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この記事の目次

単独で自分のペースを刻むハイキングを想像していると、実際の運用とかなり違うので注意してください。なお、登山道の維持管理のため、1人1,000円以上の協力金への協力が呼びかけられています。

入山と下山の時刻が細かく決められている

沼めぐりコースの入山は毎日7時から、受付は13時までです。巡視員が先に歩いてヒグマがいないことを確認したうえで開放される仕組みのため、それより早く入ることはできません。

下山にも締め切りがあり、15時までにヒグマ情報センターへ戻る必要があります。そのため、高原沼は13時、大学沼は13時30分、緑沼は14時が引き返しの目安になります。

装備面のルールも厳格です。においでヒグマを引き寄せないよう、コース内では火気の使用が全面的に禁止され、食事ができる場所も限られています。トイレはないので携帯トイレを持参し、センター脇の回収ボックスへ。携帯電話の電波も届かないため、家族に行程を伝えてから入山しましょう。入山可否は日々変わるので、出発前にヒグマ情報センターの公式サイトで最新をご確認ください。

銀泉台は赤岳の登山口として大雪観光道路の先にある

銀泉台は標高およそ1,490mにあり、車で行ける道内最高地のひとつとして知られてきました。層雲峡から大雪湖を経て、大雪観光道路を15kmほど進んだ突き当たりが赤岳の登山口です。所要時間は層雲峡から車でおよそ50分になります。

9月中旬に迎える紅葉のピークは、大雪山でも屈指の評価を受けています。針葉樹の濃い緑、ダケカンバの黄色、広葉樹の朱色が斜面に幾重にも重なる光景は、北海道感動の瞬間100選にも選ばれました。登山口から30分ほど登った第一花園付近が定番のビューポイントです。

ただし、周辺に売店や食堂は一切ありません。飲み物と食料は必ず持参してください。未舗装区間があり道幅も狭いため、運転にはある程度の慣れが必要です。

2026年の紅葉期は9月12日から順に車両規制が入る

紅葉期には毎年、高原温泉と銀泉台の両エリアで車両交通規制が実施されます。2026年は、道道銀泉台線が9月12日から9月23日まで、町道高原温泉線が9月19日から9月30日までと発表されました。

いずれも24時間規制で、ゲートは前日の19時に閉鎖されます。銀泉台線は9月11日から、高原温泉線は9月18日からが実質的な閉鎖開始と考えてください。

規制の狙いは、渋滞と事故の防止、そして排気ガスによる環境負荷の軽減です。高原温泉線は1997年から、銀泉台線は2002年から続く取り組みで、大雪山を守るための仕組みとして定着してきました。なお、2025年は沼めぐりコースが閉鎖されたため高原温泉線の規制自体が見送られており、この点も情報が錯綜しやすい部分です。

規制期間中の通行が2026年から予約制になった

ここが2026年最大の変更点です。従来は、大雪レイクサイトの臨時駐車場に車を停め、申し込み不要でシャトルバスに乗り換える方式でした。ところが2026年からは、事前予約と事前決済を伴う新しい運用に切り替わっています

銀泉台線では、層雲峡インフォメーションセンターを発着する予約制の貸切バスが運行されます。層雲峡発は6時と7時、銀泉台発は15時と15時30分で、料金は片道2,500円、往復5,000円です。加えて、上りと下りで時間を分けたマイカーの交互通行も選べますが、こちらも予約制で、1台あたり2,000円の協力金が必要になります。

高原温泉線については貸切バスの設定がなく、予約制のマイカー交互通行のみです。どちらの路線も駐車台数に限りがあるため、予約がないと通行できない可能性があります。ゲートは16時30分に閉鎖され、登山口での車中泊は控えるよう求められています。

旅行サイトの多くは「レイクサイトに停めてシャトルバス」という旧方式を掲載したままです。予約は8月中旬から開始される予定なので、上川町の公式ページで受付状況と時刻表を必ずご確認ください。

層雲峡発の登山シャトルバスが夏の土日祝に運行されている

紅葉期以外にも、2026年から層雲峡と銀泉台を結ぶ登山シャトルバスが登場しました。運行期間は7月11日から9月6日までの土日祝で、層雲峡バスターミナルと層雲峡ホステルが乗降場になります。

朝6時に層雲峡を出て7時に銀泉台着、帰りは15時30分発で16時30分に層雲峡へ戻るダイヤです。料金は片道2,500円で、登山リュックの持ち込みができます。

定員が8名のみと少ないうえ、前日17時までの予約が必須です。対象は登山者に限られますが、往復の山道を運転せずに済むメリットは大きいでしょう。夏の運行期間は9月6日で終わり、その後は紅葉期の規制へと切り替わる点に注意してください。

規制と交通手段の全体像は下記の通りです。年度ごとに方式が変わるため、訪問前に必ず公式サイトで最新をご確認ください。

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取材・文:
Journal ONE( 編集部 )
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