近年では「北門鎮護の名社」としても知られている。

創建は780年（宝亀11年）、岩木山山頂に社殿が創建されたことに遡り、重要文化財に指定されている社殿群や、国の重要無形民俗文化財である「お山参詣（おやまさんけい）」が特徴。

嶽きみ（だけきみ）というブランドとうもろこしの産地、岩木山麓にある標高400～500mの嶽（だけ）高原も近いことから、8月中旬から9月の時期には「嶽きみロード」と呼ばれる露店が並び、多くの買い物客で賑わう。

津軽弁で「とうもろこし」を「きみ」と呼ぶことに由来し、昼夜の寒暖差が大きい高原の特性により、メロンよりも甘い18～20度の糖度を誇るのが特徴。