ながとブルーエンジェルスが前人未到の4連覇を達成した。女子セブンズ国内最高峰の舞台での快挙達。北海道・札幌で開催されたグランドファイナルにおける、その栄光の軌跡を振り返る。
ながとブルーエンジェルスが挑んだ年間王者決定トーナメント
8月9日(日)、北海道の『大和ハウス プレミストドーム』で、今年のセブンズの女王を決める1DAYトーナメント『太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2026 グランドファイナル札幌大会』が行われた。決勝で『ながとブルーエンジェルス』が、『東京山九フェニックス』を26‐19で下し、4年連続(6度目)となる年間総合優勝に輝いた。

4連覇を達成したながとブルーエンジェルス (C)JRFU
ながとブルーエンジェルスを含む上位8チームの構図
太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2026はシリーズ3大会(熊谷・栃木・北九州)が行われ、各大会での順位をポイント化し、ポイント合計の上位8チームがグランドファイナルに出場。トーナメントで年間総合順位とシリーズ王者を決める大会だ。
まずは、シリーズの2大会で優勝した『ながとブルーエンジェルス』が第1シード。つづく第2シードは、準優勝2回の『PEARLS』となった。
さらに、2大会でベスト4に入った『日本体育大学ラグビー部女子』が第3シード。栃木大会で悲願の初優勝を果たした『ナナイロプリズム福岡』が第4シードに入った。
因みに、第5シード以下は『横河武蔵野Artemi-Stars』『東京山九フェニックス』『YOKOHAMA TKM』『ARUKAS QUEEN KUMAGAYA』の順だった。
強豪が揃った準々決勝・準決勝の激戦
準々決勝からやや波乱が起きたと言えよう。横河武蔵野Artemi-Starsが延長戦の末、ナナイロプリズム福岡を22-17で下した。
さらに大会を重ねるごとに調子を上げていた東京山九フェニックスが、日本体育大学ラグビー部女子に43-0で大勝。ベスト4に進出した。
準決勝はメンバーを交替しながら戦っていたながとブルーエンジェルスが、横河武蔵野Artemi-Starsに45-0で快勝。一方で、東京山九フェニックスがPEARLSに31-14も勝利。
決勝は4連覇を目指すながとブルーエンジェルス。対するは、2022年大会以来の優勝を狙う東京山九フェニックス。この2チームの激突となった。

1回戦、ながとは先制されたが逆転勝利 (C)JRFU
ながとブルーエンジェルスが制した決勝戦の攻防
代表経験者が揃うハイレベルな決勝の序盤展開
ブルーエンジェルスの大谷芽生は「総合優勝を決める舞台に来られてうれしい。良い入りができるように準備したい」と話し、フェニックスの松田凜日は、「毎試合修正して、ここまで順位を上げて来られたので、みんな優勝を掴み取りたい」と語気を強めた。
ブルーエンジェルスは大谷だけでなく、平野優芽、矢崎桜子の7人制日本代表『サクラセブンズ』の3人とオーストラリア代表の3人が先発。フェニックスも松田、西亜利沙、田中笑伊、岡元涼葉、古田真菜、松村美咲ら、7人制や15人制で日本代表歴のある選手が先発した。
緊張感が漂う中でキックオフされたファイナル。先制したのはフェニックスだった。前半3分、サバナ・ボッドマンがトライを挙げて、5点を先制する。しかし、ブルーエンジェルスもすぐに反撃し、4分、平野優芽がゲインした後、ボールを動かしてオーストラリア代表のアマーリ・ハラが中央にトライを挙げて、7-5と逆転した。

落ち着いた判断でチームを勝利に導いた平野。北九州大会 (C)JRFU
ながとブルーエンジェルスが逆転で勝利を引き寄せた後半戦
その後、フェニックスがすぐにトライを返して7-12としたが、前半終了のホーンが鳴った後の7分、ブルーエンジェルスの矢崎がパスダミーを交えて左ライン際を突破してトライを奪い、14-12と逆転して前半を折り返した。
後半2分、ブルーエンジェルスは落ち着いてボールを継続。相手の隙を見逃さず、平野優芽が中央にトライ。5分にも、ながとらしいすばらしい連続アタック。最後はオーストラリア代表のマッケンジー・デイビスがトライを奪い、26-12として勝負を決めた。最後に相手に1トライを返されたものの、26-19でノーサイドを迎えた。

栃木大会 トライを挙げる新人の矢崎-斉藤健仁撮影

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