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この記事の目次

2025年6月1日改定の料金です。未就学児は無料、10名以上は団体運賃が適用されます。往復券の復路は翌日まで有効で、片道券も別途設定されています。

7合目から山頂までは往復2時間ほどの登山になる

リフトを降りた7合目には登山事務所があり、ここから黒岳山頂までは本格的な登山道になります。標高差はおよそ460mで、山頂までの所要時間は片道1時間から1時間30分が目安です。

道中は急な登りが続く区間もありますが、大雪山系の中では最短で山頂に立てる山とされ、初心者でも天候が良ければ日帰りで挑戦できます。9合目付近には高山植物の群落が広がり、真夏でも稜線近くに雪渓が残ることがあります。

山頂に立つと、大雪山の主稜線が一望でき、条件が合えば雲海に出会えることもあるでしょう。登る場合は登山靴と防寒着、雨具を必ず用意してください。近年はこの一帯でもヒグマの出没が報告されているため、単独行動を避け、熊鈴を携行することをおすすめします。

なお、ロープウェイとリフトは強風や視界不良で運休することがあり、11月と3月には整備のための運休期間も設けられます。運行時間も季節ごとに細かく変わるので、前日の夜と当日朝に公式サイトの運行状況を確認してから出発しましょう。

層雲峡の紅葉

層雲峡の紅葉

層雲峡は、日本でもっとも早く紅葉が始まる場所のひとつとして知られています。標高差が1,300m以上あるため、山頂から渓谷へと色づきが1カ月ほどかけて下りてくるのが特徴です。時期と場所の組み合わせを押さえておくと、見頃を外さずに楽しめます。

黒岳山頂付近は9月上旬に色づき日本一早い紅葉と呼ばれる

大雪山の紅葉は、例年9月上旬に黒岳の山頂付近から始まります。本州の山々に先駆けて色づくことから、日本一早い紅葉と呼ばれてきました。

ウラシマツツジの赤やダケカンバの黄色が、まだ夏の空気が残る時期に一斉に広がります。標高1,900m級の稜線が染まる光景は、平地の紅葉とはまったく違うスケール感です。

その後、9月中旬にかけて5合目から7合目のあたりが見頃を迎えます。この時期にロープウェイとリフトを乗り継げば、色づきの帯を移動しながら追いかけるような体験ができるでしょう。ただし山の上は気温が一桁まで下がる日もあるため、しっかりした防寒着を用意して向かってください。

層雲峡渓谷の見頃は9月下旬から10月上旬に訪れる

標高670mの温泉街や渓谷沿いが色づくのは、例年9月下旬から10月上旬です。山の上から始まった紅葉が、およそ1カ月かけてここまで下りてきます。

見どころになるのが大函です。灰色の柱状節理の岩壁を背景に、ナナカマドやカエデの赤が重なり、層雲峡でもっとも絵になる構図が生まれます。銀河・流星の滝の周辺も、白い水の流れと紅葉の対比が美しい場所です。

色づきの進み具合はその年の気温に左右され、1週間前後ずれることも珍しくありません。旅程を組む前に、層雲峡観光協会の公式サイトで最新の紅葉情報をご確認ください。

ロープウェイからは渓谷全体の色づきを俯瞰できる

紅葉期の黒岳ロープウェイは、移動手段であると同時にひとつの展望装置になります。7分間の上昇のあいだに、足元の樹海が黄色や赤の絨毯へと変わっていく様子を一望できるためです。

5合目の黒岳ネイチャーテラスまで上がれば、色づいた山肌と峡谷を同時に見渡せます。散策路を30分ほど歩くだけでも、標高の違う紅葉を近くで観察できるでしょう。

一方で、この時期は層雲峡でもっとも混み合うタイミングでもあります。土日祝は始発前から乗り場に列ができ、駐車場も午前中には埋まります。前日に層雲峡へ泊まり、朝いちばんのゴンドラに乗るのが最も確実な作戦です。なお、山側の銀泉台や高原温泉はさらに紅葉が早く、この時期はマイカー規制が入ります。次の章で詳しく解説します。

高原温泉沼めぐりと銀泉台

層雲峡 高原温泉沼めぐりと銀泉台

層雲峡の奥に広がる高原温泉と銀泉台は、大雪山の紅葉が最初に色づくエリアです。ただし、どちらもヒグマの生息域であり、入山ルールと交通規制が2025年から2026年にかけて大きく変わりました。古い情報のまま計画すると現地で入れないおそれがあるため、順に整理します。

沼めぐりコースは巡視員同行の集団入山に変わった

大雪高原温泉沼めぐりは、大小10ほどの沼を巡る一周約7kmのコースです。所要時間は一周でおよそ5時間、高原沼までの往復で約4時間、緑沼までの往復なら約2時間と、体力に応じて折り返せるのが特徴になります。

このコースは2025年6月末、ヒグマが人に近づく事例が確認されたことで全面閉鎖となり、その年は再開されませんでした。従来はヒグマ情報センターでレクチャーを受けたあと各自で入山する方式でしたが、ヒグマの行動範囲が変わってきたことを受け、コース内にヒグマが居着く7月上旬から9月中旬にかけては、巡視員と利用者が集団で行動する体制に改められています。

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取材・文:
Journal ONE( 編集部 )
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