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2026年9月28日、愛知・名古屋アジア競技大会で初めてとなるパデル競技が始まる。 男女それぞれで、アジア大会史上最初のパデルメダリストが誕生する歴史的な大会だ。 日本代表としてその舞台に立つ一人が、ジャーナルワンが大会前にインタビューした佐藤千文選手。 佐藤選手が掲げている目標は「メダル獲得」だ。 では、実際にメダルを狙うためにはどこがポイントになるのか。 日本人選手や各国・地域から出場を予定している選手について、国際ランキングや近年の実績、これまでの競技歴から見どころを探ってみた。

佐藤千文が狙う「アジア大会最初のメダル」

佐藤千文が狙う「アジア大会最初のメダル」

佐藤千文選手は、Journal ONEのインタビューでアジア大会の目標について、 「もちろん目標はメダル獲得です」 と明言している。 自身の武器として挙げたのは、粘り強くラリーを続け、その中から攻撃のチャンスを見つけるプレースタイルだ。 壁を利用することでラリーが続きやすいパデルでは、簡単にポイントを決めようとせず、相手のミスや攻撃できるタイミングを待つことも重要になる。 佐藤選手自身も、 「私は粘り強くラリーを続けることを得意としています」 と話している。 国際パデル連盟のFIPランキングでは、2026年9月21日時点で世界187位。 2026年にはFIP Gold上海でベスト16、FIP Bronzeパンガンでベスト4に入り、ほかにも複数のFIP Bronze大会でベスト8まで勝ち進んでいる。 年間を通じて国際ツアーを経験していることは、アジア大会でも一つの強みになる。

日本には世界100位台前半の選手もいる

日本には世界100位台前半の選手もいる

佐藤選手以外の日本人選手にも注目したい。 女子には、FIP世界ランキング126位の選手が出場予定。 この選手は2026年、FIP Bronze香港Ⅱで優勝。 さらにFIP Silver平原大会で準優勝し、複数のFIP Bronze大会でもベスト4に入っている。 もう一人、世界144位の日本人選手も出場を予定している。 こちらも2026年にはFIP Silver平原大会やマニラ大会でベスト4に進出。FIP Gold上海でもベスト16に入った。 世界のトップ10、トップ50に入るようなスター選手が日本勢にいる、という状況ではない。 一方で、FIPの国際ツアーを継続して戦い、世界100位台で実績を残している選手が複数いる。 今回の日本勢を見るうえでは、「世界的な有名選手がいるか」よりも、「国際ツアーで戦える選手が複数いる」という点に注目したい。

日本女子は前年のアジア王者

もう一つ、日本女子にとって大きな材料がある。 2025年に開催された第1回FIP Asia Padel Cupで、日本女子代表は優勝している。 決勝ではイランを2勝0敗で破り、初代アジアチャンピオンとなった。 3位はインドネシアだった。 もちろん、FIP Asia Padel Cupは国別の団体戦。アジア競技大会はペア種目であり、同じ大会ではない。 しかし、日本女子がアジアの強豪国を相手に結果を残していることは、今回の大会を見るうえで重要な参考材料になる。

佐藤選手が警戒するインドネシアにはFIPツアー優勝者

佐藤選手がJournal ONEのインタビューでライバルとして挙げた国がインドネシアだ。 「最近すごく伸びてきていますし、選手層も厚くなってきています」 と話している。 その言葉を裏付けるように、今回出場を予定しているインドネシア勢には、国際大会で結果を残している選手がいる。 女子の一人は2026年5月、FIP Bronzeジョグジャカルタで優勝。 インドネシア人選手として初めてCUPRA FIP Tourのタイトルを獲得した。 近年急速にパデル人気が高まっているインドネシアを象徴する選手の一人だ。

テニスでアジア大会を経験した選手もインドネシアから出場予定

インドネシアには、さらに興味深い経歴を持つ選手がいる。 もともとはテニス選手として長く国際大会を戦い、過去のアジア競技大会にもインドネシア代表として出場。 SEA Gamesでも女子ダブルスや団体戦などで複数のメダルを獲得してきた。 2023年に行われた杭州アジア競技大会では、テニス女子ダブルスでベスト8まで進出している。 今回は競技をパデルに変え、再びアジア大会の舞台に立つ予定だ。 テニスとパデルは似た部分がある一方、壁の使い方やポジショニングなど大きく異なる部分もある。 国際レベルのテニス経験をどのようにパデルへ生かすのかも注目したい。

フィリピンにはアジア太平洋大会MVP経験者

フィリピンにも、アジア地域ですでに結果を残している選手がいる。 女子選手の一人は、2025年のAsia Pacific Padel Cupで女子MVPを獲得。 フィリピンは同大会で香港を破って優勝しており、その中心選手の一人だった。 2026年に入ってからもAsia Pacific Padel Tourの複数大会で優勝や上位進出を続けている。 また別の選手には、テニスでフィリピン代表として国際団体戦を経験し、国内大会で数多くの優勝実績を持つ選手もいる。 異なる競技で国際経験を積んできた選手たちも、今回の大会の興味深い存在だ。

アクセス

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取材・文:
Journal ONE( 編集部 )
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