色とりどりの傘が輝く、アンブレラスカイ 2026。Journal-ONE取材版がお届けする、ムーミンバレー完全攻略レポート【第一弾、第二弾、先行公開中!】

色とりどりの傘が輝く、アンブレラスカイ 2026。Journal-ONE取材版がお届けする、ムーミンバレー完全攻略レポート【第一弾、第二弾、先行公開中!】

海遊館オフィシャルショップの店内。ペンギンやジンベエザメのぬいぐるみをはじめ、海遊館オリジナルグッズが並んでいる。
TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn

 取材を終えて、田井さんと別れた後のことを、少し書き加えておきたい。

館内をぐるりと案内していただいた後、最後に立ち寄ったのがオフィシャルショップだ。正直に言う。ここで私は、完全に財布の紐が緩んだ。

飼育員にしか、思いつかない。

「オウサマペンギン三変化ぬいぐるみ」——卵からヒナ、そして親鳥へ

海遊館のオフィシャルショップは、去年の年末にリニューアルしたばかり。ここで売られているのは、ほぼすべてがオリジナル商品だ。よそでは買えない、海遊館でしか手に入らないものばかりが並んでいる。

なかでも目を引いたのが、「オウサマペンギン三変化ぬいぐるみ」だ。卵、ヒナ、親鳥——成長の三段階をそれぞれのぬいぐるみで表現した、なんとも憎らしい発想の一品である。

「飼育員と商品担当が協力して作ってるんですよ」

と田井さんが教えてくれた。そりゃそうだろうと思う。ペンギンの成長をこんな風に商品化しようと思いつくのは、毎日ヒナの育ちを見守っている人間以外にいない。

海遊館オフィシャルショップで販売されている「ペンギン三変化」のぬいぐるみ。卵からヒナ、親鳥へと成長する姿が再現されている。

海遊館オリジナルグッズ「オウサマペンギン三変化ぬいぐるみ」。

田井さんが手に取って見せてくれたのは、ペンギンの成長過程を卵・ヒナ・親鳥の3段階で

表現したユニークなぬいぐるみだった。—Journal-ONE撮影

生殖器の有無まで——ジンベエザメぬいぐるみのこだわり

もう一つ、見逃せないのがジンベエザメのぬいぐるみだ。オスとメスのバージョンがそれぞれあって、その違いがまた細かい。オスには腹ビレの付け根に生殖器が2本あり、メスにはない——そこまで再現してあるのだ。エラ穴もちゃんとついている。

「絶対わからないですからね、そこは」と田井さんが笑っていたが、わかる人にはわかる。そしてわかった瞬間、妙にうれしくなる。それがまた、この商品の罪なところだ。

海遊館オフィシャルショップに並ぶジンベエザメのぬいぐるみ。大小さまざまなオリジナルグッズが販売されている。

海遊館オリジナルのジンベエザメぬいぐるみ。

見た目の可愛らしさだけでなく、オスとメスの違いや

エラ穴まで再現する細かなこだわりが詰まっている。—Journal-ONE撮影

架空の商品企画室——ショップのコンセプトについて

部屋のコンセプトも面白い。架空の「商品企画室(仮)」というコンセプトで作られていて、実際の飼育現場で使われているバケツや、魚を運ぶための四角いキャスター付きの台(「ダンベ」と呼ぶらしい)、そしてジンベエザメの給餌で使った本物の柄杓まで展示してある。水族館のバックヤードが、そのままショップに転がり込んできたような、不思議な空間だ。

海遊館オフィシャルショップ内の「架空の商品開発部」をテーマにした展示空間。飼育現場をイメージした道具や備品が並ぶ。

海遊館オフィシャルショップのコンセプトは架空の「商品企画室(仮)」。

実際の飼育現場で使われていた道具や備品が展示され、水族館のバックヤードに

迷い込んだような空間が広がっている。—Journal-ONE撮影

ジンベエソフトを、海の前で。

水色と白のストライプ——海外客にも大人気の定番

大阪港エリアの水族館「海遊館」の出口改札外にある、無料ゾーンのドリンクスタンド「SEA SAW(シーソー)」。白を基調とした明るい店内に、鮮やかな黄色のカウンターが配され、正面には「SEA SAW DRINK STAND」の白いロゴが描かれている状態。カウンター上部には液晶モニターが設置され、水色と白のストライプが施された名物「ジンベエソフト」のイメージ画像が映し出されている。

ドリンクスタンド「SEA SAW」の外観。©海遊館

出口改札を抜けた無料ゾーンにあるのが、気軽にフードやドリンクを楽しめるドリンクスタンド「SEA SAW」。ここで田井さんが強くすすめてくれたのが「ジンベエソフト」だ。

水色と白のストライプ模様——まさにジンベエザメの体色をそのまま再現した、見た目から楽しいソフトクリームである。

「これ、海外の方にも大人気なんですよ。写真撮ってる方がたくさんいらっしゃいます」

なるほど、確かにこれは撮りたくなる。

大阪港のウォーターフロントに位置する水族館「海遊館」のドリンクスタンド「SEA SAW」で提供されている名物スイーツ。ワッフルコーンの上に、ジンベエザメの体色を忠実に表現した水色(ソーダ味)と白(バニラ味)の美しいストライプ模様のソフトクリームに、きらめく白いアラザンが斑点模様のようにトッピングされている。

ジンベエザメの体色をイメージした「ジンベエソフト」。

水色と白のストライプが目を引き、思わず写真を撮りたくなる

海遊館の人気スイーツだ。©海遊館

おすすめの食べ方——広場のオブジェを眺めながら

せっかくなら、エントランス前の広場に出て、海を眺めながら食べるのがおすすめだ。広場には波をテーマにしたオブジェが点在していて、タコやペンギン、シュモクザメやアザラシが気持ちよさそうに泳いでいる。日陰もある。港の風が、背中をゆっくりと押してくる。

ジンベエソフトを片手に、大観覧車を見上げながら、しばらくぼんやりするのがいい。たくさん歩いて、たくさん見て、体を動かした後の冷たいソフトクリームは、格別だ。これもまた、海遊館の「ちゃんとした楽しみ方」の一つだと思う。

夕方に来るという選択肢。

夜8時まで営業——都市型水族館ならではの強み

田井さんが最後にこっそり教えてくれたことがある。

「夜8時まで営業してますから、夕方から来るのもええですよ。日が落ちると、広場のオブジェがライトアップされて、またきれいですから」

都市型の水族館ならではの強みだという。一般的な水族館が5時や6時に閉まるなか、海遊館は夜まで営業している。冬なら5時ごろからイルミネーションが映えはじめ、夜の時間もたっぷり楽しめる。

夜の海遊館前広場。ライトアップされたジンベエザメのオブジェと海遊館の建物が幻想的に輝いている。

日が落ちた海遊館前の広場。

ライトアップされたオブジェが、昼間とは違う海の世界を醸し出していた。—Journal-ONE撮影

夕方からのモデルコース

夕方に来て、館内をゆっくり見て、閉館近くに外へ出て、ライトアップされた広場でジンベエソフトを食べて、天保山マーケットプレースのフードコートで夜景を眺めながら夕食を——そんな一日の締め方も、なかなか悪くない。なお、入館は日時指定券制(事前購入で並ばずに入場可能)なので、お出かけ前に公式サイトでの予約を忘れずに。

■記者プロフィール
編集部-小谷
ナイトランが好きなインドア派。旅と朝カフェ、鮮魚コーナーを愛するJournal-ONE編集部員。メーカーでのアートディレクター・商品企画を経て、気づけばメディア運用側へ。
取材・文:
編集部- 小谷( 日本 )
この記事の関連記事
TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn