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Windows3 に向け合宿で練習する渡邊雄太-永塚和志撮影
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Windows3 に向けた合宿での齋藤拓実(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)-永塚和志撮影

Windows3 に向けた合宿での齋藤拓実(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)-永塚和志撮影

Window3で求められる戦術的アップデート

桶谷HCは「ハイプロダクティビティ、高い生産性のあるチームを作りたい。」と話している。今回、NBA組の八村塁(昨季はロサンゼルス・レイカーズ所属)と河村勇輝(同シカゴ・ブルズ、直前合宿には途中から参加していた)が不在。その状況においても、チームのコンセプトに沿ったプレーを遂行している。加えて、各選手の「尖った部分」を最大化する。これにより、攻守においてより効率の高い戦いぶりを求めていく。

ホーバス政権下での際だった戦いぶり。それは、攻守の切り替えを速くしながら2Pよりも1.5倍の価値のある3Pシュートを多用するところだった。一方、桶谷氏のチームでは3Pに固執することはない。攻撃の「ペース」と味方との連携によって作り出す「スペース」を重視。その結果、より確実性の高いシュートを狙っていく。

Windows3 へ向けた合宿で比江島と話す桶谷HC-永塚和志撮影

合宿で比江島と話す桶谷HC-永塚和志撮影

中国・韓国の最新戦力とWindow3の脅威

Window2で日本は中国に87-80で敗れ、韓国には78-72で勝利した。中国戦では最大15点をつけながら逆転での敗戦となった。いずれにせよ、Window3では中国、韓国の両国とも選手を少なからず入替えて臨んで来るのは間違いない。

中国は21名の候補選手を公表してWindow3へ向けた強化合宿に入った。

メンバーには、昨年のNBAドラフトで1巡目(全体16番目)指名を受けポートランド・トレイルブレイザーズに入団した身長216cmのヤン・ハンセン。さらに、昨年同国の銀メダル獲得に貢献したジュンジー・ワン(2026-27より米NCAAサンフランシスコ大からマサチューセッツ大へ転校、身長206cm)。加えて、イタリア生まれで現在サンフランシスコ大に所属のPG、ジャオ・ウェイルンらが名を連ねる。

一方で、Window2で10得点を挙げるなど活躍し、闘将の異名を持つPGジャオ・ルイ。同じく代表で実績のある選手が数名、候補者リストから漏れた。

Window3 韓国代表の主力不在と新戦力

韓国はエースのイ・ヒョンジュンが、Window3 へは参加しない。2025-26シーズンに長崎ヴェルカの主力としてBリーグタイトル獲得に大きく寄与したイ。今回は、サンアントニオ・スパーズの一員としてNBAサマーリーグに出場する。

ここまでの予選で平均24.8得点、9.8リバウンド、3P成功率44.2%。イの不在は同代表にとってもちろん痛い。しかし、米NCAA・シアトル大で川島悠翔のチームメートで2025-26は平均12得点を記録したパワーフォワードのヨ・ジュンソク。彼が加わったことで、日本にとっては変わらず侮れない相手となる。

イ・ヒョンジュンと共に長崎ヴェルカ優勝に貢献した馬場も代表入り-永塚和志撮影

イ・ヒョンジュンと共に長崎ヴェルカ優勝に貢献した馬場も代表入り-永塚和志撮影

渡邊雄太が語る“変わらない姿勢”

渡邊雄太(千葉ジェッツ)は、「仮に相手のメンバーがベストじゃないとしても(日本が)手を抜いて勝てるほどの圧倒的な強さは持っていない。」と気を抜かない。

ホーバス氏がHCだった時の日本はあくまで自分たちのプレースタイルを信じ抜いてきた。そして、強みを出すことにとことんこだわっていた。今回のWindow3については「どういうメンバーで相手が来てもアウェイーの試合でやりにくいのは間違いない。」とした渡邊。日本が自分たちのゲームの遂行に注力するという点に変わりはない。改めて、強い口調で語った。

「自分たちは今まで結果をちょっとずつ残してきている。それは、相手が強かろうが、自分たちと同じくらいの世界ランクだろうが、相手に対して常にハードワークして勝ってきたと思っている。相手がどういうメンバーだろうがその気持ちの部分は変わらない。それは、誰がコーチであってもだと思います」。

渡邊雄太(千葉ジェッツ)-永塚和志撮影

渡邊雄太(千葉ジェッツ)-永塚和志撮影

2次ラウンドとワールドカップ出場への道筋

日本が2次ラウンドに進出した場合、2次ラウンドではグループDの通過国との対戦となる。グループDは現状、レバノン、カタール、サウジアラビア、インドの順位となっている。Window4は8月末の開催だ。

■記者プロフィール
永塚 和志
フリーランススポーツライター。Bリーグ、男女日本代表を主にカバーし、FIBA W杯や米NCAAトーナメントを取材。他競技ではWBCやNFLスーパーボウル等の国際大会の取材経験もある。著書に「''近代フットボールの父'' チャック・ミルズが紡いだ糸」(ベースボール・マガジン社)があり、東京五輪で日本女子バスケ代表を銀メダルに導いたトム・ホーバスHC著「ウイニングメンタリティー コーチングとは信じること」、川崎ブレイブサンダース・篠山竜青選手 著「日々、努力。」(ともにベースボール・マガジン社)等の取材構成にも関わっている。

「X」アカウント https://x.com/kaznagatsuka
アクセス
味の素ナショナルトレーニングセンター
  • 東海道新幹線 東京駅 - 上野東京ライン(17分)- 赤羽駅 - 国際興業バス(7分)- HPSC陸上門バス停留所 - 徒歩3分
Journal-ONE記者の永塚和志氏
取材・文:
永塚 和志( 日本 )
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