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グリーンウォリアーズ 発足式には1,200人のファンが集った-斉藤健仁撮影
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NECの社員選手だった13名は、10名が転籍。残りの3名は出向で、JR東日本に勤務することになった。

7月1日から研修を行っており、制服の採寸も終わった。やはり、身体の大きなPR(プロップ)の選手は特注になったそうだ。

地域と現場をつなぐ社員選手制度

シーズン中はラグビーに集中する形となる。しかし、13名は最低でも週1回は常磐線の上野から取手の駅で、勤務する予定だ。なお、出向の3名は今後2年間、JR東日本で働く。その後、そのままNECに残るか転籍するか決めるという。

今シーズンはプロ選手が30名強となる見込みだ。しかし、今後は社員選手の割合を全体の半分くらいまで増やしていく。

また、「JR東日本にはラグビーチームを運営するノウハウがない。」と話すクラブ代表の池田克弘氏。そのため、グリーンロケッツのスタッフ10名も、JR東日本へ出向する形で新チームに残る。ラグビー面の強化や選手の採用など。この責務は、OBであり元日本代表の太田治GM(ゼネラルマネージャー)が担う。

グリーンウォリアーズが継承する伝統と文化

そのため、2年前まで渋谷駅の駅長を務めていたという鉄道畑出身の池田代表。

「私の役割は、地域のお客様としっかりと向き合うことです。試合以外のところでファン、地域を大事にする。加えて、スポンサー様と寄り添うところが大事だと思っています。」と話す。

つづけて、「また、NECが強豪だった時代。当時は、自己犠牲やみんなのためにプレーする雰囲気があったと聞いています。やはり、チームが大切にしてきた文化や伝統は引き継いでいきたい。」と語気を強めた。

グリーンウォリアーズ クラブの代表の池田氏。駅長経験を生かして運営面でチームをリードする-斉藤健仁撮影

クラブの代表の池田氏。駅長経験を生かして運営面でチームをリードする-斉藤健仁撮影

グリーンウォリアーズが描くディビジョン1復帰への青写真

2022-23シーズン以来となるディビジョン1への復帰を目指すチーム。それゆえ、選手の保有人数も昨季の47人から55人前後に増やす方向だ。

新加入の発表は、8月以降。日本代表経験のある選手や、カテゴリC(他国代表歴のある選手)が新加入する。

グリーンウォリアーズ強化のカギは補強と育成

チームの強化費も増えているようで、「プレッシャーはあります。」と正直に吐露した太田GM。

「ディビジョン1を目指すという力強い言葉をいただいている。昇格するには、それなりに戦力を得ないといけない。加えて、シンボリックな選手を採用していきたい」。

また、「東葛エリアの選手をいかに育成するか。沿線には流通経済大柏高校、茗溪学園高校、流通経済大学、筑波大学などがある。そういった出身選手を優先して取っていきたい。」と続けた。

グリーンウォリアーズ ラグビー面の責任者である太田GM-斉藤健仁撮影

ラグビー面の責任者である太田GM-斉藤健仁撮影

グリーンウォリアーズの選手たちが語る新体制への期待

JR東日本への恩返しを胸に戦う大和田立

早速、研修でトレインシミュレーターを体験したというベテランFL(フランカー)大和田立。

「新しくなったチームの団結力が勝敗につながると思う。なので、団結力を高めて勝利につなげていきたい。チームの運営が変わってワクワク感はある。JR東日本に恩返ししたいという思いでやりたい。」と新シーズンを見据えた。

グリーンウォリアーズ ベテランFLの大和田-斉藤健仁撮影

ベテランFLの大和田-斉藤健仁撮影

グリーンウォリアーズで昇格を目指す亀山昇太郎

また、2年目のPR亀山昇太郎も続く。

「組織が新しくなったので、楽しみな部分が大きい。今までできなかったこともやって、新体制で昇格を狙いたい。しっかりディビジョン1を目指すチームになっていきたい。」とコメントした。

グリーンウォリアーズで飛躍を誓う内川朝陽

同じく2年目のFL内川朝陽も、「スタッフと選手がなぜ、グリーンウォリアーズでラグビーをやるのかをもう1回、見つめ直している。社員選手が中心となってがんばりたい。」と話した。

そして、「また、グリーンロケッツ時代、試合に出られなかった。だからこそ、偉大な先輩(同ポジションの森山雄太)の背中を追い越せ、追い越す。という気持ちで頑張ってやっていきたい。」と意気込んだ。

グリーンウォリアーズ 2年目のFL内川とPR亀山-斉藤健仁撮影

2年目のFL内川とPR亀山-斉藤健仁撮影

グリーンウォリアーズ東葛が目指す新時代の頂点

かつて「緑の壁」と恐れられた守備。加えて、伝統的に武器だったスクラム、ラインアウトで日本ラグビーの頂点に立ったチームだ。

■記者プロフィール
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。2012年から2015年までエディー・ジャパン全54試合を現地で取材。ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「ラグビー語辞典」(誠文堂新光社)、「今こそ行きたい 欧州サッカースタジアム巡礼」(エクスナレッジ)など著書多数。
≫「X」アカウント
https://twitter.com/saitoh_k
アクセス
柏の葉公園総合競技場
  • 東海道新幹線 東京駅 - 上野東京ライン(38分)- 東武バスセントラル(17分)- 東大西停留所 - 徒歩(3分)
Journal-ONE投稿記者-斉藤 健仁
取材・文:
斉藤 健仁( 日本 )
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