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この記事の目次
時 点 適用される点差
3回終了時 15点以上
4回終了時 10点以上
5回終了時以降 7点以上

天候不良などによる試合終了では、試合が成立する条件と、勝敗の判定に用いるスコアの扱いを確認する必要があります。終了した時点のスコアがそのまま採用されるとは限らず、再開や順延を含めて大会ごとの規定に従います。

7回で同点なら8回からタイブレークで決着をつける

7回を終えて同点の場合は、8回から走者を置いて攻撃を始めるタイブレークが採用されます。一般的には無死二塁とし、その回の先頭打者の前の打順の選手を二塁走者に置きます。前の回の最後のアウトが走塁中に生じた場合などもあるため、「最後にアウトになった選手」とは限りません。

走者がいきなり得点圏にいるため、送りバントで三塁に進めて犠牲フライを狙うのか、強攻策で一気に突き放すのかという采配の差がそのまま結果に出ます。延長が長引きにくい一方で、1球ごとの緊張感は7回までの比ではありません。

JDリーグでは8回は無死二塁、9回は1死二・三塁で攻撃を始め、レギュラーシーズンは9回を終えて同点なら引き分けになります。

ポストシーズンでの扱いは大会規定で確認してください。タイブレークの考え方は、用語解説集②でも紹介しています。

関連記事:初心者でも安心! 女子ソフトボール用語解説集②

出場選手は9人で、DP制を使うと10人になる

ソフトボールの守備は野球と同じ9人で、ピッチャー、キャッチャー、内野4人、外野3人という配置も変わりません。ただし、ピッチャーとキャッチャー以外は、フェア地域内であればどこを守っても構わないという自由度があります。足の速い打者に対して内野手が極端に前進して守るのは、このルールを生かした守り方です。

攻撃面では、野球の指名打者に似た「DP(指名選手)」という制度があり、これを使う場合は10人で出場します。打順に入るDPと、打順には入らず守備を担うFPを組み合わせる仕組みです。DPが守備に就くこともでき、FP以外の選手の守備を受け持つ場合もあります。

DPとFPの関係や、そこから生まれる「OPO」という状態については、選手交代ルールの章で詳しく整理します。

攻撃側のルール(走塁と打撃で野球と違う点)

攻撃側のルール(走塁と打撃で野球と違う点)

攻撃側のルールで野球と最も違うのは、走者の動きに関する決まりです。リードが取れないため盗塁や進塁の駆け引きが野球とは別物になり、打者の側にも打席の扱いや打ち方に独自のルールがあります。走塁、打席、打撃の3つに分けて見ていきましょう。

走者はピッチャーの手からボールが離れるまでリードできない

本記事で扱う国内ルールでは、走者はピッチャーの手からボールが離れるまでベースから足を離すことができません。野球のように投球前にリードを取ることは認められず、早く離れてしまうとそれだけで「離塁アウト」になります。野球を観慣れた方が最初に戸惑うのは、おそらくこのルールでしょう。

ただし、盗塁ができないわけではありません。ボールがリリースされた瞬間にスタートを切ることは認められているため、ピッチャーの腕の動きを読んで飛び出す「スタートの速さ」が盗塁の成否を分けます。塁間が18.29mと短いこともあり、足の速い走者は投球のタイミングを見計らい、次の塁を狙います。

守備側にとっては、牽制球で走者の動きを抑える必要がない代わりに、リリースと同時に動く走者への対応が求められます。キャッチャーの肩と内野手の連携が、野球以上に試合を左右する場面といえるでしょう。離塁アウトの詳細は用語解説集③でも紹介しています。

関連記事:初心者でも安心! 女子ソフトボール用語解説集③

打者はむやみにバッターボックスの外に出られない

ソフトボールの打者は、打席に入ったあと、審判の許可なくバッターボックスから出ることができません。野球では投球と投球の間に打者が打席を外して間を取る光景をよく見かけますが、ソフトボールではこの行為が制限されています。

試合のテンポを落とさないための決まりで、後述するピッチャーの20秒ルールと合わせて、ソフトボール特有のスピード感を支えています。

バッターボックスの形も野球と違い、横幅が狭く縦に長い形状です。これは、打席の中で前後に動きながら打つスラップなどの打法に対応したものと考えると分かりやすいでしょう。

観戦していると、打者が打席を外さずに淡々と次の球を待つ様子に気づくはずです。野球と比べて「間」が少なく、投手と打者の駆け引きがテンポよく進んでいくのは、このルールがあるからです。

スラップなど、ソフトボールならではの打撃がある

ソフトボールには「スラップ」と呼ばれる独特の打法があります。左打者が打席の後方からステップを踏んで前に走りながらバットに当て、打った勢いのまま一塁へ駆け抜ける技術です。塁間が短く、ピッチャーとの距離も近いソフトボールだからこそ成立する戦術で、足の速い選手が内野安打や相手のミスを誘うために多用します。

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取材・文:
Journal ONE( 編集部 )
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