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この記事の目次

道は舗装されておらず、階段と山道が続きます。スニーカー以上の靴を用意し、雨上がりはぬかるみに注意してください。なお、冬季は積雪と凍結のため遊歩道が閉鎖されます。冬に訪れる場合は駐車場からの眺めが中心になると考えておきましょう。

大函では屏風のような柱状節理が正面に広がる

大函は、層雲峡の中でも岩壁の造形がもっとも際立つ場所です。駐車場の横に展望スペースがあり、六角柱を束ねたような柱状節理の崖が、川の対岸に屏風を立てたような形で連なっています。

高さ100m級の岩壁が視界いっぱいに広がるため、写真では伝わりにくい圧迫感があります。滝のような動きはありませんが、静かに地形そのものを味わうスポットだといえます。

紅葉の時期には、灰色の岩肌とナナカマドやカエデの赤が対比を作り、層雲峡でも屈指の景観になります。観光バスの立ち寄りが少ないぶん人も落ち着いているので、滝を見た後の締めくくりに組み込むと満足度が上がるでしょう。

小函の遊歩道は落石の危険で通行禁止が続いている

かつて層雲峡には、大函から小函を経て峡谷を歩ける遊歩道がありました。旧国道を転用した道で、両側から岩壁が迫る区間を歩ける人気ルートでしたが、落石の危険が高まったため現在は通行禁止となっています。

現状で峡谷を間近に体感できるのは、滝の駐車場周辺と双瀑台、そして大函の展望スペースです。

この3カ所を車で回れば、層雲峡の見どころは十分に押さえられます。規制の状況は変わることがあるため、訪問前に上川町層雲峡観光協会の公式サイトで最新をご確認ください。

黒岳ロープウェイと黒岳

黒岳ロープウェイと黒岳

層雲峡の観光で外せないのが、温泉街から一気に標高1,300mまで上がれる黒岳ロープウェイです。さらにリフトを乗り継げば7合目まで到達でき、登山装備がなくても高山の景色に触れられます。料金体系が2025年に改定されている点も含めて、乗る前に知っておきたい情報をまとめました。

101人乗りのゴンドラが7分で5合目まで運んでくれる

黒岳ロープウェイは、標高670mの層雲峡駅から標高1,300mの5合目・黒岳駅までを、およそ7分で結ぶ日本最北のロープウェイです。101人乗りの大型ゴンドラが秒速5mで斜面を上がり、途中で上下の車両がすれ違います。

窓の外には、柱状節理の峡谷や樹海の中を流れる石狩川、そして正面には大雪山の稜線が広がります。ゴンドラは紅葉と新緑をイメージした2種類のデザインで、乗る車両によって雰囲気が変わるのも小さな楽しみです。

5合目の黒岳駅に着いたら、屋上の黒岳ネイチャーテラスから360度のパノラマを眺められます。駅の周りには高松台展望台や資料館を巡る約30分の散策路が整備されており、平坦な道が中心なので子ども連れでも歩けるでしょう。運が良ければエゾシマリスに出会えることもあります。

ペアリフトを乗り継ぐと7合目まで上がれる

黒岳駅から5分から10分ほど散策路を歩くと、ペアリフトの乗り場があります。標高1,320mの5合目から1,520mの7合目までを、延長1,100mのリフトが約15分かけて運びます。

足元が開けた2人乗りのリフトなので、高山植物や黒岳の山肌をさえぎるものなく眺められるのが魅力です。7月上旬から8月中旬にかけては、リフト下にウコンウツギなどの花が広がります。

ただし、標高が上がるうえに風を直接受けるため、体感温度は想像以上に低くなります。夏でも上着は必須と考えてください。なお、リフトの運行はロープウェイより30分ほど遅く始まり、30分ほど早く終わる運用が基本です。冬季はスキー場のリフトとして運行され、夏山リフトとは料金が変わります。

2025年6月から料金体系が改定された

黒岳ロープウェイは、2025年6月1日から新しい料金体系に移行しました。ロープウェイの往復は大人3,000円、小学生1,500円です。夏山リフトの往復は大人1,200円、小学生600円で、両方を利用できるセット券は大人3,900円、小学生1,950円となっています。
ここは注意が必要な点です。旅行サイトやブログには、改定前の大人2,400円や2,600円という表記が今も数多く残っています。予算を組む際に古い情報を参考にすると、現地で足りなくなる可能性があるでしょう。

大人は中学生以上、未就学児は無料という区分で、10名以上は団体運賃が適用されます。往復券の復路は翌日まで有効なので、5合目で日没を迎えても慌てる必要はありません。JTBなど一部の旅行サイトでは前日までの事前購入で割引が受けられるため、日程が決まっているなら検討する価値があります。

料金の詳細は下記の通りです。改定される場合があるため、訪問前に公式サイトで最新をご確認ください。

券 種 区 間 大人(中学生以上) 小学生
ロープウェイ往復 層雲峡駅 ⇔ 5合目・黒岳駅 3,000円 1,500円
夏山リフト往復 5合目 ⇔ 7合目 1,200円 600円
セット券往復 層雲峡駅 ⇔ 7合目 3,900円 1,950円
冬山リフト上りのみ 5合目 → 7合目 800円 400円
スキー場1日券 ロープウェイ往復込み 5,200円 2,600円
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取材・文:
Journal ONE( 編集部 )
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