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この記事の目次

旅館・ホテルは「金泉・銀泉の両方に入れるか」で選ぶ

旅館・ホテルは「金泉・銀泉の両方に入れるか」で選ぶ

有馬温泉には30軒ほどの宿があり、価格帯も規模もさまざまです。ただ、湯を目当てに訪れるなら、選ぶ基準はシンプルに絞れます。

宿によって引いている湯が違うため、そこを起点に考えると失敗が少なくなるでしょう。

金泉と銀泉の両方を引く宿は限られる

有馬の宿の多くは金泉のみを引いており、館内で金泉と銀泉の両方に入れる宿は決して多くありません。「せっかくだから2種類の湯を体験したい」と考えているなら、この一点を予約前に確認しておく価値があります。

両方の湯を備える宿としては、9階の展望大浴苑と銀泉のプライベートスパを持つ有馬グランドホテル、敷地内の自家源泉から金泉・銀泉の双方を引く銀水荘 兆楽、金泉と銀泉の露天風呂付き客室を用意する中の坊瑞苑などが挙げられます。

同じ宿でも大浴場・貸切風呂・客室風呂で泉質が異なるケースが多く、プランによって入れる湯が変わることも。予約時には、館内のどの浴場でどちらの湯に入れるのかを公式サイトで確かめておくと安心です。なお、宿泊には別途75円の入湯税がかかります。

日帰り入浴を受け付ける宿は外湯より空いている

宿の湯は宿泊者専用と思われがちですが、有馬では日帰り入浴を受け付けている宿が少なくありません。金の湯や銀の湯が混み合う土日祝でも、宿の大浴場は比較的落ち着いており、ゆったり湯に浸かれるのが大きな利点です。

多くは昼食とセットにした日帰りプランという形で販売されています。有馬グランドホテルの場合、予約なしで立ち寄ると地下2階の大浴場のみの利用となる一方、食事付きの予約プランなら9階の展望大浴苑にも入れる仕組み。同じ宿でも、予約の有無で体験できる範囲が変わってきます。

外湯より費用はかかりますが、食事と入浴、場合によっては客室の休憩までまとめて確保できると考えれば、決して割高ではありません。プランの内容や料金は季節ごとに入れ替わるため、各宿の公式サイトや予約サイトで最新の情報をご確認ください。

食べ歩きは湯本坂と太閤通りの2本で完結する

食べ歩きは湯本坂と太閤通りの2本で完結する

有馬温泉の食べ歩きは、有馬温泉駅から金の湯へ向かう太閤通りと、そこから続く湯本坂という2本の道に集中しています。

行ったり来たりする必要はなく、坂を上りながら順に立ち寄れば自然と一周できる構造です。名物を3つのジャンルに分けて紹介します。

炭酸せんべいは焼きたてと「なま」で味が別物

有馬土産の代名詞といえば炭酸せんべいです。炭酸泉を使って焼き上げる薄焼きの菓子で、パリッとした軽い食感と素朴な甘さが長く愛されてきました。発祥とされる三津森本舗をはじめ、温泉街には老舗が点在しています。

ぜひ味わってほしいのが、焼きたてです。職人が一枚ずつ手焼きしたものを直接手渡ししてくれる店があり、袋詰めの土産用とはまったく違う香ばしさに驚くはずです。

さらに珍しいのが、湯の花堂本舗の太閤通り店だけで提供している「なま炭酸せんべい」。賞味期限はなんと5秒で、5秒経つと生地が固まってしまうため、受け取ったその場で口に運ぶしかありません。ふにゃりとした食感は、ここでしか体験できない味です。ただし提供していない時間帯もあるため、目当てにするなら事前に確認しておくと確実でしょう。

揚げたてコロッケは行列店で買う

甘いものが続いたら、しょっぱいものを挟みたくなります。湯本坂の中腹にある竹中肉店は、創業80年を超える老舗の精肉店で、店頭で揚げたてのコロッケやミンチカツを販売しています。緑色の暖簾が目印です。

外はサクサク、中はほくほくで、じゃがいもの甘みがしっかり立った素朴な味わい。散策の途中で小腹を満たすにはちょうどよく、坂を上る燃料にもなります。店内にはイートインスペースも用意されています。

人気店だけに、休日の昼時は行列ができ、数量限定のメニューは午後には売り切れることも珍しくありません。並ぶ時間を避けたいなら、開店直後を狙うのが確実です。なお、価格は改定されることがあるため、店頭表示をご確認ください。

ジェラート・プリンは散策の折り返しに向く

坂を上って火照った体には、冷たいものがよく効きます。湯本坂のアリマ ジェラテリア スタジオーネは、定番から有馬や六甲の素材を使ったものまで、その日ごとに10種類以上のジェラートが並ぶ専門店。2階には席があり、休憩を兼ねて立ち寄れます。

ここで一緒に頼みたいのが、有馬サイダー「てっぽう水」です。炭酸泉源の湧き水にちなんだご当地サイダーで、ジェラートとのセットが用意されていることもあります。

このほか、プリンで知られる有馬カラクリタマゴや、炭酸せんべいをワッフルに仕立てた店など、甘味の選択肢は年々増えています。営業時間はおおむね10時から17時前後に集中しているため、食べ歩きを目当てにするなら早めに動き出すのが得策です。各店の最新の営業日はSNSや公式サイトでご確認ください。

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取材・文:
Journal ONE( 編集部 )
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