女子硬式野球の頂点を決める戦いが、いよいよ佳境へ突入した。
女子硬式野球日本一を決める頂上決戦
この大会は、高校女子硬式野球選手権大会上位4校、大学女子硬式野球選手権大会上位8校、そして全国のクラブ強豪が集結する女子野球界最高峰の舞台だ。さらに、カテゴリーの垣根を越えて「今年の女子硬式野球日本一」を決める唯一の大会でもある。
普段であれば高校、大学、クラブはそれぞれ別のカテゴリーで戦う。しかし、この大会では全国トップレベルの選手たちが同じトーナメント表に名を連ねる。そのため、高校生がクラブチームに挑み、大学生が社会人選手主体のチームと真っ向勝負を演じるなど、毎年数々のドラマが生まれてきた。
また、女子野球界の未来を担う若い世代と、豊富な経験を誇るクラブ選手たちがぶつかり合うことも、この大会ならではの魅力だ。だからこそ、女子野球ファンからは「真の日本一決定戦」として高い注目を集めている。

昨年の覇者・エイジェック-Journal-ONE撮影
女子硬式野球 高校・大学勢がクラブ強豪に挑む下剋上
大会2日目となったこの日は、カテゴリーの壁を越えた熱戦が続いた。
なかでも注目を集めたのが、第30回記念全国高校女子硬式選手権大会準優勝の学校法人石川高等学校による勝利だ。同校はクラブ強豪の茨城ゴールデンゴールズを2-1で撃破。経験で勝るクラブチームを相手に堂々と戦い抜き、高校生による見事な下剋上を成し遂げた。
また、大学勢では桃山学院大学が東海NEXUSとの接戦を制し、ベスト8入りを果たした。大学王者としての実力を発揮するとともに、優勝争いへ名乗りを上げる結果となった。
さらに、高校生や大学生がクラブチーム相手に互角以上の戦いを見せたことで、女子硬式野球界全体のレベル向上を印象付ける一日にもなった。だからこそ、準々決勝以降も下剋上への期待は高まるばかりだ。

大学選手権を制した桃山学院大学‐Journal-ONE撮影
女子硬式野球クラブ王者たちの意地も健在
一方で、クラブチームも王者の意地を見せた。
阪神タイガースWomen、エイジェック、読売ジャイアンツ女子、アサヒトラスト、サンブレイズが順当に勝ち上がり、ベスト8のうち5チームを占めた。
今夏の全日本女子硬式クラブ野球選手権大会でしのぎを削ったクラブ勢にとって、この大会は「クラブ日本一」を超えた戦いとなる。なぜなら、その先には「女子硬式野球日本一」という最高の称号が待っているからだ。
そのため、準々決勝からは高校・大学勢による挑戦と、クラブ勢のプライドが真正面からぶつかり合うことになる。まさに女子野球界最高峰のステージにふさわしい顔ぶれがそろった。

クラブ選手権 準優勝の阪神-Journal-ONE撮影
女子硬式野球選手権大会ベスト8一覧
阪神タイガースWomen(クラブ)
女子硬式野球界を代表する人気チームのひとつ。2回戦ではクラーク記念国際高等学校を6-1で下し、順当に準々決勝へ進出した。クラブ選手権準優勝の実績を持ち、経験豊富な戦力を誇るだけに、優勝候補の筆頭格として注目される。
エイジェック(クラブ)
日本大学国際関係学部を相手に10得点を奪う猛攻を披露した。投打ともに戦力が充実しており、毎年のように全国タイトル争いに絡む強豪だ。さらに勢いも十分で、日本一へ向けた期待は大きい。
読売ジャイアンツ女子(クラブ)
ZENKO BEAMSとの投手戦を制し、サヨナラ勝ちでベスト8入り。女子野球界屈指の知名度を誇るチームであり、多くのファンの期待を背負う存在でもある。また、接戦を勝ち切る勝負強さは短期決戦で大きな武器となる。

サヨナラ勝ちで勢いに乗る読売ジャイアンツ-Journal-ONE撮影
アサヒトラスト(クラブ)
淡路BRAVE OCEANSとの接戦を7-6で制して勝ち上がった。序盤の大量得点を守り抜く粘り強さを見せており、全国舞台での経験値も高い。したがって、上位進出を狙うダークホース的存在と言える。


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マドンナスタジアム
- 取材・文:
- 編集部-矢澤( 日本 )
















