四万十川を象徴する景観の一つである沈下橋は、増水時には橋が水面下に沈むよう設計されています。そのため落下防止用の手すりや柵といった欄干(らんかん)がないのが特徴です。流木などによる被害を抑えるための知恵から生まれた橋で、現在も流域には数多く残っています。

沈没しても壊れないのが沈下橋の特徴です-Journal-ONE撮影
ここ数年で高知県は映画やドラマの舞台になっているので、見たことある方も多いかもしれません。そんな沈下橋を目指して観光協会の山脇さんを先頭に中村駅を出発。住宅街を抜けるとさっそく見えてきたのが、川幅が広い四万十川です。河川敷にも緑が一面広がる壮大な景色。そんな緑一面の世界の中に大きな赤い橋が架かっていました。
建設から100年の赤鉄橋
こちらは「四万十川橋」。地元の方からは「赤鉄橋」という名で親しまれる、1926年(大正15年)に建設されたトラス橋です。実は今年で建設100年になると山脇さんが教えてくれました。選手たちは山脇さんから100年記念シールをプレゼントしてもらい、赤鉄橋をバックに記念撮影。
一面緑の自然の中に映える赤色の鉄橋。1世紀という長い時間、四万十川のシンボルとして愛されてきたのですね。その後は赤鉄橋に別れを告げて、川の上流に向けて自転車を漕ぎだします。四万十の旅はまだ始まったばかりです。

赤鉄橋の前で記念写真を撮る選手と山脇さん-Journal-ONE撮影
だんだんと山へ入っていく選手たち。普段は走ることのない道をサイクリングできて、とても気持ちよさそうです。少しの上り坂でも軽々と登っていくので、普段から厳しい練習をして体力をつけている選手はさすがだなと思いました。
途中には水分補給をしながら、山脇さんによる四万十川の豆知識を聞く時間も。話も弾み、楽しい雰囲気で再び漕ぎ始めましたが、なんだか最初よりペースが遅くなったような…?
吉本:私は初めてマウンテンバイクに乗りました。スイスイ進むけど慣れないので、少しお尻が痛いです(笑)。
体力はあっても慣れない自転車に乗るのは、少し大変なようです。

どんどん山道に入り、道が険しくなっていきます-Journal-ONE撮影
佐田沈下橋に到着
だんだんと山道に入って行き、出発から約1時間。ついに佐田沈下橋が見えてきました。佐田沈下橋は四万十川に架かる数ある沈下橋の中でも最下流・最長を誇る橋。その長さは291.6メートルもあり、地域住民の生活用道路でもあるため地元の方は車でも通行します。自転車は歩いて渡るというルールがあるため、ヴェールズの選手たちも徒歩で沈下橋を渡っていきます。
今回訪れた日は生憎の曇り空。前日には雨も降ったようで、水は濁ってしまい「四万十ブルー」を見ることはできませんでした。それでも水の流れる音を聞きながら、大自然を感じる選手たち。
辻井:地図で見ると沈下橋まで遠く感じましたが、普段感じられない場所を見たり、山脇さんのガイドを聞いていたらあっという間でした。

順調に走っていくと、ついに見えてきた佐田沈下橋-Journal-ONE撮影
田内:今回は懐かしさを感じつつも、四万十川周りのことをたくさん知ることができました。なによりマイナスイオンを感じながらサイクリングができて、気持ちよかったです。
雨の道には注意を
さて帰り道は、行きとは違う道から街に戻ります。少し雨が降ったこともあり、道路が濡れている状態。マンホールはもちろんですが、普通の道でも滑りやすくなっているんです。吉本選手も自転車に乗っていた時にタイヤがスリップしてしまうハプニングも。
吉本:十分に気をつけていたのですが、滑ってしまいました。慣れない自転車ということもありましたが、サイクリングをするときには雨の日には注意してください。
他にも、サイクリングをする際に注意するべきポイントを山脇さんには教えてもらいました。自転車は軽車両となるため、車と同じく車道を走ります。そのため、走行時は一列で追い越しをしないということ。

鮮やかな赤に包まれる赤鉄橋-Journal-ONE撮影















