心ほどける四国の旅。もっと四国を楽しむ!四国を元気に!サポーターズサイトを見る

心ほどける四国の旅。もっと四国を楽しむ!四国を元気に!サポーターズサイトを見る

TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn

アジア競技大会で初めて正式競技として採用された「パデル」。大会4日目となる10月1日、戦いはいよいよ準々決勝を迎えた。前日までの熱戦を勝ち抜き、男女それぞれ8ペアに絞られたトーナメント。ここを勝てばベスト4進出となる大一番に、日本勢は男子2ペア、女子2ペアの全4ペアが挑んだ。

男子は富田 一輝選手・畠山 成冴選手ペアと、安藤 輝明選手・中村 進之介選手ペア。女子は佐藤 千文選手・小澤 琴巳選手ペアと、第2シードの塚本 早紀選手・徳本 佳恵選手ペアが登場。地元・名古屋から大きな声援が送られる中、日本勢によるベスト4をかけた戦いが幕を開けた。

勝てばベスト4。アジア大会初代メダリストの座を見据え、日本勢はどんな戦いを見せたのか。多くの観客が見守るなかで緊張感と熱気に包まれた大会4日目、日本代表4ペアの準々決勝を振り返る。

つかみ切れなかった自分たちの流れ、佐藤・小澤ペアは準々決勝で涙

つかみ切れなかった自分たちの流れ、佐藤・小澤ペアは準々決勝で涙

この日、日本勢の先陣を切ってコートに登場したのは、第1シードの期待を背負う佐藤 千文選手・小澤 琴巳選手ペア。インドネシアのファドナ・クスマワティ選手・フィトリアニ・サバティニ選手ペアと、ベスト4進出をかけて対戦した。

第1セット、立ち上がりから主導権を握ったのはインドネシアペア。強烈なショットに押され、佐藤・小澤ペアは序盤から追いかける展開となった。第3ゲームでは3連続ポイントを奪うなど反撃を試みるも、デュースからゲームを取り切れない。その後も流れを引き寄せることができず、まさかの0-6で第1セットを落とした。

巻き返したい第2セットも、インドネシアペアの勢いは止まらない。強打やコースを突くショットを前に2ゲームを連取される。それでも第3ゲームでは粘り強いラリーから40-0と先行し、最後は決め切ってこの日初めてゲームを奪取。反撃への期待が高まったが、第4ゲームをデュースの末に落とすと、再びインドネシアペアのペースへ。場外へ飛び出すほどの強烈なスマッシュにも苦しみ、第2セットも1-6。第1シードの佐藤・小澤ペアがストレートで敗れ、惜しくも準々決勝で姿を消した。

試合後、小澤選手が悔やんだのは、自分たちらしい形へ流れを変え切れなかったことだった。「自分たちらしいプレーとか、こっちの流れに思い切って変えるところで、あと1個足りなかった」と振り返る。相手の決定力に加え、自分たちがポイントを追う展開が多くなり、最後まで主導権を取り戻せなかったという

それでも試合中も2人で打開策を探った。高いロブで時間を作り、前のポジションをキープすることを意識したものの、思うように徹底できなかった。佐藤選手も「高いロブを策として持っていた」と話しながら、高さやスピードに課題が残り、自分たちの時間を作れなかったと振り返った。

それでも、苦しい時間が続く2人を支えたのは、スタンドを埋めた日本の応援だった。小澤選手は「たくさん応援いただいて、非常に力になった」と感謝。佐藤選手も、コートから見上げた先に多くの応援する姿が見えたことが「すごい力になりました」と話した。

今大会を通じて、小澤選手が強く感じたのはアジア勢の成長だ。「この大会のおかげで、アジアの選手たち全員が力を一段、二段階上げられた」と語り、各国がこの舞台へ向けて力を高めてきたことを実感したという。第1シードとして挑んだ初代メダルへの道はベスト8で途絶えた。それでも、世界へ挑み続ける2人にとって、この悔しさもまた次なる戦いへつながっていく。

土壇場で見せた意地の反撃、富田・畠山ペア、高かった“あと一歩”の壁

土壇場で見せた意地の反撃、富田・畠山ペア、高かった“あと一歩”の壁

第2試合に登場したのは、大会2日目に準々決勝進出を決めた富田 一輝選手・畠山 成冴選手ペア。試合開始を迎える頃には、会場の名古屋市東スポーツセンターに立ち見が出るほどの観客が詰めかける中、イランのファルサド・シャヒ選手・アミルモハマド・ジャムシディ選手ペアと対戦した。

第1セットは、オープニングゲームからダイナミックなショットが飛び交う激しい展開に。富田選手の好リターンやネット際を突く巧みなプレーなどで対抗するものの、イランペアの力強いショットに押され、序盤から追いかける形となった。第3ゲームを奪って反撃するも、接戦となった第4ゲームをスターポイントの末に落とすと、その後も流れを変えられず。1-6で第1セットを失った。

それでも第2セット、日本ペアは戦い方を修正する。立ち上がりから2ゲームを連取すると、そこからは互いに譲らないシーソーゲームに。畠山選手の巧みなショットや、コート外へたたき出す豪快なスマッシュも飛び出し、会場を沸かせた。終盤には5-6と後がなくなったが、富田選手が意地のスマッシュを決めるなど土壇場で踏ん張り、勝負をタイブレークへと持ち込んだ。

第3セットへの望みをつなぐタイブレーク。富田選手の好リターンで3-1と先行した日本ペアだったが、イランも強打で応戦する。一進一退の攻防に会場の声援も一段と大きくなる中、最後まで食らいついたものの、あと一歩届かず。ベスト4進出はならなかった。

アクセス
名古屋市東スポーツセンター
  • 東海道新幹線 名古屋駅‐桜通線/東山線 久屋大通-名城線 ナゴヤドーム前矢田-徒歩5分
jone_logo
取材・文:
Journal ONE( 編集部 )
この記事の関連記事
TwitterFacebookLinePinterestLinkedIn