迷ったときに見返せるよう、フォルトの一覧とあわせて確認しておきましょう。
パデルのサーブの打ち方
パデルのサーブは、力の強さよりも手順とタイミングで安定感が変わるショットです。ここでは、グリップの握り方から構え、バウンド、インパクト、打ったあとの動きまでを6つのステップに分けて紹介します。2026年版のルールに沿った打ち方をまとめているので、フォームを見直したい人も参考にしてみてください。
ラケットはコンチネンタルグリップで握る
パデルでは、サーブを含む多くのショットでコンチネンタルグリップが基本の握り方とされています。ラケットの面を地面と垂直に立て、握手をするようにグリップを握るのが目安です。
親指と人さし指の間にできるV字がフレームの側面に沿う形になっていれば、正しく握れています。金づちを持つときの握り方に近いことから、ハンマーグリップとも呼ばれます。握り替えずにフォアとバックの両方を打てるため、サーブ直後の返球にも対応しやすいでしょう。
なお、ラケットのストラップは手首に通すことが規則で義務づけられています。ストラップが切れたりラケットを落としたりするとポイントを失うため、構える前に確認しておきましょう。
体を横向きにして前足を打ちたい方向へ向ける
サーブの構えでは、体を正面ではなくやや横向きにします。右利きの場合は左足を少し前に出し、前足のつま先を対角にある相手のサービスボックスへ向けるのが基本の形です。利き足側の後ろ足に、まず体重を乗せておきます。
体を横向きにしておくと、打つときに腰と肩を回しやすくなり、腕の力だけに頼らずにボールを運べます。
立つ位置は、サービスラインから少し下がった場所にしましょう。前足を出してもラインに触れない距離をとっておけば、足元のフォルトを気にせずスイングに集中できます。左利きの人は、足の前後を反対にして同じ形をつくってください。
前足の横あたりにボールを落としてバウンドさせる
構えができたら、ラケットを持たない手でボールを持ち、体の横あたりで手を離して地面にバウンドさせます。目安は、前足の横からやや前の、腕とラケットを無理なく伸ばして届く位置です。
2026年版の規則では、打つまでにボールがサービスラインを越えてはいけません。前へ落としすぎると跳ねたボールが前に流れ、ラインを越えやすくなるため、体から離れすぎない位置に落とすことが大切です。
ボールは地面に叩きつけず、そっと手を離すだけで十分でしょう。毎回同じ位置と高さから落とせるようになると打点がそろい、サーブ全体のミスが減っていきます。
跳ね上がったボールを腰より下でとらえる
バウンドしたボールは、跳ね上がって頂点に達したあたりで打つと打点が安定しやすくなります。ただし、打つ瞬間のボールの高さは、必ず腰より下に収めなければいけません。
頂点が腰より高くなりそうなときは、ボールが落ちてきて腰より下に来てから打てば問題ありません。反対にバウンドが低すぎると、ひざを大きく曲げる必要があり、体勢が崩れやすくなります。
ひざを軽く曲げて重心を落とし、目線をボールの高さに近づけておくと、打点のずれを防げるでしょう。打つ瞬間までボールから目を離さないことも、空振りを防ぐうえで欠かせないポイントです。
体重を前に移しながら振り抜く
ラケットは大きく引きすぎず、体の横で軽く後ろに引いてから前へ振り出します。スイングは、水面に向かって小石を投げて跳ねさせる水切りのような動きをイメージするとつかみやすいでしょう。
振り出すときは、後ろ足に乗せていた体重を前足へ移しながら、腰と肩を回してボールを押し出すのがポイントです。前足は地面につけたまま振ると、片足接地のルールも自然に守れます。腕だけで強く振ろうとすると、打点が上がったりコースが乱れたりしやすいため注意しましょう。
打ったあとは、狙った方向へラケットをなめらかに振り抜きます。途中でスイングを止めないことで、スピードを抑えてもボールが安定して飛んでいきます。

打ったあとはネットへ前進する
サーブを打ち終えたら、その場にとどまらずネットの方向へ前進しましょう。パデルでは、サーブを打った側がネットに近い位置をとり、相手の返球をボレーで待ち構える展開が基本とされています。
前に出るタイミングは、フォロースルーの流れのまま踏み出すのが自然です。打ったあとに一度止まってしまうと、相手の返球への準備が遅れやすくなります。
パートナーと左右に並んでネット前を守る形を目指せば、相手が打てるコースを狭められるでしょう。サーブは得点を決めるショットというより、この形をつくるための最初の一打と考えると、力まずに打ちやすくなります。
サーブのコースと回転を使い分ける
サーブが安定して入るようになったら、次は相手コートのどこを狙うかを意識してみましょう。パデルのサーブは、コースの選び方しだいで相手の返しやすさが大きく変わります。代表的な狙いどころであるサイドガラス際とセンター、そして回転をかけるタイミングについて、それぞれの特徴と注意点を見ていきましょう。












