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この記事の目次

観光スポットは泉源めぐりと寺町エリアが中心

観光スポットは泉源めぐりと寺町エリアが中心

有馬温泉の見どころは、湯そのものと歴史に根ざしたものが中心です。

温泉街に点在する泉源をたどる散策、秀吉ゆかりの史跡が集まる寺町、そして六甲山へ抜けるロープウェー。滞在時間に応じて、この3つから組み合わせるのが基本になります。

泉源は7カ所、湯けむりが上がる天神泉源が目印

有馬温泉には天神泉源・極楽泉源・御所泉源・有明泉源・妬泉源・太閤泉・炭酸泉源という7つの泉源があり、これらを結ぶ「泉源コース」は全長1,450mほど。温泉街を歩きながら、湯が湧き出す現場を順に見て回れます。

なかでも分かりやすい目印になるのが、天神社の境内にある天神泉源です。地下から98度前後の湯が噴き上げており、櫓と煙突からは常に白い湯けむりが立ち上っています。有馬らしい風景として写真に収める人も多い場所ですが、実際にかなり高温なので、近づきすぎないよう気をつけましょう。

老舗旅館「陶泉 御所坊」の裏手で湧く御所泉源も、坂道から全体を見下ろせて見学しやすいスポット。すべてを回らなくても、2〜3カ所を散策のついでに立ち寄るだけで十分に雰囲気は味わえます。

寺町には温泉寺・念仏寺・太閤の湯殿館が並ぶ

銀の湯のある寺町エリアは、有馬の歴史が凝縮された一角です。温泉寺は、有馬温泉の基礎を築いたとされる僧・行基が開いた寺。その後、洪水で壊滅した有馬を復興させた仁西とあわせ、地元では「開創の行基」「中興の仁西」と呼ばれています。

このエリアに建つ極楽寺と念仏寺は、実は秀吉の「湯山御殿」の跡地に建てられたもの。そして1995年の阪神・淡路大震災で極楽寺の庫裏下が損壊した際、400年の時を経て湯山御殿の遺構が姿を現しました。

その発掘成果を公開しているのが、神戸市立太閤の湯殿館です。蒸し風呂と岩風呂の遺構をそのまま取り込んだ展示は、他では見られないもの。開館は9時から17時で、休館日は毎月第2水曜日。入館料は一般200円と手頃なので、銀の湯とセットで訪れるのが効率的でしょう。

六甲有馬ロープウェーで六甲山頂と往復できる

有馬温泉から六甲山頂までを、およそ12分で結ぶのが六甲有馬ロープウェーです。定員42名のゴンドラが20分間隔で運行しており、全面ガラス張りの窓から六甲山の自然を間近に望めます。山頂側には六甲ガーデンテラスやアスレチックパークGREENIAがあり、温泉とはまったく違う時間を過ごせるのが魅力。

料金は2025年3月5日に改定されており、現在は大人が片道1,400円、往復2,520円です。往復で買うと1割ほど安くなるので、山頂で折り返す予定なら往復券を選びましょう。

注意したいのが運休です。強風・雨・雪の日には止まることがあり、年に一度は検査のため2〜3週間ほど運休する期間も設けられます。予定に組み込むなら、当日の運行状況を公式サイトでご確認ください。なお、乗り場に隣接するロープウェー駐車場は、利用者なら1時間無料になります。

モデルコースは半日で外湯+食べ歩きが基本形

モデルコースは半日で外湯+食べ歩きが基本形

有馬温泉は温泉街がコンパクトなぶん、滞在時間に応じて中身を組み替えやすい土地です。半日あれば主要な体験はひと通り回収でき、1泊すれば六甲山まで足を伸ばせます。それぞれの時間割を下記の通りまとめました。

日帰り半日コース(滞在およそ5〜6時間)

時 間 行 程 ポイント
9:30 有馬温泉駅に到着 三宮から約30分
9:40〜10:40 金の湯で入浴 8時開館。午前の早い時間は比較的空いている
10:40〜11:00 太閤の飲泉場・無料足湯 いずれも金の湯に隣接
11:00〜12:00 太閤通り・湯本坂で食べ歩き 行列店は正午前に。炭酸せんべい・コロッケなど
12:00〜13:00 泉源めぐり(天神泉源・妬泉源・御所泉源) 泉源コースは全長約1,450m。途中でジェラート休憩
13:15〜14:00 寺町・神戸市立太閤の湯殿館 入館は16:30まで。毎月第2水曜は休館
14:00〜15:00 銀の湯で入浴 寺町エリア内。金泉との入り比べで締める
15:15 有馬温泉駅から帰路へ

1泊2日コース

時 間 行 程 ポイント
1日目
13:00
有馬温泉駅に到着、宿に荷物を預ける 坂道が多いため、身軽になってから散策へ
1日目
13:30〜15:00
湯本坂で食べ歩き、泉源めぐり 食べ歩き店は17時前後に閉まる店が多い
1日目
15:00〜
宿にチェックイン、館内の湯へ 金泉・銀泉の両方を引く宿なら入り比べも
1日目
20:00
夕食後に金の湯へ 22時まで営業(最終受付21:30)。夜は空いている
2日目
10:00〜11:30
チェックアウト後、銀の湯・寺町エリアへ 銀の湯は9時開館
2日目
12:00
温泉街でランチ
2日目
13:30
六甲有馬ロープウェー乗り場へ 有馬温泉駅から徒歩約15分
2日目
14:00〜16:00
ロープウェーで六甲山頂へ、六甲ガーデンテラス 所要12分・20分間隔。強風や雨雪で運休あり
2日目
17:00
有馬に戻り、帰路へ
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取材・文:
Journal ONE( 編集部 )
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