その後、ライナーズに2本トライを返されて、13-10で折り返す。しかし、後半早々に相手のキックをWTB後藤がキャッチしてゲイン。そして、最後はFB(フルバック)宮島裕之がトライを挙げる。加えて11分にもモールからトライを挙げて、27-10と大きくリードした。
相手の反撃にあったが、グリーンロケッツもさらに2トライを奪い、39-29でノーサイド。ホスト最終戦を白星で飾って、1万人を超えるグリーンロケッツのファンを喜ばせた。
WTB後藤選手の100キャップセレモニーが行われた後、今シーズン限りで引退するPR瀧澤は「きつい時もありましたし、結果でみなさんのことを喜ばせることができなかったことは後悔しています。それでも、みなさんのおかげで現役を続けることができました。僕に関わったみなさんに感謝したいし、支えてくれた家族にも感謝したい。」と最後は涙ながらに挨拶した。

今季で引退を表明したPR瀧澤‐斉藤健仁撮影
新しいチームに受け継がれる歴史
NECグリーンロケッツ 歴史 継承へ、指揮官と主将の想い
勝利で終えたクーパーHCは「今日、作った思い出は自分たちのためだけではなく、東葛地域のファンが今までサポートしてくれたことへの恩返しも含まれていた。」と切り出した。
「NECグリーンロケッツを長い間サポートしてくれたファンにとっても、いい思い出を作ってほしかった。その思い出を作れる力を持っているのは自分たちだけだったので、それをしっかりと形にすることができてよかった。東葛地域の皆さんへの恩返しが少しできた。」とコメント。
アーノルドキャプテンも、「本当に特別な1日だった。NECとしてラストのホストゲーム。後藤選手の100キャップであったことを加味して、そこですごくいいパフォーマンスを見せてくれた選手たちのことを非常に誇りに思う。」と話した。
さらに「この試合は後藤選手のため、かつファンのみなさんのためでもある試合だったと思っていた。今季だけでなく、ここまでずっとサポートしてくれたファンのみなさんに恩返しすることができた。」と前を向いた。

一致団結して、ホストラスゲームを勝利で飾った‐斉藤健仁撮影
新チームへ受け継ぐ「強さ」と「記憶」
指揮官とキャプテンにNECグリーンロケッツとして、新チームに残せるものは?と聞くと、クーパーHCは、「2003年から2005年シーズンまで、NECグリーンロケッツは日本ラグビーの中でもパワーハウス的な位置づけのチームだったと思っている。」と指摘。
そして、「新しいチームに移り変わっていく中で、一番大事なことは、そこまでの過程を覚えておくこと。歴史をぜひ残していってほしいし、この歴史を忘れたくないと思っている。何かを変えていく中で、自分たちはかつてどうだったのかをしっかりと覚えたまま、次に進んでいきたい。」と答えた。
アーノルドキャプテンは、「グリーンロケッツはディビジョン1、ディビジョン2でも強いチームとしてここまでやってきた。JR東日本に移行した後、また強いチームになっていけるように、次のシーズンからその過程を始めて、ディビジョン1に上がりたい。そのゴールを達成したい。」と語気を強めた。

アーノルドキャプテン‐斉藤健仁撮影
これまでの感謝とともに新たな旅立ちを迎える
40年の感謝を胸に刻むラストメッセージ
最後にマイクを取った太田GM。
「本日は我々の最後のホストゲーム、1万1,000人を超える皆さんにお越しいただき感謝しております。みなさまの声援が、この勝ちにつながったと思っております。」と挨拶を始めた。
続けて、「今日、NECグリーンロケッツ東葛の最後のホストゲームということで、40年の活動がございました。創部に際して、歴代の幹部などそういった人たちが、我々を生んでくれたと感謝しております。OBの皆さん、スタッフのみなさん、そして選手、ご家族、職場のみなさんありがとうございました。本当にみなさんのご声援が原動力になりました。誇りに思います。」と感謝を述べた。
そして、「グリーンロケッツは40年の歴史の中で、日本選手権優勝など日本一を4回達成しました。このことを誇りに思うと同時に、ここ数年はなかなか苦しい戦いが続いていました。それでもみなさんの声援のおかげでここまで来られたと思います。来季はJR東日本さんに譲渡され、7月から新しいチームに生まれかわります。また来季、柏の葉で最高の景色を作りたいと思います。40年間、本当に、本当にありがとうございました。また12月にお会いしましょう!」と締めくくった。

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