U20日本代表が、史上初となる1大会2勝を達成した。
ジョージアで開催された「ワールドラグビージュニアワールドチャンピオンシップ2026」での快挙。目標だったトップ8進出こそ逃したが、アメリカ代表、スペイン代表を連破した。
世界の強豪との5試合を通じて見えた成果と課題。加えて、未来への可能性を振り返る。
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U20日本代表、強豪揃いのプールBで善戦も3連敗
ラグビーの『ヤングジャパン』こと、U20日本代表。6月27日から7月18日にジョージアで行われたU20世代の世界大会、『ワールドラグビージュニアワールドチャンピオンシップ2026』に参戦した。
日本代表は主に大学1~3年生の30名で臨み、『トップ8』という目標は達成できなかった。しかし、順位決定戦のアメリカ代表戦で、2015年大会のサモア代表戦以来の勝利。さらに、13位決定戦でスペイン代表にも勝利した。その結果、史上初めて1大会で2勝をマークし、13位で大会日程を終えた。

大会初の2勝を挙げたヤングジャパン@JRFU
大会方式とプール戦の戦い
参加国が12から16に増えた今大会。プール戦は4チームが4プールに分かれ、総当たりで行われた。
その後、各プール1位の4チームが準決勝へ進出。さらに、プール2位チームは5~8位決定戦へ回る。
加えて、3位、4位のチームもそれぞれ9~12位、13~16位の順位決定戦に臨み、1位から16位の最終順位を決定することになっていた。
プールBに入ったU20日本代表は6月27日の初戦でニュージーランド代表と対戦。続く第2戦は、7月2日にイタリア代表、第3戦は7月7日にスコットランド代表と対戦した。
・6月27日 ●日本代表 21-38 ニュージーランド代表
・7月 2日 ●日本代表 25-41 イタリア代表
・7月 7日 ●日本代表 32-43 スコットランド代表
U20日本代表は、予選プールで3戦とも善戦した。しかし、結果的には3連敗でプール最下位に。13~16位決定戦へと回ってしまった。
目標としていたプール2位以上に入る。そして、首都トビリシで行われる準決勝、もしくは5~8位決定戦に進むことはかなわなかった。
ニュージーランド戦で見せた手応え
今年2月、チームが発足したときからニュージーランドとの試合をターゲットにしてきた。
その甲斐あって、U20日本代表はFW(フォワード)戦で優位に戦った。しかし、前半終了時には21-21だったが、雷雨の影響で後半28分に中断となる。その後、そのときのスコアである21-38で終了という悔しい結果となった。
「残り12分、プレーできなかったのは大変残念。」と大久保直弥HC(ヘッドコーチ)が話した通りの展開だった。
残り2戦、連勝すればまだトップ8への道が残されていた。しかし、イタリア代表戦、スコットランド代表戦ともに互角に戦えるシーンは多かったものの、前半リードされて折り返す。加えて後半、勝負どころの失点が響いての敗戦となった。
2月にはFWだけで合宿を重ねるなど、フィジカルバトルになることは想定していた。しかしながら、南半球、欧州の強豪とのフィジカルの差を埋めることはかなわなかった。

ニュージーランド戦は後半途中で中止、そのまま試合が成立した@JRFU
U20日本代表に見えた世界との差とトップ8への道筋
大久保HCは「大学1年生9人が、昨年6月(高校3年で)の高校代表候補合宿に参加しているときのこと。私が直接行って、ウェイトトレーニングと栄養面の必要性も含めて、U20の世界大会は絶対にこういった状況になるという説明をした。次は、U17代表くらいから取り組んで、半年で筋肉を5kg増やすことを前倒してやっていくしかない。」と今後の課題を口にした。
また、「組織力はジャパンの一番の強みだと思う。それでも、大人でも難しい、ゲームの中で適応し成立させるという引き出しというか、『守破離』の『破』の部分を持つことも必要。」と話した。
同じプールだったニュージーランド代表は3位、スコットランドは5位となった。加えて、イタリア代表も10位となるなど、プールBのレベルの高さも証明された。

最大のターゲット、初戦ニュージーランド戦@JRFU
U20日本代表が目指すトップ8の条件
大久保HCは「日本代表が入ったプールは、厳しいプールだったことは間違いない。だから、今、ジャパンが進むべき手応えは得ている。1番下で戦うチームではないと現状は思うし、トップ8の中で、しっかり経験を積んで、将来的にトップ4でやっていく道筋は見えている。」と語った。

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