JDリーグ2026シーズンも残すところ、あと2節。順位争いが激化してくるこの時期に、NECプラットフォームズが3連戦に臨んだ。今節の舞台は横浜ラウンド。相手は現在10勝13敗で同率5位の日立サンディーバだ。今季の対戦成績は1勝1敗の互角だが、このまま同率の場合は直接対決の結果で順位が前後してしまう。そのため、ここで勝ち越しておきたいところだ。
約1カ月ぶりのリーグ戦。そんなタイミングでの大事な一戦の先発を任されたのは山本 すみれ。長井 美侑とのバッテリーで、共に11勝目を掴みたい。対する日立の先発は長谷川 鈴夏。日立にとっても同じ状況の負けられない一戦であり、両者ともに譲れないゲームとなった。
最初に攻撃を仕掛けたのは日立。1回裏、先頭の杉本 梨緒が投手強襲の内野安打で出塁すると、2番・唐牛彩名も連続内野安打で続く。犠打で手堅く進塁させて得点のチャンスを作ると、4番・笠原 朱里が死球を受け、1死満塁とした。ここで5番のデジャ・ムリポラがフルカウントから一ゴロを放つが、一塁手・竹内 みのりが冷静に処理して得点を阻止。さらに2死満塁となり、6番・堀口 佳乃の内角足元へ鋭く落ちる変化球で三振に仕留め、山本・長井バッテリーが初回のピンチを無失点で切り抜けた。
2回裏にも、1死から8番・女鹿田 千紘が右前安打で出塁、2死後には1番・杉本が外角球を逆方向へ綺麗に打ち返す右前安打を放って、一塁走者を一気に三塁まで進めた。そして1死一、三塁と再び先制機の場面、2番・唐牛が三塁手・千葉 彩音の頭上へ鋭い打球を放った。しかしその打球に反応した千葉。一度グラブに当てた球が空中に跳ね上がるも、落ちてきた球を冷静に捕球しアウトに。ここも、山本の粘りと野手陣の堅守で無失点に抑えた。
一方、NECプラットフォームズの攻撃陣は、日立の先発・長谷川の好投を前に打者1巡を無安打、4三振と抑え込まれる展開。序盤は安打を放てず、山本は粘りの投球を続けながら味方の援護を待った。
そんななか、試合が動いたのは3回裏、日立の攻撃。先頭の保谷 蓮が死球で出塁すると、続く4番・笠原が1ストライクから左越えの2点本塁打を放って先制。ここまでチャンスを阻まれていた日立がようやく得点を奪い、2-0とリードした。
NECプラットフォームズは直後の2巡目に辻野 こころが待望のチーム初安打を放つも、後続が打ち取られてしまい得点には至らない。
そして、ここから日立の攻撃は止まらなくなっていく。4回裏、9番・北原 花菜絵の打球を投手・山本が失策で出塁を許すと、続く杉本が中前安打。さらに犠打での進塁を経て、チャンスを拡大。そして3番・保谷、4番・笠原が連続死球となり、押し出しで1点を追加。
さらにNECプラットフォームズの雲行きが怪しくなってきた場面で代打・藤森 捺未が送られた。満塁の好機で藤森が放った打球は、左翼手を越えて外野フェンスの奥へ吸い込まれる満塁本塁打となり、一挙4点を追加。日立に7-0と大きくリードを許した。
しかし日立の打撃陣の勢いは止まらない。5回裏、1死からこの日3本目となる杉本の安打でチャンスを作ると、この回もNECプラットフォームズの投手陣が制球に苦む。唐牛の死球、代打・森山 遥菜の四球で再び満塁とし、笠原の犠牲飛で1点を追加。リードを8点に広げ、先発の長谷川も衰えない勢いで完全に試合を主導権を握った。
6回裏、NECプラットフォームズは櫻田 采音がマウンドへ上がり、三者凡退に抑えて味方の反撃を待つ。
迎えた7回表、日立は小澤 奏音へと継投。するとここからNECプラットフォームズが意地を見せる。先頭の1番・木村 友奏、2番・辻野の連続安打に加え、3番・長井も死球で出塁。無死満塁というこの試合最大のチャンスを作った。そして4番・竹内が三飛に倒れたものの、続く代打・諏訪 いろはが左前適時打、さらに7番・塩田 優和が中前適時打を放ち、土壇場で2点を返した。
しかし2死後、日立はマウンドへ奥野 心を送り、最後の打者を空振り三振にきって試合終了。最終順位を左右する注目の直接対決は日立が制する結果となった。
今季3試合目は日立に軍配が上がり、対戦成績は2勝1敗に。しかし、まだまだ順位が入れ替わる可能戦は十分に残されている。今後の順位を大きく左右する3連戦。気持ちを入れ替え、明日からの試合での巻き返しに大いに期待したい。

-
サーティーフォー保土ヶ谷球場
- 東海道新幹線 新横浜駅‐JR横浜線 横浜駅‐相鉄線 星川駅‐横浜市営バス 保土ヶ谷野球場前-徒歩 3分
- 東海道新幹線 新横浜駅‐JR横浜線 横浜駅‐JR横須賀線 保土ヶ谷駅‐横浜市営バス 保土ヶ谷野球場前-徒歩 3分
- 取材・文:
- Journal ONE( 編集部 )
その他の速報
この記事の関連記事















